韓国のドラマを何故見たいのでしょうね?
何を見ているのかよくわかりませんが、家内も韓国ドラマのファンで、
ダビングして子供や私がいない時間帯に一人でこっそり見ているようです。
教会でも婦人たちが韓国ドラマのDVDを貸し借りしたりしています。
何故そんなに好きなのか、家内に聞いてみました。すると
「今の日本にはなくなった懐かしさがある。
同じ恋愛ドラマだったとしても日本のドラマと違って、ドロドロしていない。
話の内容がとても単純でわかりやすく、情の移入がしやすい。
勧善懲悪だから、気持ちがいい。
韓国ドラマの特徴はとにかく出生の秘密が多い。
話のどんでん返しが強烈。昔見た山口百恵の赤いシリーズみたい」と言っていました。
赤いシリーズなんて、若い方は知らないだろうな。。。
そんな、日本の女性に根強い人気の韓流ドラマ、その理由は何なのか、
今日は前半部分を解説します。
韓国は儒教の国だと言われます。
儒教文化が今でも根付いており、
特に自分より目上の人を敬うことが美徳と考えられているので、
年上の人には必ず敬語を使います。
ですから、恋人同士においても、女性が男性のことを「オッパ(お兄さん)」と呼び、
敬語を使って話しています。
ちょっと日本では考えられない光景ですが、韓国では当たり前なことです。
ですから、韓国ドラマを直訳すると日本人には合わないので、意訳しているのです。
また、儒教は「孝」を大切にします。
「子」が「老」を背負ったつくりになっている「孝」。
すなわち、年配者、特に親を敬う世界がとても強いです。
ドラマでも、親に敬語を使うシーンが多く出てきます。
韓国のドラマを見ていると、家族の情関係がとても強い印象があります。
この家族関係を暖かく描いているドラマが多いのが人気の一つであると思います。
日本では「孝」よりも「忠」を美徳としますよね。
年末には必ずテレビに出てくる「忠臣蔵」などが典型的な例です。
全く話が変わってしまいますが、韓国では絶対に拉致監禁がないのも、
親子の間に第三者が介入できないからだと思います。
日本の場合ももちろん親子の信頼関係はあるのですが、「忠」の世界、
社会の目というもの、世間体というものを意識するので、
何か迷惑をかけているのではないか、と反対派に思い込まされ、
拉致監禁にいたってしまうわけです。
余談ですが、8/30の第2次韓流ブーム到来に掲載した「少女時代」の動画を見てから、
小1の娘が「可愛い!」と何回も自分で見続け、
しまいには本人なりの発音で歌を覚えてしまいました。
それなりに韓国語に聞こえる歌を歌いながら、踊って、
「大きくなったら韓国語覚えて、少女時代に入るんだ〜」なんて言ってます。
先月までは「スーパー戦隊の女の子になるんだ〜」と言ってたのに
もう目標が変わってました(笑)。
ただ娘がそれだけ虜になってしまうくらい惹かれるものがあるんでしょうかね〜。
(女心は理解できません。)
「韓流」には、女性の心をつかむものがあるようです。