2010年11月26日

熱く終わった「拉致監禁被害者勉強会」後藤徹代表と我々の思い〜被害者20年振りの帰郷〜


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昨日、後藤徹代表を迎えて、東関東の拉致監禁被害者及び担当者の勉強会が行われました。

まず始めに後藤代表から、最新の拉致監禁に関する被害状況や
阻止するための具体的な取り組みについての報告がありました。

最近、拉致監禁を受けた4名の被害者のうち、3名が戻ってきたそうです。
どのようにして拉致され、またどのようにして戻ってきたのか、細かい報告もありました。

しかし、それとは別に拉致をされた可能性が高い信者が1人いるとのことです。

海外での活動報告もありました。

アメリカでは、先日、宗教の自由のためのラリーを開催し、成功裏に終わったとのこと。
拉致監禁をなくす会のHPに動画が掲載されています。
http://rachi.info/

NCC(日本キリスト教協議会)に対する働きかけ、
デモ行進の全国的取り組みに関しての説明、さらには今後の活動予定を発表して
後藤さんの報告が終わりました。

そのあとは、参加者からの報告や意見、感想などを発表する場がありました。



参加された方の中で、20年ぶりに実家に帰った方の証しがとても印象的でしたので、
紹介します。
実際はその方と言うよりは、奥様が証しをされていました。

14歳の息子さん(長男)が
「一度も(お父さん側の)おじいちゃんに会ったことがないので、会いに行きたい」
ということがきっかけで、奥さんが実家に行くことを決意されました。
奥さんは用事だとご主人には偽って、
まずは奥さんと息子さんで訪ねることにしました。

突然の訪問に、ご主人のお父さんは遠い親戚が来たと思い込み、
「よく来た」と言って、家に迎え入れてくれたそうです。
門前払いされると思っていた奥さんは、
すんなり実家に入ることが出来たのも神様の導きだと思い、
近くにいるご主人に、
「実は実家にいる」と連絡をしました。

しかし、ご主人はやはり家に入ることを決意できず、
そうこうしている内に、
家に来たのは、自分の息子の嫁であることがわかったお父さんが、
もう帰って欲しいような雰囲気を醸し出し始めました。

仕方なく、いったん外に出ざるを得ませんでしたが、
こんなチャンスはないと思った奥さんは、
ご主人を説得して、もう一度今度は親子三人で実家を訪ねたのです。

玄関で会った瞬間、父と息子は
「ずいぶん変わったなぁ」が第一声だったと言います。
奥さんから見れば、二人ともそっくりなのに、
お互い20年前の姿しかわからないわけですから、
無理もないかも知れないと話していました。

しかし、やはり20年前のしこりは大きかったようです。

お父さんが「20年前のことを覚えているか」と言われました。

それは何かと言えば、拉致監禁を受けていた時、
「もし、偽装脱会で教会に戻ったら、勘当だぞ。親子の縁は無いものと思え」
とお父さんが言われていたのだそうです。

そんなギクシャクとした親子の対面でしたが、
会えたことは大きな収穫だったと奥さんは語られていました。
もう高齢になられたお父さんの心を解くのは簡単ではありませんが、
これからも歩み寄る努力を続けて行かれるでしょう。


SBSの報道でキヨミさんが久し振りに故郷に帰り、父親と対面する映像がありましたが、
その時も「昔のことをぶり返すようなことをしないで欲しい。
もう二度と帰ってくるな」と言われていたことを思い出しました。

やはり、拉致監禁を通して、親子ともお互いの心にしこりが残ってしまうということを
改めて感じますし、
私たち統一教会員だけでなく、親御さんたちも被害者であることをつくづく思わされました。



この勉強会は今までは2ヶ月や3ヶ月単位で行っていましたが、
後藤さんから「東京のように毎月やりましょう」と提案がなされ、
12月にも勉強会を開くことが決まりました。

「どんなことがあっても必ず、この拉致監禁問題を解決させます。それが神様の願いだからです」
と後藤代表の熱い祈祷を持って、会は終了となりました。

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