2011年01月23日

体験の共有とフラッシュバック〜拉致監禁被害者の心のケアの必要性〜


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拉致監禁の証を聞いている時に、
胸が締め付けられるような思いになります。
自分が体験談を話している時より、
人の話を聞いている時の方が、とても苦しくなります。

何だか、不思議なのですが、
自分が話をしている時は、
『人に聞いてもらっている、心を共有してもらっている』
という思いを持つことが出来るので、
心が楽になるのかも知れません。

反対に人の話を聞いていると、
その人の場面ではなく、自分が拉致された場面が思い浮かび、
とても苦しくなるのです。
その人の心を共有してあげていることになるのかも知れません。

『フラッシュバック』という心理現象があります。
過去の体験を連想させるような
何かのきっかけに接したときに、
過去と同じ強い感情が、不意に甦ってきて、
様々な反応を引き起こす状態をいうのだそうです。
このフラッシュバックの現象を
少し味わっているのかも知れません。

拉致監禁をされた時の衝撃は計り知れないものがあります。
愛する自分の親が、熱心に信じている信仰を反対し、
第三者の牧師も関与して、脱会の説得を受け、
逃げることの出来ない監禁状態におかれ、
自分の信じていた全てを否定する言葉を
毎日、毎日聞かされる状況。。。
これを乗り越えるのは並大抵のことではないでしょう。

ですから、精神状態が限界を超え、爆発し、
心の病を持たざるを得なくなるのです。

今回の集会のように、参加することにより、
心が共有できればいいのですが、
自分の体験談を話すことすら、出来ない人がいるといいます。

後藤代表を始め、会のメンバーが
そういう方たちのケアーにあたっています。

拉致監禁の不当性を訴えるとともに、
同じ仲間のケアーも重要な役割だと思っています。

被害者の中で、ご自身だけで苦しんでいる方がいらっしゃれば、
是非、心の扉を開いてくださればと思います。


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