2011年03月16日

計画停電で偲ぶ被災地の悲劇、日本に集まる世界の賞賛

AFPBBNews
昨日、初めて計画停電を体験しました。
おとといは、一部の地域だけでしたので、
私の住んでいる町は該当しませんでした。

実施時間になり、30分経過しても電源が落ちなかったので、
「今日もないかな」なんて思いつつ、パソコンで仕事をしていた矢先、
突然、電気が全て消え、パソコンの電源も落ちました。
外を見れば、信号もつかないので、主要な交差点は、
警官が数名、交通整理をしていました。

停電は2時間余り続きました。
私は、車を使って出かけざるを得なかったのですが、
当然、警官が全ての交差点で、手信号をすることは出来ません。
多少の混乱はありましたが、それでも特に問題なく、
用事を済ませ、無事に教会に戻ってくることができました。

他の地域においても、同じ状況になったわけですから、
渋滞や事故が起きたところもあったかも知れません。
それでもネットのニュースを見ても、大きな混乱はなかったようですね。
こんなところを通しても、日本人の素晴らしさを感じます。

「私たち以上に被災者の方たちは大変なんだ・・・」
このような思いが誰にもあるのだと思います。

まあ、食料や日用品の買い占めや、チェーンメールなど、
多少の迷惑行為もありますが。。。
こういう人たちは当事者にならないと、
その人たちの気持ちがわからないのかも知れませんね。。。

スーパーやコンビニでは、停電している時間帯に
休業しているところも多数ありました。
普段は、当たり前のように使っている電気が、
一日24時間のうち、たった2、3時間使えないだけですが、
様々な支障をきたしてしまったのです。

病気をした時にも、健康というものがどれほど大切であるかを感じます。
富士登山をした時も、8合目くらいから呼吸をするのが困難になります。
普段は何も感じない酸素が、いかにありがたいものであるかを感じるのです。

電気も当たり前のように使っていたのに、
停電になるとそのありがたさを改めて感じるわけです。

計画停電は4月末まで続くそうです。
私たちの日常生活も大変ですが、
日本の経済にも支障が出ると思います。

皆さんもご存知のように、西日本の電力は
周波数の違いによって、東日本はもらうことができません。
西は60ヘルツで、東は50ヘルツ。
こんな小さい国で、周波数が東西に分かれているなんて、
本当に不思議というか非効率ですよね。
調べてみたら、明治時代に輸入した発電機が、
東日本は50ヘルツのドイツ製、西日本は60ヘルツの米国製、
と異なっていたのが背景にあるようです。

話が飛躍するかもしれませんが、
こんなことを調べていると、38度線で分断されている
韓国と北朝鮮のことを考えました。
同じ民族でありながら、二つの国に分かれ、
簡単に行き来することができません。
そして、経済の貧富の差があまりにも激しいのです。

東日本がしばらく味わう困難。
東北の方たちの大変さはいうまでもありませんが、
私たちも計画停電を通して、通常とは違う生活をせざるを得ません。

北朝鮮の貧困さは味わいようもないのですが、
少しの期間だけでも追体験をするのかな
と、感じたりしています。


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