昨日の続きです。
スペイン大会の前日に、
文先生は大陸会長を呼び、夜中の2時まで訓読をされましたが、
当日はいつも通り、朝5時の訓読会がありました。
短めに終えられて、トレドという地に行かれました。
大会の勝利のために、祈祷を捧げられたのです。
祈祷を終えて、ホテルに向かわれる車の中で、
韓鶴子夫人が、「食事して帰りましょう 」
そう語られたにも関わらず、
文先生は大陸会長にずっと車の中で、
今後について指示をされていました。
とても食事に行かれるような雰囲気ではありませんでした。
そうしているうちに、大会会場のホテルに着いてしまいました。
大陸会長が車を降りようとしましたが、
文先生は「まだ話が終わってない!」
そして、ホテル前に車を止めたまま、
文先生はみ言を語り続けられたといいます。
◇
ドイツ大会の時のことです。
大陸会長の元に、急に韓国大使館から連絡が来ました。
リトルエンジェルスの歓迎晩餐会に来て欲しい
とのことで、朴普煕先生と共に参加しました。
晩餐会が終わって、お二人で文先生の元に報告に行きました。
部屋に入ろうとしたのですが、文先生が訓読をしておられました。
先生は、晩餐会の間、訓読会をされていたのです。
「お父様の訓読の邪魔をしたら失礼だ」
そう思ったお二人は、隣の部屋で待つことにしました。
しかし、1時間たっても終わる気配がありません。
「お父様に挨拶だけして帰ることにしましょう」
そして、お二人の先生は、
「お父様、リトルエンジェルスの報告で来ましたが、
お父様が訓読をしておられるので、今日はこれで失礼させていただきます」
と挨拶をし、そのまま退散するつもりでありました。
すると文先生が
「おい、どこに行くんだ」
と呼び止められました。
晩餐会の報告をされて、そのあと訓読・・・。
結局、終わったのが朝の4時半でした。
文先生は、着替えてそのまま5時の訓読会に参加されたといいます。
◇
文先生をヨーロッパに迎えることの出来た背景に
ソンヨンチョル大陸会長の決意があり、
大陸会長を決意させた動機は、
文先生の
「決意と精誠が大事なんだ」
と語られたたった一言のみ言でありました。
そして、ヨーロッパ大会においても、
大会の勝利のために、
『決意と精誠』を捧げていかれた文先生の姿がありました。
文先生の生き様がまさに『決意と精誠』の連続であった、
そう表現した方がいいのかも知れません。
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