2011年08月21日

拉致監禁によってつくられた「青春を返せ」裁判


「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」ブログに
以前、私が記事にした魚谷氏の論文が、
全文日本語訳で掲載されています。 こちら

この論文が「新宗教研究センター(CESNUR)」の
公式サイトにそのまま掲載されたのですから、
日本においてはあまり知られていないかも知れませんが、
海外においては相当な影響力があるのではないでしょうか。

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魚谷論文では、3つの結論をあげています。
@ 統一教会を訴えた元信者たちの大部分(少なくとも75%)が、
教会を脱会する際に家族から物理的な拘束を受けていた。
A 物理的な拘束があったか否かに関わらず、
すべての原告が脱会を決意するにあたって、
「脱会カウンセラー」と呼ばれる第三者の介入があった。
B 「脱会カウンセラー」から聞かされた内容は神学的・教義的な事柄であり、
統一教会に対する信仰を棄てさせることが「脱会カウンセラー」の目的であった。

反対派は、統一教会側が「拉致監禁」と言っているけれど、
あくまでも「保護説得」あるいは「救出」であり、
反社会的団体である統一教会に入ってしまった子供を両親が心配するあまり、
やむにやまれず取った行動であると主張していますが、
この件に関しても、魚谷論文では、以下のように反論しています。

すでに拉致監禁・強制改宗は1966年に始まっていて、
「青春を返せ」裁判が始まったのは1987年である。
また、両親の「心配」も自発的に生じたものではなく、
しばしば反対牧師にアプローチされた結果として生じたものであり、
拉致監禁がなければ、「青春を返せ」裁判はなかった。
拉致監禁による強制改宗によって、「統一教会は反社会的団体である」
であるという社会的評価が戦略的に作り出されたものだ。

この論文の訴えている通りだと思います。

「拉致監禁by宮村の裁判記録」のブログに
原告後藤徹氏側準備書面(2) ─その1
原告後藤徹氏側準備書面(2) ─その2
が先週と今週でアップされていました。

反対派は、拉致監禁はなかったと主張しますが、
後藤代表の文面を読めば、どんな監禁生活をしていたか、
具体的にはっきりすると思います。
是非、ご一読ください。

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