皆さんもご存知かと思います。
ある俳優がツイッターで、
韓国ドラマとテレビ局の批判をしたことがきっかけで、
俳優が謝罪する事態になりましたが、
そのことによって、反対にテレビ局がターゲットになったわけです。
フジテレビは、フジサンケイグループであり、
産経新聞もその中に入っているわけですが、
産経新聞は、右寄りの記事を書くのに、
テレビ局は韓国寄りなのです。
これが気に食わないのか、愛国者の方を中心に、
韓国批判、テレビ局批判のためにデモが行われたのだと思います。
しかし、韓国も日本に対しては、
デモ行進以上に酷いことをしていることも事実です。
2009年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)において
韓国が日本に勝利した時、韓国旗をマウンドに立てて、
喜んでいるシーンはとても頭に焼き付いています。
また、日本と韓国の間で、文化や経済などの問題があると、
日本の国旗を燃やして騒いでいる映像が流れたりします。
最近では、日本の国会議員が国境近くの島に行こうとしましたが、
入国を拒否されたという問題もありました。
お互いがお互いを批判し、抗議行動を行う一方で、
日本と韓国は様々な面で、密接な関係があることも事実です。
韓国ドラマに多くの日本女性がはまっていますし、
韓国の若い女性歌手グループに日本の若い女性たちが熱狂しています。
韓国においても、日本のアニメや映画、音楽を好む若者たちが増えています。
食生活でも、キムチが大好きな日本人が多いのではないでしょうか。
日本と韓国の長い歴史の中で、
いい関係で交流している期間はとても長かったのです。
むしろ、豊臣秀吉の時代や、日韓併合など、
お互いの関係が悪かった期間は短いのです。
人は世界平和を本心で願っています。
しかし、本音では自国が一番豊かでありたい、
そう願う思いも共存するが故に、
本当の意味で一つになるのは、簡単ではないように思います。
日本と韓国との関係もそうなのかも知れません。
相手の悪いところが見えるので、
それを水に流して、一つになるのは、愛国者の方ほど
難しいのかも知れません。
しかし、日本と韓国がそのような複雑な関係でいる間、
近くの大国が二つの国を狙ってきているのも事実です。
その脅威が現実のものとならないように、
どこに目を向けていかなければならないか、
考える必要があるのではないでしょうか。