前回の『大学の宗教迫害』ですが、
私自身言い出しっぺですので、
早速、アマゾンで購入しました。
さすが、アマゾン、すぐに到着しました。
まだ完読していませんが、
読んだ部分の中で印象に残った点を
私なりの解釈で申し訳ありませんが、
少し紹介したいと思います。
著者の室生忠氏とアイリーン・バーカー博士とのインタビュー
が掲載されていました。
バーカー博士はロンドン大学の名誉教授であり、哲学博士で、
2000年に大英帝国第四級勲爵位に叙せられた人物です。
新宗教の実証的研究には世界的定評があるとのことです。
インタビューの中で、彼女は
マインド・コントロールについて言及しています。
室生氏の「『マインド・コントロール』という概念は、
世界の宗教心理学会において、明確かつ普遍的に定義されているか」
という質問に対して、
バーカー博士はハッキリ「ノー」と否定しています。
マインド・コントロールとは、
簡単に表現すると、
囚人や捕虜のように
物理的に拘束されていることが
前提になっているということです。
しかし、「マインド・コントロール」論者というのは
彼らが反対する宗教が
物理的に拘束しない状況でも
マインド・コントロールした
というように主張しています。
宗教に関する限り、誰かが誰かを支配しているというよりは、
誰もがお互いに影響しあっている、
というのが正しい見方であり、
支配(コントロール)ではなく、影響(インフルエンス)
と表現したほうがいいのではないか。
さらに新宗教運動における「マインド・インフルエンス」は、
日常生活で行われている、
一般の影響の与え合いと大差はないのではないか、
このように述べています。誰もがお互いに影響しあっている、
というのが正しい見方であり、
支配(コントロール)ではなく、影響(インフルエンス)
と表現したほうがいいのではないか。
さらに新宗教運動における「マインド・インフルエンス」は、
日常生活で行われている、
一般の影響の与え合いと大差はないのではないか、
また、欧米においては
「マインド・コントロール理論」の
司法判断は否定的なものになっているという
事例もあげていました。
室生氏は、バーカー博士のマインド・コントロール批判を高く評価していて、
彼女を超える言説は生まれていないと断言しています。
ちなみにこのインタビューは10年前のものだそうですから、
いかに海外のマインド・コントロールに対する認識と
日本の認識に乖離(かいり)が見られるかを現していると言えるでしょう。
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