12年5ヶ月にもわたって拉致監禁を受けた後藤徹さん。
その裁判においては、
先日も紹介したとおり、控訴審判決が下され、
ほぼ、原告側の勝訴に終わりました。
その後の状況に関して、
「拉致監禁by宮村の裁判記録」において、
記述がありました。
すなわち、被告側が最高裁に上告したそうです。
「1%の可能性にかける」という表題にあるように
被告側が最高裁で逆転することは、
ほぼ厳しい状況であるということです。
最高裁では、高裁の審議を白紙に戻して判決するのではなく、
誤りがあれば別ですが、
高裁での判決は、原則的に「事実」として
認定されるのだということです。
私は、地裁、高裁と同じ手順でまた最高裁の審議が
行われると思ったのですが、違うようです。
「拉致監禁by宮村の裁判記録」で、1%というのは、
最高裁の土俵に乗れるかどうかの確率でもあるということです。
それは、統計上の事実に基づいた内容で、
このように解説してくれています。
『最高裁で控訴審判決が変更される確率はどのくらいかと言えば、
例えば平成24年に終了した上告事件合計2263件のうち,
上告理由があるとして原判決が破棄されたのは
わずか2件(0.09%)』であり、
『従って、99%以上が、「上告棄却」となっています。
裁判所が上告を棄却する際は、原則として口頭弁論は開かれません。
つまり、上告しても、ほとんどの場合、法廷が開かれず、
書面のみで終了するのです。』
☆
こう考えてみると、彼らが
あえて、控訴審で終了せずに
最高裁まで上告する必要があるのでしょうか。
奇跡が起きることを彼らは信じているのか・・・
そんな一縷の望みをもって、上告したのではないでしょう。
最高裁まで引き延ばしにすることくらいしか、
今できることはない、ということでしょう。
賽(さい)は投げられました。
最後まで行くしかありません。
最高裁で最高の裁断が下される日は、
そう遠いことではありません。
来年の春までには決着がつくだろうということです。
☆
先日の控訴審判決の時、
東京高裁の前で、
ほんの一瞬、後藤さんと話しました。
握手をしながら、
「いつも、ブログで応援ありがとう」
そのように言ってくれました。
彼の12年5ヵ月を思えば、
ブログで応援することは、苦にもならないことです。
私にできることは、こんなことくらいしかないと思い、
これからも彼の応援のために、
書き続けていかなければならないと思います。
今現在も、監禁されている人たちがいます。
また、今後、最高裁判決が出てからも
この問題を風化させないように、
私自身の体験も含めて、
拉致監禁の不当性を訴えていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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