山頂で名前を叫びたい!
娘は、尊い立場、特別な立場、使命を
持って霊界に旅立ちました。
私たち家族にとっても、
より一層特別で、
尊い存在となりました。
娘は、尊い立場、特別な立場、使命を
持って霊界に旅立ちました。
私たち家族にとっても、
より一層特別で、
尊い存在となりました。
☆
御嶽山の噴火から1年。
犠牲になった4名の教会員。
そのご遺族、生存者…、
様々な思いが凝縮したこの1年だったことでしょう。
昨日に続いて「永遠の家族」より
紹介します。
18歳で聖和(逝去)された伊藤琴美さんのお父さんの手記です。
(中ほどは省略し、また抜粋し編集しています。)
☆
私は一日も早く御嶽山に登りたいと想っています。
頂上で「琴美!」と大声で叫びたい。
あの時失った時間を取り戻したいし、
娘が見て感動した景色や風を感じ、共に喜びたい。
本当はあの日、山頂で待ってくれていた娘と、
その時間を共に過ごしていたはずなのですから。
毎日、御嶽山に設置された
定点カメラ映像を見ながらそう思っています。
2014年9月27日からずっと、
私たち家族は、娘の聖和と向き合ってきました。
父として、母として、兄として、弟として、
向き合わない日はありませんでした。
玄関から「ただいま!」と帰って来る姿。
部屋から居間に入って来たときの 顔。
不貞腐れた顔。
太鼓や教会の話をしている時の笑顔。
「行って来ます!」と言って玄関を出て行く姿。
机に向かって真剣に勉強している姿。
み言を読んで、たくさん線を引いていた本。
難しいい言葉の意味を聞いてきて説明したり、
一緒に考えたり・・・。
台所に立って嬉しそうに食事を作っている姿。
自然に、当たり前のように甘えて私の膝に
座ってきた時の嬉しさは忘れられません。
まるで昨日のことのように・・・
今でもいろいろな娘の姿が思い出されます。
☆
娘は幼い頃の高熱が原因で、
片方の耳が聴こえないというハンデを抱えていました。
そのために、辛いことや傷つくことがあったと思います。
でも、自ら「変顔」をして皆を笑わせ、
気が付けばすっかり学校が大好きになっていました。
娘は「天父報恩鼓」という太鼓の指導員をしていました。
文先生から学んだ『ために生きる』精神で、
素晴らしい関係を築いていったのでしょう。
娘のひたむきな努力は、苦難の路程を歩まれた
文先生を彷彿させます。
娘は大学に入って英語力を深め、
海外宣教へ……、という夢がありました。
登山の次の日には、志望大学の見学に行く予定だったのです。
大学生になった娘の姿を見たかったです。
娘の聖和に対して私たちは、
どのように向き合い、今後生きていけばいいのだろうか……。
私はずっと祈ってきました。
すると、不思議な夢を見ました。
私には娘の姿が当たり前のように見え、
会話をしているのです。
さらに、いろいろなことを教わるのです。
娘と私の間には、悲しみも苦しみも寂しさも無く、
とても自然に向き合えるのです。
☆
実際は、私には霊感があるわけでもなく、
その夢のように娘を感じられるわけではありません。
今でも私は、寂しくもあり、悲しくもあり、苦しくもあるのです。
あの山で娘が見つかったと伝えられた時、
私はずいぶん泣きました。
本当に涙が枯れるほど・・・。
しかしその瞬間に、こんな悲しみをこれ以上多くの人が
しないで欲しいという思いも湧いて来ました。
親孝行な御子女様を五人も失われている文先生ご夫妻は、
どれほどのご心情越えていかれたのだろう。
ご子女様に対する愛情を心の奥底にしまい込み、
私たちの前では表されない文先生ご夫妻。
このような悲しみをほかの人たちには味合わせたくない、
そう思っておられたのではないかと痛切に感じました。
今回、この重荷を四人の聖和者と四つの家庭が担いました。
寂しく悲しいことは言うまでもありません。
今でも、娘に代われるものなら
代わってあげたいという思いです。
私は、どれだけ時間がかかっても、
私自身が聖和するまでには、『感謝』という心で
地上の人生を締め括れるようにならねばならないと思っています。
簡単なことではありませんが、娘のためにも・・・。
娘は、尊い立場、特別な立場、使命を持って霊界に旅立ちました。
私たち家族にとっても、
「琴美」はより一層特別で、尊い存在となりました。
☆
本当にいろんな思いを乗り越えてこられたんだろうと思います。
娘のために『感謝』で人生を終えたい、
その言葉がとても印象的でした。
何よりも霊界が存在しているということが感謝であり、
また、私たちが通過する以上の心情世界を
すでに真の父母様が乗り越えておられる、
そのことが感謝以外の何物でもないと思います。
4人の聖和者の方々と、犠牲になった方たちに
改めて心からご冥福をお祈りします。
☆
2008年12月10日に語られたお父様のみ言
2008年12月10日に語られたお父様のみ言
実の子供を五人も、自分よりも先に
霊界に送った親の気持ちがわかりますか?
それが先生の立場だよ。
五人の子女のひとり一人の聖和を、
『天の摂理を飛躍的に推進させるための
清い聖なる供え物として受け取ってください。
私は一切そのことを恨まず、
感謝して子女を天に捧げます』
・・・そういう祈りを捧げてきた先生である。
(徳野会長、聖和の辞より)
昨年作った御嶽山犠牲者関連の記事
「今までありがとう」 聖和者への送辞に涙! 〜御嶽山で犠牲の食口を悼んで〜
お母様も涙! 〜御嶽山で犠牲の食口4名を悼んで〜 宋龍天総会長、ご家族と面談
人の「死」とは? 「聖和」は出発?! 〜御嶽山で犠牲になった食口たちを悼んで〜
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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