2016年05月12日

今日は回答編! ホントのやる気を引き出す方法?! 《家庭力up↑講座》






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多田部長の『家庭力アップ講座』
昨日の続きになります。



「人に為に生きる」喜びを教える

もし、親が子供に対して、「人のために生きる」喜びを体験することができれば、
言って聞かせる必要がありません。
自分の心の中から、湧きいずる自発的な行為として、
「人のために生きる」ようになるのです。

そうすれば子供は自然と人に親切にするようになります。
もちろん家庭の中で、両親や兄弟など家族構成員に対して、
奉仕を喜んでするようになるでしょう。


ところで、私たち親が「家族のために」と思えるのはどんな時でしょうか? 
一度考えてみましょう。

たいていは、「家族の幸福のため」にと考えて
「家族のために……」と思えるのではないでしょうか。
「家族を楽にしてあげたい」とか「子供の寝顔がうれしい」とか考えて、
家族のために生きようとします。

親は、言われて家族のために生きようとするのではなく、
自発的にしてあげたくて、「家族のために」生きようとするのではないでしょうか。

そもそも、本来人間は、「人のために生きたい」と心の中では、願っているのです。
そもそも、神様が、人間や自然界を
「お互いにために生きあう」ようにおつくりになられているのです。

もちろん、自然界は、自覚なしにお互いのために生きあっているわけですが、
神様から与えられた生涯を必死で生きることが
ために生きることになっているのでしょう。

では、どのようにしたら、「人のために生きる」ことを教えることができるのでしょうか。


第一に、子供に、親の役に立ってもらうことから始めましょう。

そして、子供が親のために生きてくれたなら、親は感謝して、喜んであげるのです。
「ありがとう」とか「助かったよ」とか「ああ、うれしかった」などと、
感謝の気持ちを素直に子供の前で表現するのです。

そうすれば、子供の「ために生きる」行動が、
親によい影響を与えていることを子供が自覚することができるようになります。
ですから、子供の「ために生きる」行為に対して、
親の気持ちをいかにして言葉を豊かに子供に伝えることができるのかが大切です。

親の感謝の心を表現することを通して、
子供の心の中に「人のために生きる喜び」の種を植えることができるのです。


例えば、子供が新聞をとってきてくれた時に、
「ありがとう。お父さんね、起きてすぐに新聞を読めるから嬉しいな」
と親の気持ちを素直に子供に伝えると、
子供に「人のために生きる」喜びを感じさせたあげることができるのです。

また、お母さんが食事に準備をしている時に、子供がお茶碗を並べてくれた時に、
「お母さんね、この時間とても忙しくてね、あなたがいてくれるから助かるわ」

このように、親が子供の行動に触れて、どのように喜んでいるか、
感謝しているかを素直に伝えることによって、
親の手伝いをしたことが、親に肯定的な影響を与えていることを
子供は次第に、知るようになります。

そうして、子供は「人のために生きる」喜びに触れるようになり、
心の中から自発的に主体的に「人のために生きること」を実践し始めるのです。


第二に、親と子供が、それぞれの心を共感した時に、
子供は「人のために生きる」喜びを感じていくのです。
子供が共鳴し共感して、子供自らがために行きたくなるのは、
親の素直な気持ちを聞かされた時なのです。
ですから、親の気持ちを言葉で表し、自分の気持ちを子供と分かち合うとき、
子供は共鳴共感するのです。


一つの例題を紹介します。

「母親の話」⇒「家では、全く親の手伝いをしない子なのに、
学校では先生から、お宅のお子さんは『率先していろいろと手伝ってくれる生徒』と、
母親が褒められたのです。

その原因は学校の先生だったのです。
先生は、子供たちひとりひとりに感謝して、喜びを伝える人だったのです。

それで母親は、家庭でも先生と同じことを始めたのです」
先生が、子供たちの気持ちを共鳴し共感してくれることによって、
自発的に「人のために生きる」喜びを感じて、行動をはじめて行ったのです。


「手伝ってくれて本当にありがとう。あなたが手伝ってくれるおかげで、
母さんはとても助かっているよ」と、親の気持ちを素直に表現して行くことによって、
子供に「人のために生きる」喜びを感じさせてあげることができるのです。

「感謝」や「共感」の中だけ、子供に大切なことを、伝えることができるのです。 



たまたま、一昨日、三男に夕食の準備を手伝ってもらいました。
「〇〇君が手伝ってくれたから、お母さんが助かったって!」
そのように言うと、まんざらでもなさそうな様子でした。

しかし、昨日は、食事ができるまで、何を言っても来る気配なし。。。
好きなゲームに夢中になっていたようです。

毎日、やってもらうのは、難しいとしても、
定期的に、順番を決めるとか、何か考えてみようかと思っています。

『ために生きる喜び』は子供だけでなく、
私たち、大人も当然するべきことです。
何よりも、真の父母様がそのような精神で歩んでこられたし、
宇宙の原理原則がそのようになっているからです。

親が率先して、ために生きながら、
後姿を見ていけるように、
そして、共感・共有できるように
心がけていきたいと思います。

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