金元弼(ウォンピル)先生の伝統の源流。
今回は、「先生の出会いに対する心掛け」です。
(一部、編集しています)
☆
一九七六年のことですが、先生が幹部たちを連れて、
カナダを訪問されたことがありました。
その時、先生は海洋資源による
食糧問題解決の道を求めて訪問されていたのですが、
何日間かをそこで過ごされている間に、
カナダの教会が、先生一行がカナダに来られているということを知って、
ぜひ教会に先生ご夫妻をお招きしたいと申し出てきました。
ところが先生はそれに応じられませんでした。
何回もお招きしたのに、カナダにいらっしゃったにもかかわらず、
カナダの教会を訪ねて行かれなかったのです。
その時先生はその責任者に、
「私がこの度来たのは、カナダ教会を訪問するためではありません。
他の目的があって来たのですから、
私の心はカナダの教会を訪問する準備をしていません。
そのように心を尽くして来ていないのです。
ですから、そういう状態で私はカナダの教会を訪ねることはできません」
ということを話されました。
☆
皆さん、先生が他の所を訪ねられる時には、
どのように心を尽くされて訪ねられるか
ということがお分かりいただけるでしょう。
理解できますか。
先生の訪問される目的がたとえ仕事のことであったとしても、
教会がありますからそこへ行ったら簡単でしょうに、
先生にはそれがなかなかできないのです。
先生の出会いに対する心掛けは、食口たちに出会うことだけでなく、
お母様に出会うことにおいても子女様に出会うことにおいても、
私たちとは随分違うということを、理解しなければならないと思います。
☆
普通、私たちは人とたやすく出会ってしまいますが、
私たちがよく知っているように、
個人は家庭のために、家庭は氏族のために、
氏族は民族、国家のために、そして国家は世界のために、
世界は天宙のために、天宙は神のためにあります。
これが善なる道であるわけです。
☆
ですから先生がお母様に出会う出会いというものは、
先生自らが家庭を超え、民族、世界、天宙を超えて
神を愛する道を通して、お母様に出会う道であるのです。
これを簡単にいいますと、先生が夫人や子女様に出会うには、
世界を愛してのちであるということです。
それが、先生と夫人の出会い、
先生が子女様に対する出会いなのです。
先生は世界を愛するという道を通してでなければ、
夫人やお子様に出会うことができないというわけです。
外的な目で見れば、今、先生は夫人、
子女様たちと同じ家で生活しておられるのですから、
先生はお子様に会うにしても、夫人に会うにしても、
世界を愛してから出会われているということを忘れてはいけません。
言葉を換えて言えば、先生は世界を愛してからでなくては、
たとえ夫人に出会ったとしても会っていないということです。
それを私たちは分からなくてはいけないのです。
☆
若いころ、このみ言を読んだ記憶があり、
とても印象深く心に残っていました。
人に会うということ、そして、ともに生活する
家族に会うということは、
「世界を愛してから」出会う、ということなのだ。。。
お父様の見つめ方は素晴らしいな、
そんなことを思い返しています。
私たちは当たり前のように
家族と出会っていますが、
そうであってはいけないな、
お父様のように見つめないといけない・・・
そう思うのです。
明日に続きます。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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