教会に距離を置く2世たちに対し
親はどのように接したらいいのでしょうか──
子女教育講座青年期編、『原理的人生観と縦的軸 実践編』
「2世青年の再教育」今回は四つの課題、
具体的な解決策についてお伝えします。
☆
1つ目は、「み旨でいそがしい」分かって欲しい
という思いが親の中にある場合です。
親の気持ちはみ旨だから分かって欲しいと思っていますが、
子供は親の事情や気持ちを理解できる様になるには随分と時間がかかります。
それよりは「自分のことをまず分かって欲しい」という思いが先にあるのです。
自分のことを分かってもらいたいが故に、反発したりするケースは少なくありません。
子供なりにシグナルを発信しているのですが、
それを見逃し更に親子間の溝が深まり、激しい反発となるのです。
親としての姿勢は「分かって欲しい」から「分かって上げる」に変わる事です。
☆
2つ目は「み言の真理性を教えれば信仰を持つと思っている」場合です
親は、修練会に参加して、み言に出会い信仰を出発した立場です。
子供は父母の実体や教会の実体に触れ、
その実体を通してみ言の価値を知り信仰を出発します。
しかしその子供の立場を理解せず、自分がそうであったようにみ言を学べば、
修練会に参加すれば信仰を持つと思いやすいのです。
そこで必死になって教会へ行きなさい、修練会へ参加しなさいと進めるようになります。
☆
以前、子供が信仰を持っていないので、
「原理で論破しなければならない」と訴えるお父さんがいました。
たとえ論破した所でその子が信仰をもつのでしょうか?
例えそれで教会へ行かせる様になったとしても子供たちの気持ちとしては、
愛を感じる事が出来ず、義務的戒律的になり、
旧約的な信仰観は2世にとって違和感を感じ、苦しくなります。
☆
親としては、原理を教えるという姿勢から、
自分が原理を実践するへと変える必要があります。
そもそもみ言は他人に向けるものではなく、自分自身に向けるべきものです。
神様は私たちに神様の真の愛を相続し、
家庭で四大心情圏を完成することを願っておられます。
具体的には、親自身が訓読や礼拝参加など神様を中心とした生活、
感謝と喜びの生活、夫婦が愛し合い高め合う生活を実践することです。
☆
お父様のみ言を紹介します。
「横に歩くカニが、自分の子供に向かって
真っすぐ歩けと言うのは理屈に合わない話です。
子供は家庭で親の姿を見て学ぶのであって、
子供の教育にはそれが一番大事です。
父母が正しい手本を見せなければなりません」
☆
「いくら憤慨やるかたない事が有っても、
信徒達に「先生夫婦が喧嘩をした」と思わせないようしよう。
これから子供を何人生んでも、父母が喧嘩した所を見せない様にしよう。
子供達は神様だからね。
子供達はとても小さな愛の神様だ。
だから、子供達が「お母さん!」と呼ぶ時には、
無条件に笑って「どうしたの?」と答えなければいけない。」
☆
もちろん完璧なものは簡単ではありません。
しかしそこに向けて努力している姿は、
子供たちに原理の素晴らしさを伝えることになるはずです。
☆
四つに分類して話されていますが、
これがすべてであるとは言い切れないと思います。
実際に何人かの方から、ご指摘をいただいています。
ただ、親の信仰姿勢の転換というものが、
大きな位置を占めていることは確かだと思います。
多田部長が、「家庭を良くすることも一つの摂理です」
そのようなことを語っておられました。
このことを本当に意識していかないといけないと思うのです。
☆
私の知っている大先輩のご家庭においても、
長い期間、ご夫婦で修練会に参加していたがゆえに
お子さんたちにおいて、様々な問題が生じたといいます。
ご夫婦はどうすることもできませんでしたが、
一つ、「教会でもう少し対応してくれていれば・・・」
そんな言葉を残しておられました。。。
実際、その時、教会においては、
対処する余裕もなかったそうです。
本当になんとも無念なことです。。。
☆
今、家庭連合の時代となり、自らの家庭を大切にするとともに
一つひとつの家庭を地域の家庭が補い合う
地域集会や区域活動の重要性が増していると思います。
先日紹介した4年半娘さんが引きこもっていた家庭においても
その家庭だけでは、解決に至れませんでした。
これからにおいては、少しでも教会が、そして食口全体が、
一つの家族として見つめていくこと、
そのことをさらに願われているのだと感じさせられます。。。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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