櫻井副局長の父母のための二世祝福講座、
続編です。
☆
統一家族としての祝福
統一家族としての祝福
最後に、二世祝福は「統一家族としての祝福」、
「祝福家庭同士が出会う祝福」だということを説明したいと思います。
☆
これまで、二世祝福において、幾つかの「勘違い」が見られました。
一つには、二世祝福は「子女間の問題」であって、
子どもたち同士、相対関係がうまくいくか
どうかが最大の課題だ、という見方がありました。
しかし、実際は、父母間の関係性、家庭間の関係性が
子女同士の関係にもたらず影響が大きいのです。
子女間での些細な口げんかが、父母間において
「抜き差しならない問題」になってしまうケースも見られました。
☆
また、「我が子」の結婚により、「嫁・婿」ができる、という考え方です。
この考え方の「どこ」が問題なのかと言うと、
「我が子」を中心に考えている、ということです。
もともと、「我が子」には甘く、
「嫁・婿」には厳しくなってしまうのが親の情です。
「我が子」への思いが強ければ強いほどそうでしょう。
こうなると、世の中同様、私たちにおいても、嫁・姑問題等が起こって来る訳です。
☆
それから、「お互い祝福家庭同士なのだから、
価値観や信仰観は一緒だろう」といった考え方にも、大きな落とし穴があります。
信仰をもっている家庭同士とは言え、家庭の習慣性や価値観などは十人十色で、
信仰観すら全く同じとは言えないでしょう。
祝福後、家庭間の価値観の違いから衝突が起こるケースも少なくありませんでした。
さて、では、どう考えるべきなのでしょうか?
☆
二世祝福というのは、「個人と個人の出会い」ではありません。
「家庭と家庭の出会い」です。
祝福家庭同士、神様を共通の親とする「統一家族」として出会い、
より大きな願いのもとに、「神様を中心とした氏族圏」を作っていこうとするものです。
だからこそ、これは「子女間の出会い」ではなく、「家庭間の出会い」だと捉え、
まずは、父母が親睦を深めることが大切だ、ということを意識しておいてください。
☆
若い二人が出会えば、トラブルが生じてくるのは当然のことでしょう。
要は、父母間において信頼関係を築けるかどうかなのです。
実際、相対関係に全く問題のないカップルなどありませんが、
父母間の良好な関係性は、そうした若いカップルを守り、
正しく導く、良き保護圏になるのです。
☆
また、新たに出会う、子どもの相対者を「我が子の相手」、
「嫁」や「婿」として見つめるのではなく、
もう一人、娘ができた、息子ができた、と考えてください。
二世というのは、そもそも真の父母を共通の親とする、「同じ神様の子女」です。
むしろ、自分の子女以上に、相対者の方こそ、
二十数年ぶりに再会した「我が子」と思って、愛してあげてください。
☆
最後に、、、自らの家庭の価値観に固執せず、共に「統一文化」を目指しましょう。
お父様はかつて、「二世祝福では怨讐の家庭同士が出会うんだよ」と言われたことがありました。
しかし、実際は、「怨讐として出会う」訳ではありません、「出会って怨讐になる」んです。
私たちの価値観には「偏り」がありますし、私たちの信仰観もそうなのだと思います。
教会で献身的に歩むことが信仰だと考える家庭もあれば、
社会で証しを立てることが信仰だ、と考える人もいます。
互いに価値視している内容は異なっている場合が多いのです。
しかし、そうした家庭同士を出会わせたのが「神様」であるとすれば、
そこには「より大きな天の計らい」があるはずです。
私たちが築きたい文化は、「統一文化」です。
全ての違いを越え、互いを理解し、家族として互いを尊重し合える
「統一家族の文化」、「地球家族の文化」なのです。
私たちを通して、世界の至るところに張り巡らされた「怨讐の壁」を撤廃していきましょう。
☆
二世祝福は、神様が最初に願われた「創造本然の結婚」であり、
歴史をかけて追い求め続けた「三代理想家庭の実現」であり、
「神の下成る一家族世界」の基点です。
その神様の願いからもう一度、これを見つめ直し、備えていきましょう。
☆
嫁と姑の問題は、一般社会においてだけでなく、
私達、統一食口の中にもあるのだということです。
「嫁には厳しく、娘には甘い・・・」
やはり、二世を持つ親としては、
気を付けないといけないと思います。
何度かお伝えしているように、
家庭連合時代に入って、
本当に家庭の中に天運があり、
神様の祝福があることを感じます。
しかし、二世代・三世代、
さらには、それ以上に発展していくためには、
私達、一世の立場がより重要なのは、
間違いないのです。
不定期に続きます。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
無断転載はお断りいたします。
曲解や悪用ととれる引用も、
差し控えてくださいますよう
よろしくお願いします。
(もちろん、善なる目的で
使用することに関しては
その限りではありません)
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