可知講師が先日の研修会で、
「アベルのあり方」についての御言を
紹介してくださいました。
☆
1966年5月1日、韓国において『原理講論』が出版され、
翌1967年10月2日に日本語版が出版されました。
その間の1967年6月12日に、真の父母様御一行が来日され、
8月10日まで約2か月間滞在されました。
そしてまず成されたことが、『原理講論』を中心とした
御言の伝統相続のための『原理大修練会』(6月17〜30日)でした。
真の御父様の命により『講論』をまとめられた劉孝元先生が、
韓国語の『講論』を日本語に翻訳されながら講義されました。
その中でアダム家庭の『実体基台』については、
『講論』に記されてあるカインの果たす役割を中心に講義されました。
それに対し、お父様は、アベルが『実体基台』造成の中で果たすべき役割、
責任分担の重要さについて強調されました。
以下、アベルについての
お父様のみ言(一部)です。
☆
「何ごとかがあったら、
自分を中心として批判し始めがちなのが兄弟である。
…兄さんはお父さんの身代わりであり、
姉さんはお母さんの身代わりである。
…日本の教会において…父母…のような
心情基準を持つような人にいかになってくれるか、
先生が一番心配していることです」
(1967.8.9)
「もしも君たちが本当の親の心をもって僕の体をもって、
こういう我々の目標の通りにやると考えてみな。
…(ある人が)絶壁の断崖の上に立って、
今飛び込むかという間際に立っている。
それを見る親の心はどうだろう。
全身が針で刺し通されるような
その切迫した心境にならざるを得ないんだね。
…人を慕う。
それは、世の中の自分の恋人以上に、
伝道する人たちを慕う。
そしてやっと来たという時にはね、
飛ぶようなその身軽さで。
そして顔つきが暗かったら、
胸が締め付けられるような気持ちになる。
着る物もちょっと悪かったら、それがたまり切れない。
それが真の親心だ。
…徹夜しながら彼のために祈ってやらざるを得ない。
心情的に涙ながらそういうふうに思ってやる。
これは天の心情だよ、親の心情だよ。…
だからまず第一に祭物は存在意識を持たない。
これをはっきりわかれよ。
これだけわかれば、
地方においての責任者としての使命を
完全に全うする事ができる。
第二に階級意識を持たない。
こういう観点から
今まで君たちが責任者となってきた立場を考えて見ると、
君たちは謙遜であったか、傲慢であったか。
何点もらえるか。
これを君たちに言っておく。
わかる?
この通りやればね、君たちの前には涙ながらについて来る。
…先生はそう成してみたんだ。
実行してみたんだ。
そういうふうにして君たちの使命を全うしてくれる事を願うよ。
今日は閉会式をするはずだったんだけど、
祭物という、存在意識を持たない、
階級意識を持たないという
二つの内容を君たちに言い伝える事によって
閉会式の代りにしようね」
(1967.6.30、閉講式にて)
「自分はアベルだから、
カインは侍るべきだと思うのは大間違いです。
そのために発展する多くの人々を殺してきたのです。
…親としての立場を忘れてしまっている者が多いのです。
その欠陥を早く一掃しなければなりません。
改めなければなりません」
(1970.10)
☆
原理講論には、カインの責任分担が書かれてますが、
アベルの責任分担は書かれていません。
しかし、真のお父様はそのことをよくよくご存じで、
アベルとしての使命をハッキリ語られています。
可知講師は、「恋人以上に伝道対象者を慕えますか?」
そのことを面白おかしく表現しておられました。
「恋人に会いたくて会いたくて仕方がない。。。
そのドキドキの思いと同じくらいの思いで、
伝道対象者を思っていますか?」
お父様は、み言を成して語られます。
ですから、そのような思いをもっておられるから、
語られたのだと思います。
お父様は、日本に長い間、来られることができませんでした。
それが日本食口の心霊の成長においては、
決してプラスには働かなかったと思います。
しかし、私たちは、「メシヤ」という称号を与えられました。
ですから、真の父母様と同じ立場で
歩むことを願われているのです。
お父様のみ言を成す者になる、今この時であると思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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