2017年04月01日

中東人以上に違う男と女?! 夫は火星人、妻は金星人?!  ≪夫婦愛を育む幸福の基本原則≫3



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自分の夫に、思いが届かない・・・
これは、思いをしっかり伝えていない私が原因なのか、
思いを聞いてくれない夫が原因なのでしょうか。
それとも・・・


皆さん、『ベンハー』という映画をご存知だと思います。
アカデミー賞11部門を受賞した名作ですよね。

その中で、映画のストーリーからすれば、
あまり重要ではないと思うのですが、印象に残ったところがあります。

主人公のベンハーがイスラエルに帰る時に、
アラブ人の家に泊めてもらうシーンがあるんですね。 
そこで接待を受けて、食事もご馳走になります。

おなか一杯食べて、ベンハーは、
「美味しかったです。御馳走様でした」
そのように言うと、アラブ人は
「本当にうまかったか?」と聞くんです。
主人公は、「本当においしかったです」
もう一度話しても、「本当か?」と返されてしまいます。

ベンハーは本当においしかったのに、
その心がアラブ人に伝わらないんです。

すると、ベンハーの連れの人が、つんつんと叩くと
ベンハーは、悟ったらしく、げっぷをしました。
「そうか。美味かったんだな」
アラブ人はようやく納得しました。

ですから、アラブ人に満腹でした、美味しかったです、
と口で言うだけでは、伝わらないんですね。
げっぷをしないと伝わらないというんです。


私の友達で、ヨーロッパ人と結婚をした人がいます。
彼女のところに行き、ヨーロッパ人の御主人とお話しをしたことがありました。

「日本の女性とご結婚されて、西洋の文化と東洋の文化、
ものすごく違うから、いろいろと大変だったでしょう?」

そのように質問すると、次のように返ってきました。
「いや、男と女ほどには違いません」
そのことを聞いて、とてもびっくりしたことを覚えています。
東洋と西洋の違いより、
男と女との違いが大きいんだ、というんです。

そこで皆さんに考えていただきたいのですが、
例えば、私たちが中東に旅行に行くとします。

何か、トラブルがあってはいけないと思って、
前もってイスラムの習慣や考え方を勉強しますよね。
なかには、イスラム教徒ではないけれど、
ベールを持っていき、顔を覆ったりするかもしれません。


ジョングレイという作家が、
『ベスト・パートナーになるために』
という本を書いていますが、その中に、
「男は火星からやってきた。
女は金星からやってきた。
そして、地球に住み着いた。
ともに火星人、金星人ということを忘れている。」

だから、東西の違いどころではない、
男性はエイリアンだというんです。

同じ日本語を使っているから、
わかる気がするんです。
でも、隣にいる夫は、『べりっ』と
皮をむいたら、実はエイリアンだった・・・

ですから、そう考えてみると、
イスラム教の風習を勉強する以上に、
夫のこと、あるいは、男性について勉強しないと、
自分の思いを夫に正しく表していく、
私の思いや愛の表現が伝わらないというんです。




男と女というものは、そもそも『違う』のだ、
そのことを本当に自覚していかないといけないと思います。

さらには、違うから一つになれないのではなく、
違うからこそ、一つになることを通して、
喜びがあるのだということを認識していきたいと思います。

あと一回続きます。





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posted by ten1ko2 at 09:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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