阿部先生のWeb説教「孝情(ひょじょん)の生活」より、
7つの孝情のうち後半の4つと、
お父様のみ言を紹介します。(一部抜粋・編集)
☆
第四の孝情は、「喜ばせる・尽くす孝情」です。
父母に対して対象の立場で孝行することは感謝の表現ですが、
主体の立場になって孝情を表現することも大切です。
それが、父母に対して「喜ばせる・尽くす孝情」です。
肩もみや手伝いなど父母が喜ぶことをしてあげることです。
何を願っているのか、何を必要としているのかを察知して尽くす孝情です。
父母に直接、尽くしていくだけでなく、
父母の代わりとなって弟・妹の面倒を見てあげたり、
家族を助けてあげたりする行為なども父母が喜ぶことでしょう。
☆
第五の孝情は、「尊敬・思慕する孝情」です。
父母との信頼関係を築き、父母を尊敬する心や
思慕する心を持つことができたら、
さらに深い絆を築いた関係ということができます。
父母を心の中心に迎え、喜んで仕えようとする姿勢です。
このような関係を築いたら、父母にとっても子女は心の拠り所となり、
子女に対しても尊敬する心を持つようになるでしょう。
☆
第六の孝情は、「共に暮らす孝情」です。
孝情とは、父母に対して「侍る生活」「仕える生活」をすることです。
侍るとは、生活に根差したものであり、
言い換えれば「一緒に生きる」「共に暮らす」ことです。
心情的に共に暮らすことだけでなく、
具体的には同居して苦楽を共にして暮らすことです。
可能であれば、父母と同居して三世代が共に生活して
愛を育むことは最高の孝情ということができます。
☆
さらに最後の第七の孝情は、「父母を解放する孝情」です。
父母としての恨み・悲しみは、子女を通してのみ解くことができます。
父母の心を解放しようとする子女の愛の投入・精誠は最高の孝情です。
父母の願いを叶えるために、父母の幸せを実現するために、
困難な犠牲の道であっても喜んで行こうとする姿です。
その困難が生命を脅かす状況であったとしても、
我を忘れて命がけで愛を投入する孝情です。
真の父母様が、人類の堕落ゆえに悲しまれる神様を
解放するために歩まれた生涯は、まさにその姿でした。
☆
真の父母様のみ言を紹介いたします。
「宗教の真の使命とは何でしょうか。
それは、愛の心情で神様を解放し、人類と霊界を解放し、
そして地球星まで解放するのです。
多くの人々は、神様が私たちを解放してくださるだろう
と信じてきたかもしれませんが、
事実は神様が心情的に拘束されていることを知って、
私たちが神様を解放、釈放して
さしあげなければならないのです。
このために、『人類のせいで
神様が拘束を受けていらっしゃるのだ。
私のせいで
神様がサタンの讒訴を受けていらっしゃるのだ。
私のせいでイエス様も苦難を受けられたのだ。
お父様、解放の位置に移してさしあげます。
イエス様も、聖霊も、
解放の位置に移してさしあげます』
と言うことができる、信仰と希望に飢えた人、
愛に燃える人を、
神様は長い間探し求めてこられました」
「それで神様は、今まで囹圄(れいご・獄囚)の身で
軟禁状態にとどまってこられたのです。
この恨をいかにして解くのでしょうか。
神様の本質的な愛の実践運動以外には
方法がありません。
したがって、最後の宗教は、
神様が哀れで無念な方であることを詳細に教え、
人間を本然の心情的な世界に
連結させることができなければなりません」
(天一国経典「平和經」P169〜171)
☆
このように、私たちは神様を救ってくださるお方と考えてきましたが、
現実は私たちよりももっと可哀想な立場にいらっしゃる神様でした。
子女である人類も可哀想ですが、その子女を見つめる父母なる神様は
もっと可哀想なお方だということです。
そのような神様を知って一心不乱に
その解放のために歩まれたお方が真の父母様でした。
神様を解放するために命がけで愛を投入する孝子の立場と言えます。
☆
「神様が私に感謝できる日を持てなければ、
私たちがいくら神様に感謝を捧げたとしても、
それは私だけで終わる感謝であって、
神様と一つの目的を中心とする感謝として
実を結ぶものではありません」
(「後天時代の生活信仰」P147)
というみ言にあるように、神様に感謝される瞬間を
望みつつ歩まれた孝情の生涯でした。
☆
私たちの信仰生活も真の父母様と同じように、
「私が神様に感謝を捧げる生活」だけでなく
「神様から感謝される生活」「真の父母様から感謝される生活」
を目指すことが最高の孝情の生活です。
神様に感謝を捧げることは「信仰生活の出発点」でありますが、
「信仰生活のゴール」は私たちの歩みを通して
「神様が解放される」「神様が喜ばれる」「神様が感動される」
「神様が感謝される」ようになることだということです。
そのような孝情の生涯を目指して歩んでいきましょう。
☆
「孝情」それは、天の父母である神様に対する子女の心情であると思います。
心配をかけない、安心させる、感謝される、喜ばせ・尽くし、
尊敬・思慕し、共に暮らし、そして父母を解放する。
「孝情」というたった一言ですが、簡単には説明できない
とても奥深いものだとわかりました。
親の事情・心情・願いを知り、求めるにつれて、
孝情の心情の段階があがっていくのでしょう。
「孝情」は、子女の心情ではありますが、
幼いままの心情ではなく、
最終的には、「親の解放」つまり「神様の解放」に繋がっていくということです。
神様に安心され、感謝されるようになり
すべての重荷を解放された
真の父母様の域にはなかなか至れませんが、
だからこそ、
天の父母様、真の父母様と共に生きることが、
私たちの「孝情」を育て、天を解放する、最上の道だと思います。
真のお母様が、VISION2020の実現を願って、
中断なき前進をしておられます。
私たちも、自分の事情を優先することなく、
天の事情を優先していけるように、
み言をかみしめて
さらなる前進をしていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人において、書いているものであり、
教会本部とは一切関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、ブログの記事においては
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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