池生蓮(チ センニョン 지생련)先生の
お母様の証しの続き、
興進様のエピソード続編です。
☆
興進様は、本当に周囲のすべての食口たちに真の愛で対されました。
常に食口たちの精誠と献身をありがたく思われながら、
お互いに一つの心になって真のご父母様に待って
み旨の道を行こうと激励なさいました。
お互いに一つになる努力の中で興進様は、
食口たちがあたかも自分の実の兄弟姉妹であるかのように対されたのでした。
イーストガーデンのスタッフの中で興進様がくださったプレゼントと、
そのかたと共にした楽しかった思い出を
もっていない者がほとんどいないほどです。
当時の興進様の肉身の年齢を考えると、ちょっと信じ難い
成熟した知恵と感性を抱いて生きられた
天の息子であられました。
☆
このように太陽のように明るく美しい息子、興進様に対する
お母様の期待と愛が、果たしていかばかりだったでしょう。
この息子が天賦の資質を完全に花咲かせることもできないまま、
あまりにも早くこの世を後にされたのです。
お母様の悲しみと永遠に癒されない心の深い傷を
どのように言葉で表現できるでしょうか。
お父様は摂理史の霊的な背景を説明されながら、
興進様がお父様の代わりに
犠牲の供え物の立場で逝かれたことを明らかにされました。
極度の悲しみは、いかなる形であれ
外に率直に解き放たれてこそ心が癒されるといいますが、
お母様は、お父様が明らかにされた摂理の基準に傷が付くのではと、
いかなる感情表現もなさることができなかったのです。
心の内でのみ、かみしめる苦痛と煩悩の時間を、
お父様と共に全身で忍ばれました。
食口たちの前では少しも乱れることなく平静を保たれましたが、
数日の間、食事を口にされず、
一人で部屋に入っておられる時間が多かったです。
お父様は「オンマ、つらいだろう?」と言われて、
しきりにお母様をお慰めになりました。
☆
私は、興進様が昇華されたことと関連して、
真のご父母様におそれ多さと申し訳なさを拭うことのできない
罪人の身となりました。
当時、事故が起こった興進様の車の中には
私の二人の息子の珍福と珍吉が乗っていたのです。
問題のトレーラーと衝突する瞬間、興進様は
ご自身の右側に座っていた珍吉と後部座席に座っていた珍福が
より安全な方向にそれるように瞬時にハンドルを右側に切られました。
トレーラーが左側から突っ込んできたので、
車を右側に向けたら珍福と珍吉の位置が衝突地点から遠ざかるためでした。
しかし、その方向は左側の運転席でハンドルを握っていた
興進様ご自身にとっては、正面から突っ込んでくるトレーラーに
全身でぶつかる角度だったのです。
あたかもトレーラーと私の二人の息子が衝突する中間に
興進様が挟まった状況になったのです。
結局、興進様はあまりに大きな負傷から回復なさることができずに
昇華され、私の二人の息子は数度の手術を経て息を吹き返しました。
興進様は、父親なしに育つ私の二人の息子を不偶に思ってくださいました。
興進様は常日頃、珍吉と珍福をしきりに呼ばれて、
恐縮にも彼らのまたとない良い友となってくださったのです。
私の二人の息子に対する興進様のこのような憐憫と愛が、
全く予期しない形でご自身の体を犠牲にする立場に行かれる結果となり、
私は生涯、興進様のご家庭と真のご父母様に頭を上げることができません。
☆
池生蓮先生の貴重な証しでした。。。
興進様の車には2人の祝福二世が乗っていた、
ということは皆さんもご存じだと思いますが、
池先生の息子さんだったのですね。
昔、お世話になった先輩からこんな質問を受けたことがありました。
「もし興進様の車に乗り合わせたのが、あなただったら、
興進様は同じ行動を取っただろうか」
答えは、「イエス」です。
ほとんど反射的に、瞬間の判断で
興進様はハンドルを切ったのだといいます。
真の父母様、真の御家庭が歩まれた道、
まさに真の愛を貫かれた道です。
言葉には言い表すことのできないほどの
あまりにも貴い愛を受けている私達です。
心から感謝いたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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