聖和6周年記念として大役事が行われましたが、
文善進(ムン ソンジン)世界会長の講演と、質疑応答がありました。
その際に訓読されたみ言を、まず紹介します。
☆
森の中にいれば心が澄んできます。
木の葉がしきりにカサカサする音、
風が葦を揺らす音、水場で鳴くカエルの鳴き声
といった自然の音だけが聞こえ、
何の雑念も生じません。
そこで、心をがらんと開け、
自然を全身で受け入れれば、
自然と私は別々のものではなくなります。
自然が私の中に入ってきて、
私と完全に一つになるのです。
自然と私の問の境界がなくなる瞬間、
奥妙な喜びに包まれます。
自然が私になり、私が自然になるのです。
私はそのような経験を
生涯大事にしまって生きてきました。
今も目を閉じれば、
いつでも自然と一つになる状態が訪れます。
ある人は無我の状態だとも言いますが、
私を完全に開放したところに
自然が入ってきてとどまるのですから、
事実は無我を超えた状態です。
その状態で、自然が話しかける音を聞くのです。
松の木が出す音、草むらの虫が発する音…。
そうやって私たちは友達になります。
私は、その村にどんな心性を持った人が住んでいるか、
会ってみなくても知ることができます。
村の野原に出て一晩過ごし、田畑で育つ穀物の言葉に
耳を傾ければ、おのずと分かるようになります。
穀物が嘆息するのか喜ぶのかを見れば、
村人の人となりを知ることができるのです。
韓国と米国、さらには北朝鮮で何度か監獄に入っても、
他の人のように寂しいとかつらいとか
思わなかったのも、すべてその場所で
風の音を聞くことができ、共に暮らす虫たちと
会話を交わすことができたからです。
「虫たちと一体どんな話をするんだ!」
と疑うこともできますが、
ちっぽけな砂粒一つにも世の中の道理が入っており、
空気中に浮かぶ埃一つにも
広大無辺な宇宙の調和が入っています。
私たちの周りに存在するすべてのものは、
想像もできないほどの複合的な力が
結びついて生まれているのです。
また、その力は密接に連関して
相互につながっています。
大宇宙のあらゆる存在物は、一つとして
神の心情の外で生まれたものはありません。
木の葉一枚揺れることにも
宇宙の息遣いが宿っています。
私は幼い頃から山や野原を飛び回って、
自然の音と交感する貴重な能力を与えられました。
自然はあらゆる要素が一つのハーモニーをなして、
偉大で美しい音を作り出します。
誰一人として排除したり無視したりせず、
どんな人でも受け入れて調和をもたらします。
自然は、私が困難にぶつかるたびに
私を慰めてくれたし、
絶望して倒れるたびに私を奮い立たせました。
大都市に生きる最近の子供たちは
自然と親しむ機会すらありませんが、
感性を教え育むことは知識を養うことより重要です。
自然を感じる心がなく、
感性が乾いた子供であるならば、
誰が教育したところで何が変わるでしょうか。
せいぜい世間に広まった知識を積み上げて
個人主義者になるだけです。
そんな教育では、物質を崇拝する唯物論者ばかりを
作り出すことになってしまいます。
春の雨はぽつぽつ降り、秋の雨はぱらぱら降る、
その違いを感じることができなければなりません。
自然との交感を楽しめる人であってこそ
正しい人格が身に付くと言えます。
道端に咲いたタンポポ一本が
天下の黄金よりも貴いのです。
自然を愛し、人を愛することのできる心を
備えておくべきです。
自然も、人も愛せない人は、
神を愛することはできません。
神が創造された万物は神ご自身を表す
象徴的な存在であり、
人は神に似た実体的な存在です。
万物を愛することのできる人だけが
神を愛することができます。
草むらの虫と交わす宇宙の話
『平和を愛する世界人として』(光言社版、54〜56頁)
『平和を愛する世界人として』(光言社版、54〜56頁)
☆
これを訓読された後、語られた善進様のみ言と
質疑応答の内容を紹介します。
☆
文善進世界会長のみ言(要約)
文善進世界会長のみ言(要約)
天の父母様(神様)と真の父母様と共に
私たちが世界の人々と世の中を正しく導くには、
どんな分野においても、
お互いに学び合うことを継続しなければなりません。
人は皆、変化の鍵≠もっていますが、
自身の態度を変えない限り、
そのような変化は絶対に起きません。
きょう、訓読したみ言を通して、
皆さんが天の父母様と真の父母様の愛と真理に連結し、
皆さんの心と体が
一つになることができるように願っています。
☆
(質疑応答)修練生の質問
「私に苦痛を与えた人々に愛する実践をしようとするとき、
意識すべきことは何ですか?」
善進様はその修錬生を壇上に呼んで
水が入ったペットボトルを5本持たせ、以下のように指導されました。
「そのペットボトルは受けてきた苦痛による心の重荷です。
それを下ろして天の愛と一つになり、
自らの怨讐を愛して多くの幸せと喜びを味わい、
その人と和合しなければなりません」
《文善進世界会長特別講演》
8月26日午後3時30分〜
天城旺臨宮殿大聖殿
(孝情清平リポートより抜粋編集
文責:ten1ko2)
8月26日午後3時30分〜
天城旺臨宮殿大聖殿
(孝情清平リポートより抜粋編集
文責:ten1ko2)
☆
*冒頭の写真はこの時の写真ではありません
善進様の回答、
とてもシンプルなものですが、
実際に壇上でペットボトルを持った修練生には、
手に残った具体的な重さとともに、実感として
忘れられないものとなったことでしょう。
心の重荷をおろすことは簡単なことではありませんが、
善進様は、それを実践され、
恩讐を愛する戦いをしてこられたのではないでしょうか。
人の心は移ろいやすいです。
しかし、自然と一つになり、
神様と一つになって、
あらゆる困難を克服し、
強い人になっていきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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