浅川先生の自叙伝講話、
今回は、『万物を愛する』の前半です。
☆
(次に)神様を愛するとは、
「神様がつくられたすべてのものを愛する」ことなのです。
文鮮明先生によると、すべての自然万物は神様が人間のために造られた創造物であり、
神様の愛が込められています。
また、自然万物は神様の象徴的姿でもあり、分身ともいえるのです。
「神が創造された万物は神ご自身を表す象徴的な
存在であり、人は神に似た実体的な存在です。
万物を愛することのできる人だけが
神を愛することができます」
(自叙伝『平和を愛する世界人として』、52ページ)
☆
「すべてのもの」を愛するのですから、
どんな動物や昆虫、生物も愛することになります。
しかし、私たちは必ずしもすべての生物を愛してはいません。
最も愛している動物がペットです。
かわいいし、よくなつくからです。
その筆頭が犬です。
一軒の家で最高に犬を飼っているのが
207匹だという新聞記事を見たことがあります。
台所にも床の間にも犬がいて、ひょっとすると、
主人は家の外の人間小屋に住んでるのかもしれません。
最近では、犬の気持ちはともあれ、犬に服を着せている人も多いです。
犬のお見合いもあれば、犬の霊園もあります。
ここまで来ると、江戸時代に生類哀れみの
令なる悪法を出して批判された犬将軍、徳川綱吉も、
あの世で仰天しているのではないでしょうか。
一年に一度くらいしか、散歩に誘わない夫婦でも、犬は毎日散歩させています。
☆
犬、猫、ハムスター、うさぎ、小鳥などは愛されています。
ところが、嫌われている生物がいます。
嫌われるどころか、発見されれば殺されてしまう生物もいます。
ゴキブリ、蚊、ハエなどです。確かに、色合いといい、姿といい、
不気味であり、到底ペットにする気にはなれません。
吐き気さえ催します。
しかし、これらもまた神様の創造物なのです。
文鮮明先生が無実の罪で牢獄生活をしたとき、
文先生を最も慰めたのは犬や猫ではありませんでした。
なんと、シラミとノミだったといいます。
しかも、「貴重な話し相手」(自叙伝、102ページ)になったというのです。
☆
そればかりではありません。
神様のメッセンジャーでもあったのです。
「南京虫やノミを見る瞬間、ふと悟る啓示がありますが、
それを逃してはなりません。
神がいつ何を通して語られるか予測できません。
南京虫やノミであっても貴く思って
調べてみることができなければなりません」
(同、102ページ)
さらに、
「世の中のすべてのものから神様のみ手を感じようと、
触覚を鋭敏にしました」
(同、327ページ)
と語られています。
「触覚」は感じ取る感性ですが、
この場合は、「神様のみ手」を感じ取ることを意味しています。
自然万物に触れて、神様の愛と働きを感じ取るのが、神様を愛することなのです。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『心の書写〜文鮮明師自叙伝に学ぶ〜』より)
【第三章】神様を愛する
(光言社・刊『心の書写〜文鮮明師自叙伝に学ぶ〜』より)
【第三章】神様を愛する
☆
原理講論において、このようにあります。
「人間を中心とする被造世界が存在する目的は、
神を喜ばせることであった」
被造世界というのは、人間だけではなく、
万物も神様を喜ばせる、ということですね。
しかし、浅川先生の言われるように、
いろんな万物がいますので、
とうてい愛する心情が湧かないような(笑)
そのような万物もいるわけですよね。。。
人間的な、個人の感情ではなく、
神様の心情に立たないと
乗り越えられないでしょう。
特に女性は、感情的な生き物ですから
愛するようにと言われても、
生理的にとうてい受け付けられないかもしれません。
しかしお父様は、南京虫、ノミを通して、
神様のメッセージを受け取ったのですから、
本当に神様の心情に通じていた、
そう感じざるを得ません。
ささいな万物からも、天の父母様
真の父母様に通じることができる。
2019年は、万物も正しく愛し
主管して、良い年にしていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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