浅川先生の霊界シリーズ、地獄編。
今回は、「地獄の動植物」です。
☆
では、地獄の動物や植物や山や川や海は、どのようになっているのでしょうか。
天国では、動物たちが愛に触れたくて寄ってくると言いました。
人間の膝元(ひざもと)に座ったり、
歌を歌ったりして安らぎ喜ぶと言いました。
地獄ではどうでしょうか。
動物は、いるにはいるのですが、あまりにも人間が恐ろしい姿をしていて、
愛のかけらもないために、人間に寄ってこないのです。
あまりにも怖くて、人間が来ればすぐに隠れてしまい、
おびえて姿を現さないのです。
ですから、地獄という所は、動物の姿を見ることができない世界です。
しかし遠吠(ぼ)えは聞こえます。
あまりにも怖いので、動物たちは声を発します。
それは恐怖の声なのです。
☆
よく、人間を殺害しておきながら、猫はかわいがるという人がいます。
猫をかわいがっていますが、人を簡単に殺害します。
この人が霊界に行った場合はどうでしょうか。
猫は寄ってくるのでしょうか。
霊界の猫は、真(まこと)の愛のある人にしか寄ってこないのです。
人を簡単に殺害するほど冷酷で無慈悲な人間ですから、
このような愛のない人間に、どうして霊界の猫が寄ってくるでしょうか。
地上生活でどんなに動物を愛したとしても、
人間を殺害する恐ろしい性格をもっているならば、
霊界では動物から見捨てられるというのです。
☆
さて、植物はどうでしょうか。
天国では温かい愛の人間に触れて、桜の花は満開になります。
ところが地獄は、心が冷え切っている人や心がしおれている人や、
枯れている人の集まりです。
枯れている心に触れて、花が咲くはずがありません。
たちまち枯れてしまいます、しおれていきます。
咲いている花などあるはずがありません。
すべてがしおれて枯れています。
不気味な世界です。
野菜などが育つはずもありません。
☆
では山や川、海はどうでしょうか。
霊人の心と霊界の自然環境の対応を考えると、次のような光景なのです。
人間の心が裂けて割れています。
そういう人間が来るのですから、大地が割れるというのです。
ですから地獄というところは、地震が頻発するのです。
地震が毎日のように連続する世界が地獄です。
☆
また、人間の心が荒れ果てています。
八つ当たりをし、気持ちが収まりません。
いつも大荒れです。
だからその大荒れの心に触れた海は、大荒れになるのです。
時化(しけ)が続きます。
暴風雨が続きます。大きな津波が襲います。
いつも海は荒れ果てているのです。
このようなことが、日常茶飯事のように猛威を振るう世界が地獄なのです。
真っ暗で、しかも寒い世界の中で、食べる物もなく、飲む水もなく、
おびえるようにして生きながらえている世界が地獄です。
しかし、どんなに苦しくても逃れることはできません。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第三章 地獄とは
(光言社・刊『幸・不幸と霊界の仕組み』より)
第三章 地獄とは
☆
何度も同じことを書いていますが、
本当に地獄というのは、悲惨ですね。
神様が私たち人間のために
喜びの対象として創造された万物も、
地獄では、悲しみの対象にしかなりません。
「死んだら分かるけど、分かったら遅い」
有名な北谷教会長のメッセージを思い出します。
本当に今、正しく生きることを
天が願われていることを痛切に感じます。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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