史吉子先生の「原理に関するみ言の証」より、
『自己否定の意義と秘訣』の続編です。
☆
お父様がアメリカで、
「天使長の自己を中心とした
利己主義が人間に移ったが、天使長から受けた
邪心と自分だけを考える利己主義を無くして、
先に相手のことを考える利他主義に変えるのに、
神様の復帰摂理が6千年もかかった」
と語られました。
自己中心と自己否定は意味が正反対です。
自己中心は何かというと、「自分がやりたいことはやれる!
自分がやりたいことはやってもいい!」
という態度のことをいいます
このように、天使長は、自分がやりたいことをやりました。
自己否定は、自己中心とは反対に
「自分がやりたくないことだがやる。
やれないことだが、必ずやって見せる!」という態度です。
ですが、自己否定は容易ではありません。
☆
では、誰が一番多くの自己否定の訓練を受けたのかと言うと、
お父様自身だと語られました。
お父様が神様からどんなに徹底的に自己否定の訓練を受けたのか、
今までご自身のやりたいこと、できることを
神様がさせたことはなかったそうです。
ただ、常にやりたくないこと、できないことを
やらなければならない自己否定の訓練を受けられたそうです。
お父様が、例を挙げられました。
☆
「私が自己否定の試練に遭った中で、
一番難しかったことは、私の最も愛する8人の人が
私の傍から離れたことだ」
と語られました。
お父様が大変愛していた妹が、
幼くして亡くなったそうです。
また、ある友達に出会いましたが、「この友達には、
本当に自分の心を打ち明けて話したい」
という思いを持たれたそうです。
しかし、その友達は病気で急に亡くなってしまったそうです。
このようにお父様が愛された人、8人が行方不明になったり、
関釜連絡船に乗っていく途中、水に溺れて亡くなりました。
お父様は、「ああ、私はなぜこのような試練を受けなければならないのか?
なぜ、神様はこんなにもひどく訓練されるのか?」
と思われたそうです。
☆
後からよく考えてみると、
「そうだ!
アダムは地上で完成して、
神様と愛の一体をなすことができなかった。
しかし、神様と私が愛で完全に一つになるまで、
神様と私の間に髪の毛一本も挟んではいけないから、
そうされたのか」という悟りを得られたそうです。
このような猛訓練を受けて考えられたのが何であるかというと、
「よし、神様が私をこんなにも徹底して自己否定させることで
サタンを分立させ、この過程を経てから私を引っ張っていかれるように、
統一教会の責任者たちを訓練して、
私が神様に引っ張っていかなければならない」とのことでした。
☆
お父様のような状況、最愛の8人を失ったなら、
普通はどうでしょうか。
「神なんているもんか」
と自暴自棄になってしまうのではないでしょうか。。。
進化論の生みの親であるダーウィンは、
もともとはクリスチャンでした。
しかし、最愛の長女が祈りの甲斐なく病死したのち、
「死は神や罪とは関係がない」と、
信仰の道から遠ざかっていきました。
自分に与えられた環境を通して、
「神はいない」
と結論付ける人が多いというのです。
しかし、お父様はどうでしょうか。
最初の発想も
「神様はこんなにもひどく訓練されるのか?」でしたが、
「神様と私が愛で完全に一つになるまで、
神様と私の間に髪の毛一本も挟んではいけないから、
そうされたのか」
そのように悟られたお父様でした。
自己否定の境地を体得されながら、
私たちを訓練してくださるお父様。
お父様のように、自身の願わない状況に対しても、
神様の訓練、として受け止める者になっていきたいです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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