「バツの世界にはマルが入る場所がありません」
この表題に目が留まりました。
橘先生のコラム、夫婦愛を育むより、紹介します。
☆
「堕落した世界は、マル(○)の世界ではなく、
バツ(✕)の世界です。
マルには数億のバツが入ることができますが、
バツの世界にはマルが入る場所がありません」
(『真の父母経』1494頁13)
真のお父様が2009年5月5日に語られたみ言です。以前にこの部分を訓読した時は深く考えることもなく読み進めたのですが、
今回は心に留まりました。
そこにはマル・バツに関するそれ以上の説明がありませんので、
これから先は私個人の解釈・受け止め方として読んでいただくようお願いします。
☆
マルは相手を受け入れ肯定すること、
バツは相手の不足部分に目を向けて否定すること、と感じました。
相手を受け入れれば、相手の不足部分が見えても許容し成長を待ちます。
マルにはバツが入れるのです。
愛から受け入れることもあるでしょうし、
受け入れていく中で愛が育つこともあるでしょう。
でも、相手の不足部分に気を取られていると、葛藤し、愛せません。
良い部分(マル)すら見えなくなりがちです。
☆
西洋社会を舞台にした物語を読んでいると、同じクリスチャンでも、
彼はA教会、彼女はB教会と、しばしば宗派の違いが出てきます。
そんな中、「義理の母はC教会に所属していて、厳格で裁きやすい人だったので、
反りが合わなかった」という表現に出合いました。
どこかで聞いた話のように感じるのは私だけでしょうか。
☆
私の親しい友人の嫁ぎ先は、夫だけでなく義理の母や姉も
同じ信仰を受け入れていました。
それを聞き、「良かったね」と送り出したのを覚えています。
が、やはりその環境なりの苦労があったようです。
異なる生活習慣などから来る一般的な義理の家族との葛藤に加えて、
信仰面から来る難しさがありました。
より信仰熱心な側が、自分の基準を相手に期待(無言の要求)するのです。
当然その期待に添わなければ、失望し、その波動は相手に伝わります。
相手は「裁かれた」と感じることもあるでしょう。
信仰が、一歩間違えばバツを生んでしまうのです。
夫婦間ですら、信仰姿勢の違いで闘うのですから、
ましてや義理の親や兄弟となると余計に難しいことと想像します。
☆
幸せな家庭づくりを通して理想世界実現を目指す私たちは、
まずは家庭の中でこそ、真理をもって裁くことのないよう、
バツを付けることのないよう自戒し、
柔らかい心で相手を受け入れることを心掛けていきたいものです。
私たちが復帰しようとするのは、
創造本然の世界、マルの世界なのですから。
夫婦愛を育む 87
「バツの世界にはマルが入る場所がありません」
ナビゲーター:橘 幸世
「バツの世界にはマルが入る場所がありません」
ナビゲーター:橘 幸世
☆
表題の文言は、橘先生の言葉でなく、
お父様のみ言だったのですね。。。
お父様が言わんとされていることは、
橘先生の解釈でいいのだろうと、私も思います。
お父様は「〇」と「✕」という文字を使って、
心の受け入れる度合いを見事に表現しておられます。
このように考える人は、お父様以外にはいないのではないでしょうか。
まさに、「言葉の天才」です。
先生は、西洋の家庭を例に取り上げておられましたが、
これは、かつての私たちにも当てはまるような内容だと思います。
昨日、み言を訓読しているとき、
1992年、イスラム教の信仰を持つ人たちが、祝福を受け
そのあと、3万双の時から、「祝福の世界化」が始まった。
そんな部分がありました。
すでにその時から、お父様は祝福を受ける人の資格を
家庭連合(当時は統一教会)の信仰を持たなければ、
祝福を受けることができない、ということでなく、
真の父母様を受け入れていれば、受けられる、
そのように変えていかれたのでした。
足りない私たちを「〇」として受け入れてくださっている
真の父母様に、改めて感謝したいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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