2020年01月07日

(証し)闘病中の会長人事、死に場所を得た梶栗会長・お父様聖和「君はまだ来るな」



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2011年、渋谷駅前で街頭演説をする梶栗会長


梶栗会長の証しの続き、
今日は、晩年、12代会長になられた前後のお話です。


  君は土木だね

1996年、真のお父様から南米に来るように言われ、
ブラジル、ジャルジンに向かった。

その道中、梶栗氏はブラジルの景色を見ながら、
どのように開発するかに考えを巡らせた。

お父様に感じたままを報告すると、
「きみは土木だね。ここに残るんだね」と言われ、
南米で歩むことになった。

ちょうど、60歳の還暦を迎えた時だった。


  15年間に及び闘病生活と這いつくばるような歩み

梶栗玄太郎氏の長男、正義氏は、梶栗氏の聖和式での
家族代表あいさつで以下のように証ししている。

「思えば、父が還暦の60歳を迎えた時に
心臓発作を起こしてから15年間。
そして66歳の時にがんの宣告を受けて
9年間という闘病生活を送ってきました。

体が自由にならない、そんな中で這(は)いつくばるような
歩みをしておりました。

そのような中で会長の任務を承りました後には、
『ようやく、死に場所を見つけた』、
そんな思いで必死に責任を果たそうとしている様子でした。

心臓の主治医からは、
『あんたの心臓は普通の人の半分から三分の一しか
動いていないんだから、食べるだけでも、
目の前の人と話すだけでも、心臓に負担がかかるんだよ』
と言われていました。

しかし、登壇すれば大声を張り上げ、
心臓に負担をかけながら講演を続けました」


  日本統一教会 第12代会長 就任の決意

梶栗氏は2009年7月14日に行われた
日本統一教会(現・日本家庭連合)の会長就任式でこう語った。

「このたび私に統一教会の会長という話を頂き、
 正直申し上げて、青天の霹靂でありました。
 なぜ、また私のような者を天が用いられるのか、
 何か天の事情があるのだ…と思い、
 ただただ涙が流れました。……

 私は以前、モーセからこのような啓示を受けました。
『前に進んでいけ。その時に必ず横から、
 サタンが日本刀を持って斬りつける。
 真っ二つに斬られても、なお前に進め。
 そうすれば勝つ!』
 
 相手を斬るのではありません。
 斬られても前に進むのです。
 これはまさに、『怨讐を愛せよ』
 『汝の敵を愛せよ』ということです。
 
 これから前進いたします。
 これが私の就任の決意です」


  車椅子での全国巡回

2012年3月の真のお母様(韓鶴子総裁)ご来日の際には、
全国巡回をされるお母様に車椅子で同行した。

また同年秋に医師から余命4カ月と宣告されたが、
首都圏などを巡回して説教や信仰指導をするなど、
最後まで教会の組織強化、後輩の信仰育成に尽力された。


  よく侍ってから来るように

2012年9月、真のお父様の天宙聖和式の翌日の朝方、
梶栗氏は真の父母様の夢を見た。

夢の中でお父様は、
「今は霊界に来たら煩わしいから、君はまだ来ないでね」
と語られ、さらに
「真のお母様によく侍ってから来るように」
と言われたという。


  もし生かしていただけるなら

「もし許されて、基元節まで生かしていただけるなら、
私は命を懸けてみ旨をやります」

真のお父様の聖和後、真のお母様の前でそのように決意表明をすると、
お母様は「短くてはっきりしていて、とてもいい」と語られた。


  聖和

2012年12月26日、梶栗源太郎氏聖和。
帰歓式は2012年12月27日に、聖和式は12月28日に
東京・渋谷の松濤本部で行われた。

聖和式では、梶栗氏のこれまでの業績に対して特別功労牌が授与され、
真の父母様から梶栗氏に「忠臣奉天」の称号が贈られた。

(参考:『わが、「善き闘い」の日々』、『Today World Japan』、『中和新聞』、U-ONE TV)



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1985年

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1984年


梶栗会長の凄まじい歩みが思いだされます。
写真を掲載しましたが、
東日本大震災があった年で、
霊的に敏感な梶栗会長は
直後は犠牲者の苦痛を感じられたといいます。

居ても立っても居られない心情で
自らが街宣カーでマイクを持たれました。
肉体は限界の限界なのに、
その病状を微塵ともせずに、
叫びにさけんでいた、梶栗会長でした。

基元節まで・・・
と思われていたそうですが、
実際には、お父様のあとを追うように、
2012年12月に聖和されました。

カナンを見ることのできなかった
モーセの最期と重なる気がします。

今は、UPF(天宙平和連合)で責任を持たれている
ご長男、梶栗正義会長をはじめとして、
お子様方がそれぞれ立派に歩んでおられます。
霊界から協助してくださっているのは、
間違いないと思います。

そして、その生きざまは、私たちに
『相手を斬るのではありません。
斬られても前に進むのです』
そんなメッセージを残してくださっています。







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梶栗玄太郎(かじくり・げんたろう、1937〜2012):
 世界基督教統一神霊協会(現・世界平和統一家庭連合)の第12代会長。
 日本統一教会の草創期から教会の基礎を築き、統一教会の要職を歴任。
 会長就任後は、日本統一教会の社会的評価や信頼を高めていくために
 教会の組織強化を図り、牧会者および信徒の信仰指導、
 後輩たちの育成のために尽力されました。
 2012年12月26日聖和。
 真の父母様より、「忠臣奉天」の称号を贈られています。

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