天正宮の花*
大宇宙のあらゆる存在物は、
一つとして
神の心情の外で
生まれたものはありません。
木の葉一枚揺れることにも
宇宙の息遣いが宿っています。
一つとして
神の心情の外で
生まれたものはありません。
木の葉一枚揺れることにも
宇宙の息遣いが宿っています。
自叙伝「平和を愛する世界人として」より
浅川先生の自叙伝書写講話。
今回は「自然との交感を楽しむ人」です。
☆
人は誰でも幸福を求めて生きています。
そのため、時として仕事や家事の忙しさから解放されて
自然を満喫しようとします。
心の疲れを解きほぐそうとします。
自然を観光しに行きます。
観光は、“光を観る”と書きます。
文字どおり、人生の「光」を「観る」ために行くのです。
日本には、たくさんの素晴らしい観光地があります。
北海道の大自然、箱根、芦ノ湖、富士山、そして、九州の雄大な阿蘇山。
では、有数の大自然でしか、光を観ることはできないのでしょうか。
観光地に行っても、必ず、家に帰らなければなりません。
翌日から、仕事と家事が待っています。
もし、大自然の観光しか、心を解放することができないならば、
人生のほんの一時しか、幸福を満喫できません。
富士山の山頂に庵を立てて住むわけにはいかないのです。
☆
しかし、ご安心ください。
文鮮明(ムン ソンミョン)先生は、「全て」の自然との触れ合いが、
人間を幸福に導くと言われます。
観光地の素晴らしい大自然だけではなく、全ての自然と言われるのです。
観光地が箱根だったとします。
東京から車や電車に乗って箱根に行きます。
箱根で山や湖を観光して、心が安らぎます。
温泉につかって体をリフレッシュさせます。
そして、再び帰ります。
疲れているので、寝てしまいます。
(運転手は起きています)
では、箱根に行く途中に、自然は全くなかったのでしょうか。
そんなことはありません。
自然だらけです。
道路脇には雑草が生い茂っていました。
花も咲いていました。
遠くに山がそびえていました。
そして、空があり、白い雲がたなびいていたのです。
鳥も飛んでいました。
自然の中を通って箱根に着き、
自然の中を通って自宅に帰ったのです。
でも、途中では、感動しませんでした。
どうして、有名な箱根を観光して、
途中の自然は観光できなかったのでしょうか?
☆
自然に貴賤(きせん)、上下があるのでしょうか。
交通費のかかる箱根の自然は尊くて、
無料で見れる雑草は卑しいのでしょうか。
毎日、会社や学校に行く途中で足元に咲いている
花や雑草は、見る価値がないのでしょうか。
そうではありません。
全ての自然万物には尊い価値があるのです。
「光を観る」ことができるのです。
もしも、私たちがそのように感じられれば、
毎日、観光地で生活していることになります。
歩くだけで、幸福を満喫できるのです。
無料です。
では、どうしたら、そんなお得なことができるのでしょうか。
☆
それが、「一つの岩、一瞬の風にも神様の息遣いが隠れている」
ことを感じ取る心、なのです。
自然万物に神様の愛を感じる心が、なければならないのです。
それができる人を、「自然との交感を楽しめる人」
(自叙伝52ページ)だと言われます。
人間に幸福をもたらすのは、すべての自然に神様の愛を感じる心なのです。
文鮮明先生は、道端に咲く雑草やタンポポが、
世界的名画や歴史的展示物より尊いのだと言われます。
☆
「神様がつくられたすべての存在を
愛の対象として感じなければなりません。
博物館にある一つの作品がいくら立派だとしても、
生きている神様の作品には及びません。
道端に咲く一輪のタンポポが新羅(古代朝鮮半島の国家)の
金の冠より貴いのです」
(自叙伝316ページ)
「門前の、何の価値もなく立っているように見える
一本の木を見ても、世界の名作、画家が描いた
どのような絵とも比較できません。
いくら絵を眺めても、そこに花が咲きますか?
香りがありますか? ないのです。
ところが、木からは種が生み出されるのです。
その種を植えれば、その木よりも素晴らしい木が
いくらでも出てくるのです」
(『天運を呼ぶ生活』168─169ページ)
☆
世界的画家の一人に、ゴッホがいます。
有名な「ひまわり」を描きました。
おそらく、時価で、何十億でしょう。
展示会があれば、美術愛好家たちは美術館に殺到します。
自動車、電車に乗って、入場料を払って鑑賞します。
ある、ゴッホの絵に魅せられた人がいたとします。
夏の季節でした。車で三時間かけて、美術館に来て、
「ひまわり」を見て感動して、車で帰ったとします。
この人が価値を認め感動したのは、ゴッホの「ひまわり」の絵でした。
ところが、その道筋には、
ひまわりがたくさん咲いていたのですが、全く気づきませんでした。
本物のひまわりには感動しなかったのです。
では、絵画の「ひまわり」に価値があって、
道端の「ひまわり」には全く価値がないのでしょうか。
文鮮明先生は、道端に咲いている「ひまわり」が、
ゴッホの「ひまわり」より、価値がある、と言われるのです。
なぜなら、いのちがあって、香りがあり、繁殖するからだと、いわれます。
絵画の「ひまわり」はどんなに見事であったとしても、
香りを発散しません、たくさん増える、ということもありません。
美術館が、ひまわり、だらけになります。
道筋の「ひまわり」は神様の作品そのもので、人の手をかけていません。
道端こそ自然の大美術館で、
「ひまわり」が神様の手で展示してあるのです。
もし、心の門が開けば、道端の、ひまわり、に
神様の光を、観ることができるのです。
すべての自然に神様の愛を感じる人を、
「自然との交感を楽しむ人」というのです。
「自然との交感を楽しめる人であってこそ
正しい人格が身に付くと言えます。
……自然も、人も愛せない人は、
神を愛することができません」
(自叙伝52ページ)
浅川 勇男・著
(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ〜心のあり方』より)
第十二章 一つの岩、一瞬の風にも神様の息遣いが隠れている
自然との交感を楽しむ人
(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ〜心のあり方』より)
第十二章 一つの岩、一瞬の風にも神様の息遣いが隠れている
自然との交感を楽しむ人
☆
お父様の自叙伝のみ言は
下にも添付しました
下にも添付しました
お父様が自然を愛される世界、
自然の価値を感じられる世界、
神様の心情を中心にとらえておられます。
これからゴールデンウイークに入りますね。
通常ならば、自然を求めて、山や海に
レジャーシーズン到来でしょう。
しかし、ご存じのようにコロナ事態により、
「観光地には来ないでください」
と、自宅待機が願われています。
今こそ、お父様のように、
道端に咲く一輪のタンポポに
神様の愛を感じる、
感性を鋭敏にしていきたいと思います。
*自叙伝「平和を愛する世界人として」より
私たちの周りに存在するすべてのものは、
想像もできないほどの複合的な力が
結びついて生まれているのです。また、
その力は密接に連関して相互につながっています。
大宇宙のあらゆる存在物は、一つとして
神の心情の外で生まれたものはありません。
木の葉一枚揺れることにも宇宙の息遣いが宿っています。
(自叙伝51ページ)
自然を大切にして保護する近道は、
自然を愛する心を持つことです。
道を歩いていて一株の草を見ても、
涙を流すことができなければなりません。
一本の木を抱きかかえて
泣くことができなければなりません。
一つの岩、一瞬の風にも、神様の息遣いが
隠れていることを知らなければならないのです。
自然を大切にして愛することは、
神様を愛することと同じです。
神様がつくられたすべての存在を
愛の対象として感じなければなりません。
博物館にある一つの作品がいくら立派だとしても、
生きている神様の作品には及びません。
道端に咲く一輪のタンポポが
新羅の金の冠より貴いのです。
(自叙伝316ページ)
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※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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