家庭教育局内田由喜先生の講話、
「生活信仰のすすめ」の2回目です。
☆
生活の中で神様に語り掛ける
前回は信仰生活における「動機(情)の成長」の重要性と、
成長のための「命の源」となる、
み言の訓読生活の大切さについて触れました。
それに続く内容として、
日々、神様に語り掛けながら生活することの
大切さについて触れたいと思います。
☆
私自身、例えば講義を担当するときも、
み言を整理しながら、
「神様、これでいいでしょうか?」と祈りながら
講義の資料を作っています。
あるとき、講義を担当したあとに真のお父様が夢に現れて、
「あんた、この話を何でしなかったのか」と、
まるで講義のようすを見ていたかのように
指導してくださったことがあります。
神様からの答えというものは、
このほかにも、実体の人間を通して返ってくることもありました。
そのような体験を通して私は、
「神様が絶対的な存在でいらっしゃる」
と受け止めることができたのです。
☆
私はまた1人の主婦でもあります。
例えば、事情があって帰宅が遅くなり、
家族と共に夕食の場にいることができなかったとしても、
夕食後に夫や子供の食器を洗うとき、
「神様、きょう私の夫はどういう1日を過ごして、
この夕餉(夕食)を迎えたんでしょう?」、
「子供たちはどのようにご飯を頂いたんでしょうか?」
というように、
神様と対話しながら食器を洗います。
このような生活の一コマ一コマを神様に問い掛けると、
次の段階で悟らされることが実際に起きています。
洗濯物を干していても、
「ああ、神様。太陽がありがたいです」と感じます。
☆
私たちは現実世界に身を置いて生活していますが、
心の中心にいつも神様を感じながら、
神様との関係を動機として生活することが大切です。
考えてみれば、とても簡単なことで、特別難しいことではありません。
そのように生活の中で、
神様との間で心情的な世界を感じることができるのです。
「生活は生活、信仰は信仰」と切り離すことはできません。
教会の集会に行ったら信仰者となり、
家に帰ったら別世界であるというわけではないのです。
信仰と生活は一つであり、祈りやみ言学習、
そして動機も常に生活と一つです。
☆
サタンの働きを見抜いて分別する
私たちが気をつけるべきことは、やはり
サタン(悪魔、悪霊)という霊的な存在です。
「神様を中心とする生活を」と思いながらも、
一方では、自己中心的な思いや不平不満、
堕落性から来る思いに相対してくるサタンがいます。
信仰生活をする中、神様を中心として頑張ってみるのですが、
心の底では、「もうこんなのやりたくないよ」とか、
「苦労ばかりだ」などといった不満が生じるとき、
そうだよ、やめちまいな≠ニサタンがささやいてくるのです。
☆
このようなときには、み言学習や祈祷を通して、
サタンを分別しなければなりません。
サタンを見抜く力をつけていくのです。
そして、「堕落した人間を救うために、
神様が長い歴史をかけて苦労してこられた」
というように祈るとき、神様に対する情が湧き上がり、
信仰的な動機が成長していくのです。
木の根が張り、木が繁茂していくのと同じです。
☆
そのような生活を積み重ねていくようにしないと、
根を張ることができず、樹木全体に栄養が供給されずに、
木は枯れていってしまいます。
教会でも、信仰生活の長い人たちが
マンネリ化や世俗化に陥ってしまうことが多いのです。
何か一つのことが起きたときに、
「ああ、神様、何か意味があるんですね」というような、
神様を動機にした考え方になったり、
「えー、何でこんなことが起きるの。
私、何か悪いことした?」というような、
自分中心の罰論≠フような考え方になったりします。
信仰の動機が成長していないと、
神様との関係が遠くなり、
不平不満や平面的な見方に陥ってしまいかねません。
☆
自分の親としての神様を実感していく
訓読会をしっかりと実践することは素晴らしいことです。
しかし、訓読会をすること自体が目的ではなく、
訓読するみ言の背後にある神様と真の父母様を
「自分の親である」として実感し、
そこから「私は新しく生み直された、重生された」
ということを実感できるように、
み言をしっかりと学習することが必要ではないかと思います。
私たちは社会の中で生活しているため、
不本意ながら、外的な生活に追われる日々となっているかもしれません。
もちろん、現実社会で外的(物質的)な
豊かさを求めることは必要ですが、
もっと必要なものは、内的(心情的)な「心の豊かさ」です。
神様と自分との関係が主体であり、
その相対圏にあるのが現実の社会ですから、
まずは神様との親子の心情関係を強化しなければなりません。
そのためには、霊的な糧である、み言が絶対的に必要なのです。
(一部割愛しました 文責:ten1ko2)
生活信仰のすすめ 第2回
家庭教育局相談員 内田由喜
日々、神様の愛を感じる生活を〈後〉
(『祝福家庭』での連載を整理したものです)
Blessed Lifeより
家庭教育局相談員 内田由喜
日々、神様の愛を感じる生活を〈後〉
(『祝福家庭』での連載を整理したものです)
Blessed Lifeより
☆
自己牧会プログラムにおいて、
心の中の神様に尋ねる生活、
その内容と似ているな、と感じました。
常日頃から神様を中心とした日常生活、
そこに意識を傾けていきたいものです。
また、サタンがささやく、ということ。
私自身においては、
教会で公務を歩んでいるときよりも、
正直なところ、家での生活で感じることが多かったりして。。。
動機の転換、発想の転換。
自分自身を戒めないと、と思います。
何よりも、真の父母様に似る者となるべく、
生活信仰を体恤していきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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