金元弼(キム ウォンピル)先生のみ言、
「悔い改めは出発の時と同じ」より
「み言を自分のものとして伝える」です。
☆
親が食べたいものを食べず、人の寝る時に寝ず、
使いたい時に使わないで、お金をたくさんもうけたとします.
そして親はそのお金、財産を
全部その子供に相続してあげました。
相続したのだから、この財産は
子供のものになっていると考えると思います。
ところが、そうではないというのです。
なぜなら、親はたくさんの財産を得るために、
今話したような苦労した内容をもっているからです。
ところが子供はこういう過程を通じないで、
そのまま受け取ったわけです。
これはその子供の所有物になる条件となるのです。
自分のものとなるためには、親がこういう内容を通じて得たごとく、
子供もそういう内容を通じて初めて自分のものになるのです。
そうすれば、そのお金はどんどん増えていくというのです。
☆
それと同じく、私たちは先生からたくさんの恵みを受けます。
み言を受けます。
先生が私たちに与えてくださるのは、
神のため、人類のためにすべてを尽くしたうえで
得たみ言であるというのです。
先生のみ言は、ただ伝え聞いたものではなく、
先生が神のために尽くすことによって得たものです。
ところが、私たちは尽くさないでこのみ言を受けます。
ですから、私たちは色々なみ言を受けて知っているけれども、
そのみ言は自分のものにはまだなっていないのです。
自分のものではなく、先生のものなのです。
神様や親はみ言が子供のものになることを念願します。
神様や親のものですけれども、
それが子供のものになるように念願するというのです。
その願いにこたえるためには、尽くして、
その内容を備えなければいけないのです。
そうしてこそ初めて、み言が親のみ言であり、
また子供のみ言にもなるというのです。
☆
ところが人々は、み言を受けて、
これを自分のものにする過程を通じないで、
そのまま人に伝えます。
そしてその人も、受け取ってそのまま伝えるのです。
受け取って伝えたのですから、
そのみ言は自分のものにならないのです。
自分のものにならないままに人に伝えたのですから、
自分には何もなくなるというのです。
自分のものにできずに伝えると、最後にはサタンが構えているわけです。
そしてそのみ言がサタンのところに行ってしまうのです。
これを神のみ言が地に落ちたというのです。
人間のために与えたみ言が、
サタンのために与えたという結果になるのです。
☆
皆さんが先生からみ言を受ける時には、
「あっ、すてきだなあ、本当に素晴らしい」とだけ思って
受け取るのではなく、一歩進んで、
どうしてこのようなことができたのだろう、
私もその道を行かねばならないと、
こう考えなければいけないのです。
そうすればみ言は、自分のものになるというのです。
どんどんとそのみ言は増えていきます。
ですから、そうでない場合は、
いつも目上の人に聞かなければなりません。
質問してまた聞かなければいけません。
だからみ言を自分のものにする努力をしてほしいと思います。
「悔い改めは出発の時と同じ」
1975年11月2日 川崎・楚麗邑
1975年11月2日 川崎・楚麗邑
☆
み言を自分のものにする・・・
本当に大切なことだと思います。
み言を求める姿勢ももちろん重要です。
孔子は、「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」
という有名な言葉を残しています。
その「道」いわゆる「真理」を私たちは知ったのです。
これはどれほど素晴らしいことでしょうか。
人類が待ちに待った新しい真理を
一方的に与えられた私たちです。
もちろんその真理を伝えなければなりませんが、
重要なのは、「真理の実体になる」こと。
み言を口で伝えるだけでなく、
身をもって示すことのできる、
まさに真の父母様のごとくの道を
たどっていく私たちになっていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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