浅川先生の「『平和の母』に見る10大奇跡」
今回は、『第5奇跡〜愛の減少感の克服』です。
☆
韓鶴子夫人は聖婚後、多くの困難と試練に立たされました。
平穏な新婚生活とは全く無縁でした。
17歳(数え)で、教会の指導者にして再臨主・
文鮮明先生の妻になったことを、
多くの人が心から祝福したわけではありませんでした。
文先生の聖婚に相手として、
当初、韓鶴子夫人の名前は候補者名簿にさえなかったのです。
「当然、自分が妻になるべき」
と思い込んでいる女性もいました。
文鮮明先生の聖婚の相手が韓鶴子夫人に決定した瞬間、
「なぜ、どうして?」「妻として大丈夫なの?」といった、
さまざまな懐疑心、不満、ねたみ、嫉妬が渦巻きました。
☆
それも耐え難いものでしたが、韓鶴子夫人は
夫である文鮮明先生からも耐え難い試練を受けたのです。
文先生は、韓夫人を母親と別れさせ、
さらに母親に対しては「これから三年間は私の前にも
姿を見せないでください」と厳命し、
親戚との関係も全て断つようにしたのです。
(光言社 文庫判 文鮮明先生自叙伝
『平和を愛する世界人として』219ページ)
『平和を愛する世界人として』219ページ)
そのため、韓鶴子夫人の心情的支えとなる人は
身近に全くいなくなりました。
出産の際に母親がサポートすることもできなかったのです。
☆
さらに文鮮明先生は、新婚にもかかわらず妻とは同居せず、
妻を他の家に間借りさせ、教会に来ることも
一日に一度しか許可しませんでした。
しかも韓鶴子夫人は夜に教会を訪れ、帰る時には
裏門から静かに出ていくように命じられたのです。
文鮮明先生は、事あるごとに、妻の韓鶴子夫人をとがめました。
言葉を一言間違えただけでもとがめ、
「うれしい」と言ってもとがめました。
韓夫人は薄氷の上を歩くがごとく、
大変な日々を過ごしたのです。
文鮮明先生は、当時を振り返って言われています。
「妻の心の中の悲しみはさぞや大きかったことでしょう」
「その苦労たるや言葉で言い表せないものが
あったに違いありません」
(光言社 文庫版 文鮮明先生自叙伝
『平和を愛する世界人として』221ページ)。
『平和を愛する世界人として』221ページ)。
☆
サタンがサタンになったのは、
愛の減少感を越えられなかったからです。
サタンは愛されているのにそれを感じ取ることができず、
愛の減少感や疎外感を克服できませんでした。
そして神に反抗するようになったのです。
最大の試練は愛の減少感です。
サタンが越えられなかった愛の減少感を越えてこそ、
「真の母」になれるのです。
それができなければ、サタンは永遠に讒訴(ざんそ)し続けます。
文鮮明先生が韓鶴夫人に与えた試練は、
サタンを屈服させ、
夫婦が完全に一体化して真の父母の道を歩むだったのです。
☆
その真意を韓鶴子夫人は悟っていました。
この試練の期間を見事に乗り越えて、
「やがて目を見るだけでも
お互いを理解できるようになりました」
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』128ページ)。
そして聖婚後の試練は韓夫人を飛躍的に成長させたのです。
「忍耐という苦い種が一つ一つ実を結び、
いつの日か、光輝く誇りとなるのです」
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』130ページ)
『平和の母』に見る10大奇跡 5
第5奇跡〜愛の減少感の克服
浅川 勇男
「平和の母」シリーズ
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』関連記事)
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浅川 勇男
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(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』関連記事)
☆
お母様の信仰の強さ、と表現したらいいのでしょうか。
本当に愛の減少感を勝利されたお母様です。
お母様の自叙伝には、
『忍耐・・・』という記述がありますが、
お父様の自叙伝に書いてあるような、
結婚初期の詳しい様子は書かれていません。
『辛かった、苦しかった』という言葉はありません。
むしろ、
「どれほど大変な環境だったとしても、
私はそれをしっかりと受け止め、
楽しみを見いだしながら、
幸せに過ごしました。
背後で役事していらっしゃる神様のみ手を
片時も忘れることはありませんでした」
(平和の母123ページ)
「私は自分が果たすべき使命を
よく理解していたので、
祈りをもって、それらの苦難を乗り越えていきました」
(同、125ページ)
祈りをもって、
神様とともに乗り越えていかれたお母様でした。
お母様以上に愛の試練を通過された人はいないと思います。
なので、厳しい試練の時は、
お母様を思い、ともに乗り越えることができるのだ、と思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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