金元弼(キム ウォンピル)先生のみ言、
「悔い改めは出発の時と同じ」より
「七たびを七十倍するまでに許す」の後編です。
☆
マリヤは、自分が生んだ方がメシヤである、
人類のメシヤであるということをよく御存じでした。
イエス様は、そのマリヤを怨讐とは
考えなかったというのです。
許したのです。
ユダという弟子を考えてみなさい。
イエス様を売ったユダに出会った時に、イエス様から離れ、
イエス様を売るような兆候が前からあったというのです。
ですからイエス様は、何度も話してあげたのです。
こうしてはいけないと教えてあげたのです。
それをユダは聞き入れなかったのです。
そういう期間を通じてサタンと手を結んでいったのです。
しかし、メシヤはそういうことを全部許してあげたのです。
そればかりでなく愛したのです。
それぞれの永遠の生命に対して非常に心配しておられたのです。
☆
ですから、ペテロはイエス様に
「七たびを七十倍するまでにしなさい」と言われたその瞬間に、
イエス様のそのような内面の世界を知らなければなりませんでした。
そしてこんなふうにして許してくださったイエス様であり、
自分の事情よりも大きい事情、自分の心情よりも深い心情、
自分の痛みよりも大きな痛みを、
イエス様がもっておられるということを知った時には、
自分の心が痛いからといって、その人を許せないとは言えないのです。
神様も、イエス様もこれを耐え忍んだのに、
どうして私は耐え忍ばないでいられるだろうか、
とこう思うようになるのです。
☆
ですから皆さん、先生からみ言を受ける時には、
先生の過去の内面の世界や現在の内面の世界において、
こうしたことがいつあったのだろうか、
今はどのような心の世界なのだろうかと考えながら聞くのです。
そうすれば本当に、神様の心に、先生の心に響く、
呼応することのできる私たちになれるでしょう。
そういうことですから、今もそうですが、
これからたくさんのみ言を学ぶ時には、
常にそういうことを考えながら聞かなければなりません。
☆
原理で学んでいるように、本当にサタンは少しのすきも与えません。
ですから神は、サタンが少しでも
未練をもつようなことはされないというのです。
サタンに未練があるならば、やってみなさいというのです。
ヨブの信仰を試されたことがありますけれども、
サタンの未練があるならば、それをサタンの手に渡してしまいます。
渡すのは神の子を苦しませるためではなく、サタンが未練をもたない、
そういう完全なる、絶対的な、愛する子女として
誇らんがため、たたえんがためなのです。
「見よ、我が子はこうだ」とたたえんがためなのです。
☆
そういうことがありますので、先生が
この復帰の摂理を解いていくには、
先生御自身もアダム家庭やノアの家庭や
アブラハムの家庭での摂理を通じて私たちが学んだように、
心を少しもゆるめることのできない生活の
延長だということを、私たちは考えていかねばなりません。
時の重大なことに対しては、諸先生からも聞いていると思います。
現実というものは、非常に厳しいものです。
ですから現実の中にあって、いつもその観念、理想と
現実とが合わない、それで非常に苦しいのです。
そういうことで、この現実をいかに勝利していくか
ということに対して、皆さんも苦労していると思います。
「悔い改めは出発の時と同じ」
1975年11月2日 川崎・楚麗邑
1975年11月2日 川崎・楚麗邑
☆
お父様が、北朝鮮で活動されていたころ、
その教会は
「泣く教会」と言われていました。
イエス様のことを思って、
話される時に泣かれ、祈るときにも泣かれました。
イエス様のためにこれほど泣かれたのは、
天の父母様を除けば、
この世界中で、また歴史上でも
真のお父様の右にでる方はいないのではないでしょうか。
「7たびの70倍」というのは、
無限に許せ、ということです。
だから、最も愛しがたい
自分を殺そうとした
恩讐をも愛されたイエス様であり、
真のお父様でした。
その愛に抱かれているのが、
「私」である、ということを
何よりも感謝していきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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