第30回、7.1節、おめでとうございます。
浅川先生の「『平和の母』から学ぶ13の人生の道しるべ」
今回は、『怨讐のために祈る自分のない生活を実践する』です。
☆
神への祈りは、幸福の道を開きます。
では、誰のために祈るのでしょうか。
大概は、自分の健康、生活の安定、仕事や
人間関係の改善のために祈ります。
さらに家族や友人のために祈ります。
しかし決して祈りの対象にならない人たちがいます。
自分を傷つけた、憎らしい人たちです。
敵であり怨讐です。
怨讐のいる人は、幸福にはなれません。
夫婦が怨讐関係になったらどうでしょう。
絶対に夫婦円満は望めません。
夫がどんなに仕事がうまくいっても、
家に帰れば妻という怨讐が待っているからです。
妻がどんなに楽しいドラマを見ても、
夜になると夫という怨讐が帰ってくるからです。
☆
怨讐とは、自分を傷つけた人です。
ではなぜ、傷ついたのでしょうか。
「自分が」という「我(が)」があるからです。
我が柱のように立っているからです。
柱は刃物で傷つきます。
「我柱(がばしら)」と言ってもいいでしょう。
相手の言葉や行動で、自分の「我柱」が
傷つけられたので、相手を憎んでいるのです。
我のある人が誰よりも愛しているのは「自分」です。
怨讐をつくり出しているのは、他でもない、自分なのです。
我のある人は 許せない人、憎む人をつくり出し、
自ら幸福への道を遮断します。
☆
ところがこの世界で我がなく、傷つかないものがあります。
空気です。
人は食事をしなくても、ある期間は生きることができます。
しかし空気を吸わなければ、瞬時にして死にます。
まさに空気は愛なのです。
空気には我がありません。
空気のおかげで生かされているのに、
感謝する人はほとんどいません。
だからといって空気は傷つきません。
☆
空気のように為に生きれば、我が消滅するのです。
愛は我をなくします。
真の愛とは、与えて、それを忘れ、
さらに与える愛です。
相手を幸せにするために、
喜んで与え続ける愛なのです。
空気のような愛なのです。
報いを求める愛には、根底に我があります。
それ故、愛の見返りがないと相手を怨讐にしてしまいます。
真の愛は、与えて自分を誇るのではなく、
不足を恥じる愛なのです。
自分の我が怨讐をつくり出しているので、
「自分がある生活」をしていたら、
怨讐のために祈ることはできません。
☆
「平和の母」は語られています。
「怨讐の顔を見ながら、そこに神様の顔を
見いだそうという努力をしていない限り、
実行できないことです。
怨讐を怨讐として考えず、むしろ
その人のために祈り、許すこと。
これは、『自分がない生活』をしていてこそ、
可能なことなのです」
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』300ページ)
『平和の母』から学ぶ13の人生の道しるべ 9
怨讐のために祈る自分のない生活を実践する
浅川 勇男
『平和の母』から学ぶ13の人生の道しるべ 9
怨讐のために祈る自分のない生活を実践する
浅川 勇男
☆
お母様の自叙伝は、文章の一つ一つに
深い意味合いが込められています。
いつも訓読していても、そのことを
発見できずにいますが、
浅川先生は、精読しておられるのでしょう。
わずか一文に込められた心情を読み取られるのは、
さすがだな、と思いました。
真の父母様は恩讐という概念をもっておられない方。
まさに浅川先生が表現されているように、
空気のような存在であると思います。
ですから、真の父母様をしっかりと理解し、
心情においても近くなることを通じて、
清い空気に触れる者となり、
心が洗われていくのだな、と感じます。
真のお父様は、7.1節の時、子女の責任分担として、
『氏族メシヤ』としての出発を願われました。
メシヤとは、恩讐のない、真の愛を持った立場です。
真の父母様の勝利圏を相続すべく、
地域、氏族圏に対しても
真の愛をもって接していく者となっていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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