浅川先生の「『平和の母』から学ぶ13の人生の道しるべ」
今回は、『真の愛を抱けば、悲しみも苦痛も喜びに昇華する』です。
☆
事故もなく、大病にもかからず、夫婦げんかも小競り合いで終わり、
天国のような幸せがあったわけでもなく、
地獄のような苦しみもなかった夫婦がいます。
夫はつぶやきます。
「俺たちの人生、まあまあだったな」
妻は針仕事をしながら、
「そんなもんですかね」と無愛想に答えます。
結婚して50年、いつもの光景です。
波風の立たない無難な人生に、時折むなしさに駆られて
「人生、これで良かったのか」と考える時もありましたが、
「こんなもんさ」と開き直ってきました。
しかし「まあまあ」の人生が、神様が与えようとした
夫婦の喜びの5%にも満たなかったとしたらどうでしょうか。
それは悲劇を通り越して悲惨です。
この夫婦に悲しいこと、苦しいことがなかったわけではありません。
ただ、正面から向き合って解決せず、なおざりにして、
真剣さに欠けた居心地の良さが
夫婦を長持ちさせてきたにすぎないのです。
☆
夫婦の愛の悲しみは、心の底に深く沈殿して、
冷たい氷のように凝固しています。
心の底をレントゲンや内視鏡で見れば、
氷塊の存在を知ることができるはずです。
人は必ず死んであの世に行きます。
あの世には、目で見え、手でつかめるものは持参できません。
持参するのは、心の底に沈殿した氷塊だけなのです。
氷塊は、永遠の世界で語り掛けるでしょう。
「なぜ結婚して夫婦になったのに、
真実の愛で愛し合い、喜びの人生を送れなかったのか」
☆
死んでから後悔することほど悲惨なことはありません。
だから夫婦が生きている間に、
真の愛を与える決意をしなければなりません。
真の愛とは、与えて忘れ、さらに与える愛です。
夫婦が真の愛で愛し合ったとき、
夫の心の居場所は妻となり、妻の居場所は夫となるのです。
夫が「あなたの現住所はどこですか」と聞かれたら、
妻の名前を言えばいいのです。
人間の喜びは、夫婦が一心同体になったときに生ずるのです。
夫の喜びは妻の喜びであり、妻の喜びは夫の喜びです。
互いが真の愛を与えていったとき、悲しみも苦痛も、
固体が液体を通り越して気体となって天に舞うように、喜びに昇華します。
昇華とは、氷が熱さの故に、
水を通り越して気体になることをいいます。
真の愛という熱気を夫婦が与え合うとき、
喜びと歓喜の世界に昇華するのです。
☆
真の夫婦となられた「平和の母」韓鶴子夫人は言われます。
「お互いが完全に愛し合うということは、
相手が自分の中におり、
自分が相手の中にいるということです。
人間が求めるものの中で、最も貴いのが愛です。
…真の愛を抱けば、いかなる悲しみと
苦痛も、喜びに昇華します」
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』301ページ)。
『平和の母』13の道しるべ 10
真の愛を抱けば、悲しみも苦痛も喜びに昇華する
浅川 勇男
『平和の母』13の道しるべ 10
真の愛を抱けば、悲しみも苦痛も喜びに昇華する
浅川 勇男
☆
「平和の母」シリーズ第2弾
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』関連記事)
自叙伝書写の第一人者、浅川勇男氏による
「『平和の母』から学ぶ13の人生の道しるべ」をお届けします。
(Blessed Lifeより)
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』関連記事)
自叙伝書写の第一人者、浅川勇男氏による
「『平和の母』から学ぶ13の人生の道しるべ」をお届けします。
(Blessed Lifeより)
「人は、恋愛経験を通して愛を学び、
最終的に伴侶と出会っていく」
これは原理的には合っていません。
『真の愛を抱けば、悲しみも苦痛も喜びに昇華する』
浅川先生の表題にもありますように、
一人の人を愛することを通じて、
様々な心情を通過します。
しかし、最終的には、
喜びに昇華する、というのです。
なぜでしょうか。
背後には「真の愛」があるからだと思います。
神様の愛を媒介として、
物事を捉えていくことを通じて、
全てが喜びに変わっていく、というのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
【「人類の涙をぬぐう平和の母」の最新記事】
- 23歳の真の母が、日本の信徒に送った手紙..
- 神様がたった一度だけこの腕を動かして下さ..
- 「平和の母」の祈り すべての人が、野の花..
- 神のために涙した女性はいなかった?! 《..
- 地球の片隅で感じる苦痛は、全人類の苦痛;..
- 想像しがたい「覚悟」の連続、真のお母様が..
- 永遠に戦争がこの世からなくなるべき。。。..
- この人の神様になってあげなさい 妻・夫が..
- 最愛の真のお父様との「愛別離苦」 《「平..
- 平和の母が世界中の人々の目に光を! 「沈..
- 「許せない!」 傷つくのは、傷つける人で..
- 餃子を作りながら心に落ちてきた、平和の母..
- サタンが恐れるもの・・・ 第8の奇跡、世..
- 「ありがとう、任せたよ」真の父の聖和、第..
- 地獄の三重苦の新婚生活、お母様が7年路程..
- 愛が憎しみに変わる理由?! 決して変わら..
- 第4奇跡*21年間に14人の子女様を出産..
- 第3の奇跡、歴史初の聖婚が成されるまで ..