このたびの新体制人事で、
総会長的立場として
方相逸(パン・サンイル)大陸会長が立たれました。
6500双で韓日祝福を受けられましたが、
真のお父様の自叙伝に
ご家庭の証しが紹介されいます。
ここに出てくる「青年」というのが、
実は、方相逸大陸会長のことなのです。
☆
私によく従ってきたとても英明な青年がいました。
結婚の時が来て、一九八八年に配偶者を求めたところ、相手は日本の女性でした。
青年の父親は「よりによって日本人を嫁に迎えなければならないとは……」
と言葉を失ったそうです。
彼は、日本の統治時代に徴用で連れていかれ、
岩手の炭鉱で強制労働に従事した人でした。
仕事がとてもつらく、死を覚悟して炭鉱を脱出した彼は、
下関まで数十日かけて歩いていき、
釜山行きの船に乗ってようやく故国に戻ってきました。
ですから、日本に対する憎悪は天にも届くかと思われるほどでした。
「このとんでもない親不孝者め!
わが家の族譜からすぐに抜いてしまおう。
わが家には一歩たりとも怨讐の国の女を入れることはできない。
すぐに連れて消えてしまえ!
おまえとは意見が合わん。
家を出ようが死のうが、おまえの勝手にしろ!」
父親の態度は強硬でした。
しかし、青年は自らの意志を貫き、日本人女性と結婚した後、
楽安 (全羅南道)にある故郷の家に新婦を連れていきました。
父親は門も開けてくれませんでした。
渋々二人の結婚を受け入れた後も、嫁に対するいじめは続きました。
嫁がつらそうにしていると、
「おまえたちが私にしたことに比べれば、このくらいは何でもない。
こうなることも分からずに、この家に嫁に来たのか」と叱責しました。
また、舅は、名節 (正月や秋夕など韓国の伝統的な祝日のこと)
で家族が集まるたびに、日本の嫁をそばに座らせて、
岩手炭鉱時代の話を繰り返し聞かせました。
そのたびに嫁は、「お父さん。私が日本の代わりに謝罪します。
申し訳ありませんでした」と涙を流して許しを請いました。
日本の嫁は、舅の心の怨みがなくなるまで、
幾度となく繰り返される話を最後まで聞いて、何度も頭を下げました。
そうやって十年くらい経って、
ようやく舅は嫁に対するいじめを止めました。
怨讐に対するような冷たい態度が消え、
嫁をかわいがるようになったので、驚いた家族が尋ねました。
「最近、嫁のことをどうしてあんなにかわいがるのですか。
日本の女性なのに憎くないのですか」
「もう憎くはない。
心の中に積もり積もった怨みはすべてなくなった。
これまでだって嫁を憎んでいたわけではないのだ。
徴用された時の怨みを嫁にぶつけていただけだ。
この子のおかげで私の怨みがすべて解けた。
これからは、私の嫁だからかわいがらなくては」
日本人が犯した罪を日本女性の嫁が代わりに償ったのです。
人類が平和世界に向かう贖罪の道とはこのようなものです。
『平和を愛する世界人として』
第五章 真の家庭が真の人間を完成する―結婚と愛
【凍りついた舅の心を溶かしだ十年の涙】
第五章 真の家庭が真の人間を完成する―結婚と愛
【凍りついた舅の心を溶かしだ十年の涙】
☆
昨日は、「6500双家庭会」の総会がリモートで行われ、
松戸教会でも、教会長を中心に、
何人かのメンバーが参加していました。
方相逸会長は、家庭会の日本会長でもあり、
昨日はスピーチをされていましたが、
祝福当時のエピソードを話されていたようで、
みんなの笑い声が聞こえてきました。
サモニムは、お義父さんに対して、
怨みを解く歩みをしていかれたのですね。。。
お父様が語られるように、これが、
「平和世界に向かう贖罪の道」です。
日韓、韓日家庭の役割はとても重要だと思います。
田中会長は、
「世界本部のユンヨンホ本部長との連絡は、
徳野会長の時より相当早くなったと思う。
大陸会長と本部長は、心情的にも近いし、
連絡もすぐ取れる、ツーカーの関係だと思う」
こんな風におっしゃっていました。
私たちも新大陸会長と一つになって、
与えられた責任を果たすことが、
平和世界を実現する道であると思い、
さらに邁進していきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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