徳野会長(現:日本分苑長)のお母様の証し、
「お父様とお母様だけが知り得る
多くの天の秘密がある」です。
☆
今日まで私が真のお母様に侍らせていただく中で感じるのは、
お母様はいつも真のお父様のことを
思っていらっしゃるということです。
2014年9月、妍進(ヨンジン)様と情進(ジョンジン)様の
祝福式が挙行された後、
少人数によるお母様へのご報告の場が持たれました。
そのとき、私たちに向かってというよりは、
まるで独り言のようにお母様の囗から
漏れ出た言葉が、忘れられません。
「お父様が私に残された
多くの宿題の一つが解決したわ……」
私たちには量り知れない、想像すらできない、
お父様とお母様だけが知り得る多くの天の秘密や
事情がおありなのだなあと、私は直感しました。
☆
2016年10月に来日された折にも、お母様は、
きれいな景色をご覧になれば、「お父様と一緒に来たかった」、
おいしい物を召し上がれば、「お父様にも
召し上がっていただきたかった」とおっしゃいました。
お母様はこのように、お父様との深い心情の絆を
力の源泉にしてみ旨に向かっていらっしゃるのだと思います。
☆
ご聖婚五十六周年の記念式(2016年4月22日、
天正宮博物館)は野外で行われました。
四月とはいえ、日が落ちると、真冬のような寒さになりました。
私は我慢できず、コートを着て出席しました。
しかし、お母様と同じヘッドテーブルに座っていた
宋龍天(ソン ヨンチョン)総会長は
そういうわけにいかず、コートなしで忍耐されたのです。
後で総会長は、「おなかと背中にホカロン(使い捨てカイロ)を
忍ばせていたので、何とか耐えられた」と言っておられました。
そういう中、お母様は表情一つ変えずに座っておられたので、
私は不思議でならなかったのですが、その後、来日された
妍娥様(孝進様令夫人)と食事をさせていただいたときに、
その疑問が解けました。
記念式の翌日、お母様が妍娥様に「きのうは本当に寒かったね」
としみじみ、おっしゃったのだそうです。
妍娥様が「でも、お母様は全然、寒そうなお顔では
ありませんでした」と申し上げると、
「私がそんな顔はできないでしょう」と
笑いながら言われたそうです。
お母様もやはり、平気なはずはなかったのです。
それでも、天の父母様と全人類の前に真の母としての威信と
体面を立て、母として子供たちに心配させないように、
寒さを耐えてくださっていたのです。
「さすが、お父様から五十二年にわたって
徹底して訓練をお受けになったお母様だ!」
と、改めて敬服の念を深めた次第です。
☆
やはり、何と言っても、お父様のご心情や願いを
最もよくご存じの方は、長年お父様に侍られたお弟子さんでも、
真の子女様でもなく、お母様であられます。
お母様は五十二年間、お父様と寝食、喜怒哀楽を共にされました。
夫婦としてお母様は、寝室に入ってからもお父様に侍り、
お父様を支えてこられました。
そのようなことができたのはお母様だけだったのです。
☆
また、お父様が地上生活で最後に祈祷を捧げられた日
(2012年8月13日)を前後して、お父様は、
お母様と二人だけでお過ごしになる時間を多く持たれたと伺いました。
人間は誰でも、間もなく霊界に旅立つ運命を悟るとき、
心情的に最も近い人と過ごしたいと思うに違いありません。
お父様にとって心情的に最も近い方は、
間違いなくお毋様だったということです。
☆
お父様の聖和式後の、私が実体のお母様に接するたびに感じる、
実感としての信仰の究極的核心部分は、
天の父母様とお母様との直接的な親子の心情の絆、
すなわちその親子の心情関係の深遠さです。
’
「(地上で生を享け、物心ついた年頃から)ずっと
自分の親は天の父母様だと思って育ってきたのよ!」
と言われました。
この天の父母様との心情の絆の強さ、深さのゆえに、
今日までの幾千幾万もの心情の十字架の路程をも、
奇跡的に乗り越えて勝利してこられたのであり、かつ、
お父様からの直接的な心情的・信仰的試練をも見事に乗り越え、
昇華し、お父様との最終的な心情一体の勝利基準までも、
天地の前に、人類の前に打ち立てることが
おできになったのだと確信するのです。
お父様とお母様だけが知り得る多くの天の秘密がある
徳野英治(六〇〇〇双)
徳野英治(六〇〇〇双)
☆
徳野分苑長は、長い間、日本の会長として
お母様に侍られました。
梶栗会長の聖和(2012年12月26日)後、宋総会長とともに、
その後も日本会長として立ってくださり、
ビジョン2020を掲げた7年路程を
お母様と一つとなって、日本を率いてくださったのです。
余談ですが、徳野会長が会長として立たれたのは
2回目でしたが、奇しくも
安倍首相が再就任した日(2012年12月26日)の翌日でした。
また、退任も数か月後となりました。
日本も新たな時代に入っていると感じます。
☆
寒い中でもじっと耐えていかれたお母様の姿は、
お父様の聖和式の翌日、すぐに大きな大会をされて、
「中断なき前進」と語られ、私たちを鼓舞された
お母様の姿に重なってきます。。。
「お父様が私に残された多くの宿題の一つが解決した」
これは、お母様の本音ともいえるべき言葉ですね。
すべて私の当代に果たすと明言されて、
今も一つひとつ、その宿題を果たして
いかれているお母様。。。
まだいくつ宿題が残っているかわかりませんが、
それは私たちの宿題でなければならないでしょう。
摂理の黄金期と言われるこの時、
お母様に喜んでいただけるように、
与えられたみ旨を果たしていきたい、と思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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