今日は久しぶりに浅川先生の
「平和を愛する世界人として」自叙伝書写講話より
「心を開く三つの秘訣」の一番目です。
☆
文鮮明(ムン ソンミョン)先生は人の心を開かせる
達人と言うべき人です。
「私は誰とでも気持ちがすっと通じます。
お婆さんが来ればお婆さんと友達になり、
子供たちが来れば子供たちとふざけたりして遊びます。
相手が誰であっても、
愛する心で接すればすべて通じるのです」
(自叙伝 76ページ)
では、文鮮明先生はどのようにして
人の心を開かせることができたのでしょうか?
それは、まず、自分の心を開いて人と向き合うことです。
「相手が心を閉ざしている」という前に、
自分の心をオープンにするのです。
さて、文鮮明先生のご指導から、
人の心を開かせる三つの秘訣(ひけつ)をまとめてみました。
きっと、あなたが人の心を開く一助になるでしょう。
☆
まず第一は、相手の幸福を思いやる心です。
人は自分を思いやってくれる愛を感じたとき、心を開くのです。
相手を利用しようと思えば、相手は心を閉ざします。
誰もが自己中心的な人に反発するのです。
夫婦関係も同様です。
夫が「妻とは夫のためにいるんだから、俺の言うことを聞け」
などと妻に要求すれば、妻は心を閉ざします。
「お茶ぐらい自分でいれてよ」と。
妻は夫のメイドさんではないのです。
また、妻が「妻を養うために夫がいるんでしょ。
私のために一生懸命働いて出世してよね」
などと、要求すれば、夫は反発します。
「誰のおかげでめし食ってるんだ」と。
妻と夫は労使関係ではないのです。
☆
ところで、世の中には人のために生きる職業があります。
お医者さんです。
病気を治して健康にする職業です。
お医者さんも看護師さんも患者に思いやりをもちます。
そのため、患者はお医者さんには心を開くのです。
自分の健康を気遣ってくれるからです。
診察室で、お医者さんから
「どこがお悪いですか。いつからですか?」と質問されて、
「よけいなお世話だ、ほっといてくれ」などと
捨て台詞(ぜりふ)を吐く患者はいないでしょう。
あるいは、全く心を閉ざして黙秘(は)しないでしょう。
警察の尋問ではないのですから。
「風邪ですね。お薬を出しますから、
必ず、食前に飲んでください。
しばらくはお風呂に入らないほうがいいですよ」と言われて、
「いやだね。あんたなんかに言われたくない」
などと逆らう患者はいません。
「分かりました、そうします。
ありがとうございました」と言います。
自分のために言ってくれる人には誰でも心を開くのです。
☆
夫婦は互いに看護師または医者役になれば円満になれるのです。
妻は女医であり、看護師さんです。
夫は仕事以外で心が傷だらけになった重症患者です。
まさか、女医が言葉のメスとハサミで
夫に最後のとどめを刺したりしません。
また、夫は院長さんです。
妻は子育てと姑の世話で疲れ果てた臨死状態の患者です。
まさか、院長さんが瀕死(ひんし)の患者を放置して、
飲み会には行かないでしょう。
☆
文鮮明先生は、悲しい人、寂しい人、貧しい人たちを、
思いやりをもって訪ねる人でした。
高校時代、時間を見つけては、
必ず行くところがありました。
ソウルに流れる漢江(ハンガン)にかかる橋の下です。
そこには、住み場所がない貧民たちがいたのです。
私は漢江の橋の下の貧民窟を訪ねて行き、
彼らの頭を刈って心を通わせました。
貧しい人は涙もろいのです。
胸の中に溜まりに溜まった思いが高ずるのか、
私が一言声をかけても泣き出して、
大声で泣き叫びました。
手には、ぼりぼり掻くと白い跡ができるほど、
べっとりと垢がこびり付いています。
物乞いでもらってきたご飯を
その手でじかに私にくれたりもしました。
そんな時は、汚いとは言わずに
喜んで一緒に食べました。
(自叙伝 74〜75ページ)
※この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する
世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ〜心のあり方』より)
第四章 愛する心があれば誰でも心を開く
心を開く三つの秘訣
世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ〜心のあり方』より)
第四章 愛する心があれば誰でも心を開く
心を開く三つの秘訣
☆
夫と妻は医師であり、看護師である。
浅川先生のたとえ方は、名言ですね。
病院に行くと、医師のアドバイスを受けます。
本当にわかりやすく病気の原因を説明し、
処方箋を通して、病気が治ったり、
症状を抑えてくれます。
医者は病気の専門家ですが、
私たちは、家庭では、医者や看護師のように
夫や妻、時には子どもの
心を慰労する、専門家のような
立場かもしれません。
浅川先生のご指摘の通り、
真の父母様がいつも念頭に置いておられる
「相手の幸福を思いやる心」
私たちも常に意識していきたいです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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