光言社刊「真のお母様、感謝します」より
『真の父母様が天国そのものであることを実感』です。
☆
1967年6月、真の父母様が
三人の子女様を伴って来日されました。
真のお母様にとっては初めてのご来日でした。
歓迎会で挨拶に立たれた真のお母様は、
「胸がドキドキして鳩のようです」とおっしゃいました。
ちょうど、おなかに恩進様がいらっしゃったと思うのですが、
本当にお優しく、しぐさの一つ一つも美しく、おしとやかでした。
私は、「こういうお姿が真の女性なんだ」
と感動しました。
☆
ご滞在中は目黒に準備した小さな二階家で宿泊され、
私はその期間、ご家庭に侍ることになりました。
真のお父様が会議を終えて戻ってこられると、
お母様が階段を下りてこられます。
決してダダダッと駆け下りるのではなく、
音もなく静かに下りてこられるのです。
階段の途中から首をかしげてお父様をご覧になり、
そんなお母様をお父様も見上げておられるー。
まるで映画のように美しい光景でした。
当時、五歳に満たなかった孝進様は、元気に走ってきて、
お父様の首にパーツと飛びつきます。
そしてそのまま十分も二十分もずっと
首にしがみついていらっしゃるのです。
いつ降りなさいと言われるかとびくびくすることもなく、
「いつまでもそうしていていいよ」という世界でした。
☆
ある時、孝進様がナイフをいじっていて
指を切ってしまわれたことがありました。
血がパーツと出て、孝進様は大声で泣かれました。
お母様がその声を聞いて二階から下りてこられ、
「孝進、そんなに泣かないのよ」と静かに諭されました。
落ち着いたお母様のご様子に、
慌てていた私たちもほっと安心したのでした。
☆
初めて間近に拝見した真のご家庭には、
愛と信頼の絆があると思いました。
それまでは「闘うお父様、先頭を行くお父様」でしたが、
お母様や子女様とご一緒のお父様を見て初めて、
ご家庭の中のお父様を知ることができたのです。
このような真のご家庭のお姿を通して、
私の信仰観が変わりました。
「原理」は単なる理論ではなく、実体のご家庭、
真の父母様が原理の実体であり、
天国そのものであること、
この真っ暗な世界の中で真のご家庭だけには
神様が宿っていることを実感したのです。
真の父母様が天国そのものであることを実感
梶栗恵李子(四三双)
梶栗恵李子(四三双)
☆
真のご家庭の何気ない日常。。。
1967年当時は、外的に質素だったと思います。
しかし、そういうことが問題ではなく、
ご家庭の中でのやり取りを通じて、
背後に神様がおられることを実感された
梶栗夫人でありました。
昨日は、真の父母様ご聖婚61周年。
記念式典の行事をネット配信で視聴しながら、
お父様がその場におられない寂しさもありましたが、
聖餐の場でお母様が召し上がられている姿の背後に
お父様もともにおられることを感じさせられる
ひと時の時間でした。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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