蝶野家庭教育部長による子育てエッセー
今回は、「待っている子女」です。
☆
親の愛を通して確かめる
自身の存在の根拠が愛であったという体験を通して、
人は生きる力を得るようになっています。
信仰の道においても、神様の愛を確認できた時、
信仰の力がみなぎってくるのと同じように、
子女も自分が愛によって生まれ、愛によって存在している
ということを、親を通して確かめたいと願っています。
親に捨てられ孤児院で育てられたという子でさえも、
「親が自分を手放したのは、そうせざるをえなかった
難しい理由があるに違いない」と、そして
「時が来れば、両親が愛の涙で迎えにきてくれるかもしれない」
と、親の愛を信じたい心を持っているといいます。
☆
親を信じている子女の愛
親の愛の基準がどのようなものであったとしても、
子女はすでに親の愛を信じています。
生まれながらに、親を信じるという
愛を持って生まれているのです。
信じている心が先にあるのです。
これも神様が本来子女自身に与えてくださっている
「子女の愛」なのです。
しかし、親から愛の投入が途絶えていて、
愛を確認できないと感じる時には、
子女自身の内面にある「親を信じている心」を
裏切ってしまうことになります。
ですから、それが原因となって心を閉ざしてしまうことや、
反発することもありますが、
そのような子女の不安や痛みは、もともとは
「親を信じていた子女の愛」からくるものなのです。
親が子女を愛し、信じているのだという話はよく聞きますが、
子女も親を信じているのです。
それは神様がお創りになった子女の愛というものを
信頼することでもあるのです。
そうすれば、いかに難しく見えるときでも、
子女に対し、どこまでも信じてあげながら、
真実の心を変えないで対することができます。
本性を信じてこそ、愛も復帰されます。
子女は愛を確認できれば、同じ基準のものは
二度と求めないようになっています。
それは、子女自身も完成しなければならないという目的性の中で、
段階的に成長を遂げるようになっているからです。
本性の要求しているものと、自分自身が体験したことが合うと、
納得して、自ら次の段階に進んで上がっていくように
なっているので、親である私たちは、
「子女の愛」を信じ、今見えるものの中から、
子女の本性が求めているものに関心を持って、
それと関係を結ぼうとすることが大切です。
『ムーンワールド』で連載中
孝情を育む 9
「待っている子女」
家庭教育部長 蝶野知徳
(Blessed Lifeより)
孝情を育む 9
「待っている子女」
家庭教育部長 蝶野知徳
(Blessed Lifeより)
☆
子女も親を信じている、
親を信じている心がある、
そうなんですよね。。。
親としては当然、子女を愛しているのですが、
その愛が子女に届いていなくて、
それでもずっと信じて待ってくれている
ということにあまり気づきません。
うまく表現できないのですが、
子どもが親を信じてくれているわけなので、
さらに愛していきたいし、
あきらめることなく、信じ続けていきたい
そう思わされます。
また、私たちも親なる神様に対して、
絶対に信じていかなければ、と思います。
神様は必ず愛してくださっています。
たとえ今は感じなかったとしても、
実感できる時が必ずやってきますので、
信じ続けていきましょう。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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