2021年09月30日

自分が死にかけているという危機感のない患者を治す方法 《金元弼先生》



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金元弼先生のみ言。
今回は、「リーダーの心得」です。


病気になった時に、お医者さんを訪ねます。
そういう時に、お医者さんが親切に慰めながら
真剣に本当によくやってくれますと、皆さんは安心して、
お医者さんを信ずるようになります。

そして自分のすべてを任せたいという心が起こってきます。
指導者はそのようなお医者さんになるために、
患者が助けを求めている心、私は助けられたいという心に
相応する以上の心で、その人を心配して接してあげなければなりません。

そうでない限り、その人たちは自分の生命の
すべてを任せて「助けてください」という心になれないのです。

ですから助けられたい、私は生きたいという心、
そして生かしてあげようという心が授受作用することによって、
初めて生きるという結果をもたらすことができるのです。

自分は今もう死にかかっているという
危機感を感じない患者を治すには
どうしたらいいでしょうか。

そういう人は危機感を感じないから、
治してもらいたいという心が強くないのです。
そういう者を生かすためにはどうしたらいいのでしょうか。

お医者さんはどういう心をもたなければいけないでしょうか。

こうした患者に対しては、
「今はこういう小さな病気だとしても、
これがもし続いて致命的な病気になったら、
あなたは生きることができないですよ」と教えて
その人をして“私は本当に注意しなければならない。
治してもらわなければならない”という心をつくってあげるのです。

そのようにして治してあげなければいけないのです。


最初、先生が礼拝で恵みを与えようとされた時に、
その恵みを求めて来る人たちがそういう状態ではありませんでした。

先生は、そういう人にその心をつくらせて、
恵みの必要性を理解させ、その基台をつくらせてから
み言を与えようとしたので、二倍、三倍以上の苦労をされたのです。

そこで霊界は、先生が苦労されるのを見るにしのびなく、
この人たちに啓示をして“お前たちはそのようにしてはいけない。
悔い改めなけれいけない”というように働きかけました。

そして、先生が礼拝する前から準備をなさっているのに、
私たちが恵みを受ける基台をつくらない限りは、
この恵みを受けることができないというように
霊界が助けて、礼拝をする前に準備をするようになったのです。

先生は御自身が無理をなさっているといって、
私たちに“お前たちは早く来て礼拝に参加しなさい”
とは一言も言われませんでした。

そのように、私たちがやらなければならない分まで
先生がやっておられたので、霊界が助けたのです。


それゆえ、相対の者が問題ではなく、
それをリードするリーダーに
本当にその人のために尽くすという犠牲的な心があれば、
たとえその人に言わなくても、
霊界がその指導者の心、真心を見て助けてくれるのです。

そして、よくリーダーについていくように
導いてくれるという経験をします。

金元弼(キム ウォンピル)先生
I 平壌開拓から興南解放
第二章 いつも弟子に関心をもたれる先生
「リーダーの心得」

信仰生活シリーズ 6
「伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」 
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題


医者がどんな心情で接するか、
患者はすぐにわかります。
もちろん技術がなければならないことですが、
動機と心情も重要だと思います。

また、私たちにおいては、
最終的には、神様が真の医者であるので、
神様が導いてくださるように、
仲保者としての役割を果たせるように、
取り組んでいかなければ、と思います。


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posted by ten1ko2 at 08:27 | Comment(0) | 信仰生活・信仰講座・礼拝説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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