北谷先生の「死んだらわかるけど、それでは遅い」
今回は、「神様は世界の救いを願っている」です。
☆
父が交通事故から奇跡の生還をした後、
母はわが家を神道の教会にし、母が中心となって、
“神様”の力を借りながら、信者さんたちを無償で助けるようになりました。
そういう環境の中、私も母から
恨霊(恨みを抱えた霊)の整理をしてもらっていました。
例えば、頭が痛くなったら、普通なら薬を飲みます。
でも、私たち家族の場合はいったん、
“神様”にお伺いを立てるのです。
すると、母に入った“神様”が、
「脳梗塞で亡くなった誰それが頼ってきている」
などと告げるのです。
その霊を母が整理すると、頭痛が治るのです。
もちろん、病院に行ったほうがよいときは、
そのように指導してくれました。
母は、通常、一度に一体ずつ恨霊を整理していました。
私は母から二日に一回の割合で恨霊を出してもらっていましたので、
単純計算すると、一年に約百五十体です。
それを二十年続けると、三千体に上ります。
私が家庭連合に入った頃、家庭連合では
まだ霊の分立は始まっていませんでしたので、
私は引き続き、母に霊の整理をしてもらっていました。
☆
私が「原理」を学び始めて一年が経ち、
ある程度、原理講義ができるようになった頃のことです。
ある霊が母に入って、
私に「もう、これくらいでいい」と告げてきたのです。
「あなたには神道を復帰する使命があるから、家庭連合に行くよりも、
こちらでやったほうがいい」と言うのです。
さらに、「あなたがこれ以上、家庭連合の信仰を続けたら、
あなたの母親の寿命が縮まる」とまで言ってきたのです。
私は、「本当に、天の神様がそう言ったのですか?」
と三回、尋ねました。
その霊は、 二回目までは黙っていたのですが、
三回目に問いただしたとき、急に変わり、
「天の神様は、そんなことは願っていない。
世界の救いを願っている」と告げてきました。
そう答えたのは善霊でした。
二回目までは、実は悪霊が言っていたのです。
私が神様のみ旨の道を行く
ことをやめさせるために、脅迫までしてきたのです。
☆
そんな時、文鮮明先生の夢を見ました。
海辺でした。
文鮮明先生は棒を持っておられ、私はお社(やしろ・神殿)を持っていました。
文先生は砂浜に棒で線を引くと、
私に「それ(お社)をいったん置きなさい」
とおっしゃったのです。
私が戸惑っていると、
文鮮明先生が「私が置いてあげるよ」と言われ、
ばっとお社を私から取って線の向こう側に置かれました。
そして「時が来たら、返してやるよ」 とおっしゃったのです。
私は「分かりました」とお答えしました。
そこで夢は終わりました。
私はこの夢を、「霊的なことを、いったん切りなさい」
という意味だと解釈しました。
それで、その後しばらくは、
霊的なことに一切関わらないようにしました。
光言社刊 北谷真雄 / 著
「死んだらわかるけど、それでは遅い」より
「死んだらわかるけど、それでは遅い」より
☆
神道でも「悪霊を祓う」ことはしているのですね。
お祓いというのは、霊を立ち去らせることはできますが、
追い払うようなものなので、一時的に過ぎず
何も解決しないので、またやって来るのだ
と聞いたことがあります。
問題を根本から解決するためには、
その悪霊を解怨し祝福を授けて、
絶対善霊にするしかありませんが、
その業は、清平を通じてしかできません。
また、霊界は見えない世界なので、
ある意味では恐ろしいところです。
北谷先生が「家庭連合に行かない方がいい」
と最初に答えた霊は悪霊でした。
そして、三回目に答えた霊は、善霊でした。
「私」に働く霊は、すべてが善霊でなく、
悪霊の方が圧倒的に多いといいます。
私たちも霊界の働きに対しては、
より敏感にならなければ、と思わされます。
お父様が夢で教えてくださったように
北谷先生も霊とは一切関わらないように
された期間がある、といいます。
北谷先生が夢でお社(やしろ)をもっていて、
いったん置きなさいと言われたというのは、
とても象徴的です。
子どもの頃から築き上げた信仰や価値観を
もったままでは、真の父母様のもとには行けないし
行っても手が塞がっていますから
十分なことはできません。
何ももたずに真の父母様に付いていくのですが
それまでの人生で得たものは、ちゃんと残っているし、
いつか返してもらえるということですが、
その時にはハンデにならず
武器としても使えるようになるということでしょう。
私たちは、それぞれ先祖をもっていて
違う背景があるかもしれませんが、
私たちの背景をも強みにしていく
そのような時代が来ていると思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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今回記事を読ませていただいて思い出したのが、教祖様は生前に、亡くなった後には 各祝福家庭を霊的に訪問する事を何度も約束され、「見て居なさい」とまでおっしゃっていたのですが、今のところ、ここ9年間の間には全国からその証しが聞こえて来ていないのですが、
ブログ主さんから視た見解は、如何なのでしょうか?。
是非とも、お聞かせくださいませ。
よろしく、お願いします。 m(__)m
2021年10月5日㈫ 7:30
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、お父様は霊的に訪問されるようなことを言われた記憶があります。
しかし、霊界の存在というのは、目に見えないものでもあり、訪問されたことが間違って伝えられてしまう可能性もあります。
実際に、訪問されているのかもしれませんし、その辺はよくわかりませんが、現段階においては、お母様を中心とした歩みをすることが重要なのかな、と思います。
>お疲れ様です。
>
>今回記事を読ませていただいて思い出したのが、教祖様は生前に、亡くなった後には 各祝福家庭を霊的に訪問する事を何度も約束され、「見て居なさい」とまでおっしゃっていたのですが、今のところ、ここ9年間の間には全国からその証しが聞こえて来ていないのですが、
>
>ブログ主さんから視た見解は、如何なのでしょうか?。
>
>是非とも、お聞かせくださいませ。
>
>
>よろしく、お願いします。 m(__)m
>
>
>2021年10月5日㈫ 7:30