自己牧会プログラム
今回は、「何てこった!」です。
家庭連合の祝福結婚を受けて
海外で家庭をもたれた日本人の体験談です。
☆
(海外在住 日本人女性 50代)
国際祝福を受け、夫の国に嫁ぎました。
私の夫は人を喜ばせることを知りません。
家族の催し物はほとんど私が考え、実行してきました。
夫から「僕も手伝うよ」とか、
「今回はどうする?」などと言われたことは、
28年間の結婚生活で一度もありません。
何から何まで私を頼り、私が企画したものを、
子供と一緒に喜んでいます。
また、仕事から帰ってきても、「ただいま」だけ。
「今日はこんなことがあったよ」などと
共有してくれることは一切ありません。
気付いてほしい、夫からも声を掛けてほしい、
夫婦一緒に子供のための楽しみを創造したい。
そういう叫びを上げても、そのたびに
夫の返事は「分からない」でした。
こんなはずじゃない、どうして気付いてくれないの?
普通気付くでしょう?
あなたはおかしい。
私を幸せにしてあげたい、
喜ばせたいと思わないのかしら?
もう、こちらから「こうしよう、こうして」
と言うことに疲れました。
嫌になりました。
言いたくもありません。
気付いてほしいのです。
夫から「こうしようか」と言ってほしいのです。
そんな葛藤が28年間、
いつも私の心の中にありました。
☆
夫は家庭を顧みず、仕事が命の人です。
田舎の貧しい家に育ち、夫が小学生の時に
父親が病気で7年間入院して、生活は大変だったそうです。
その影響かどうかは分かりませんが、
私には「心情の乏しい人」に感じられました。
一方私は、両親の仲が良くなかったため、
幼い頃から結婚に対して理想を思い描いていました。
それが私にとって希望でしたし、永遠の夢でもあったのです。
還暦になろうとしている私たちですが、
天国生活から程遠い家庭のまま、
子供も社会人や大学生になり、家を出ました。
私の理想家庭実現の夢は、
もうタイムリミットを過ぎてしまいました。
☆
そんな時、「このままでいいのか?!」
という思いが湧いてきました。
よくよく考えたら、私は夫と霊界も一緒!
私はこの人と愛で心から一つにならなければならない!
このままでは永遠に後悔する人生になる!
と自覚させられたのです。
「全てを許します! 天の父母様、
今まで悲しませてごめんなさい!」
「これから必ず夫と幸せになる!
今までの全てが感謝!」
こう自分に言い聞かせて、
その日を過ごしました。
☆
その夜、思いがけないことが起こりました。
久しぶりに夫が食事に誘ってくれたのです。
そこは、いつも行くところより値が張る
シーフードレストランでした。
そこで夫は、ただ蒸しただけのキャベツや野菜を見て、
「父さんがよくこれを食べていた」と
懐かしそうに話しました。
そして、それだけをおいしそうに一皿食べたのです。
何でもない蒸し野菜を懐かしそうに、
そして穏やかな表情で食べる夫。
父親を思い出して幸せそうにしている夫──。
そんな夫を見ながら、ふいに、
夫の今取り組んでいるみ旨を実現させてあげたい、
夫にたくさんの幸せな思い出をつくってあげたい
という思いがあふれ出てきたのです。
これは本当に思いがけないことでした。
☆
私の本心はとうの昔に、「分かってほしい」
という願いが無駄だと気付いていたのです。
でも若い頃から抱いていた結婚への夢、
理想を手放すことができなかったのです。
また、手放すものでもないと思っていたのです。
そんな夢や理想も手放さなければ、
夫と心から幸せを共有することはできないのか。
理想や夢までも手放すなんて「なんてこった!」ですが、
希望、夢、結婚生活の理想すらも
私が幸せになる足かせになっていたことに気付いたのです。
夫を自分の理想でがんじがらめに
縛っていたのだと、ようやく気付いたのです。
もし「自己牧会プログラム」に出合っていなかったなら、
気付くこともできないまま、祝福を受けたことすら、
恨(ハン)になっていたかもしれません。
私の心を囚(とら)われから解き放ってくれた
「自己牧会プログラム」に心から感謝いたします。
私の心の中にいる神様 95
何てこった!
(blessed lifeより)
何てこった!
(blessed lifeより)
☆
素晴らしい証しをありがとうございました。
真のお父様の『最悪を最善に変える』
という精神を思い出しました。
現実的に大変な状況であっても、
それをどう乗り越えるのか、
真のお父様のように乗り越えるためには、
自己牧会プログラムが欠かせない、と感じます。
見返りを求めない、真の愛の投入により、
ご主人の心も開かれていったのでしょう。。。
海外に嫁がれ、環境も言葉も習慣も違う中、
何より、男性と女性の違いも
大きかったのではないでしょうか。
そういう中で、大きな気づきを得られたのですね。
祝福によって素晴らしい家庭を与えて頂いたはずの
私たちですが、幸せになってほしいという
神様の心情から遠いところで、葛藤や
苦労を重ねてきてしまっていることが
あるような気がします。
とてもいい教訓を与えていただきました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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