小山田先生の自叙伝「真の父母様の御跡を慕って」から
『マッチングに不眠不休で投入される』です。
☆
一九七五年二月八日、同じくソウルの同じ会場で
一八○○双国際合同祝福結婚式が 挙行されました。
世界二十カ国から参加し、日本からは八一一双が参加しました。
この祝福式に先立ち、真の父母様は、一月二十日、
一八○○双のマッチングのために、この年初めて来日されました。
二十一日に東京(世田谷区)の八幡山ボウリング場(当時)に
候補者たちを集めてマッチングをしてくださり、
二十二日には韓国に帰国されたのです。
当時、私は会長代理として
真の父母様に侍らせていただきました。
このときのようすについてお話しします。
☆
一八○○双の祝福のために真のお父様は、
来日直前まで韓国でマッチングをされていました。
そして、日本でのマッチングのために、
二十日の最終便の飛行機で羽田空港に到着されたのです。
そして、いったん渋谷区の松濤本部に来られたのですが、
夕食もほとんど取られないまま、すぐマッチング会場に向かわれました。
お父様が天の摂理をなさるときは、
食事も眠ることも忘れて投入なさいます。
それは、お父様の伝統だといえます。
☆
このときも真のお父様は、会場で待っている
候補者たちに向かっ て、「祝福の意味」について
一時間ほどみ言を語られました。
そのとき、おっしゃったのです。
「君たちに祝福を受ける資格はありません。
しかし、真の父母に会ったために、
祝福してあげるのです」
と。
☆
マッチングが始まったのは午前零時でした。
そして夜を徹して約六○○組が成立したのです。
その後、真の父母様は、松濤本部に戻られましたが、
そこにもマッチングを待つ候補者たちがいました。
真の父母様は、お休みにもならず、
さらに百数十組のマッチングをされたのです。
このマッチングを通して、真の父母様の、
子女である私たちのために投入してくださる、
正に親としてのお姿を目の当たりにしました。
☆
お父様は、'球体'であられる神様(天の父母様)に似て、
私たちも'球体'となれるよう、
いちばん近い相対を探してマッチングしていると語られました。
もちろん、マッチングを受けたからといって、
すぐに'球体' になれるのではありません。
二人が一体となるためには、
少なくとも二、三年はかかるというのです。
相対と一体となることで、 神様がそこに臨在なさるのです。
またマッチングの場は、霊界が
一○○パーセント開かれている、と言われます。
私は、マッチングをしていかれるお父様に侍りながら、
そのような場面にたくさん接することができました。
私たちが、組み合わせられた対象者たちに対応する際、
その組み合わせを間違えたりすると、すぐさま、
お父様は「それは違うよ」と言って正してくださいます。
常に完全な球体になれるような人を合わせてくださるのです。
☆
こうして真の父母様は、二十二日午後の便で韓国に向かわれました。
そのとき、父母様と一緒に帰国する予定の崔昌林先生が、
韓国への再入国の手続きをしていないことが分かりました。
そこで、久保木修己初代会長の指示で、
急きょ私が、真の父母様に同行することになったのです。
ソウルに向かう飛行機で、私は生まれて初めて、
お父様の隣の席に座りました。
お父様は席に着かれるとすぐに、大きないびきをかいて
眠ってしまわれたのです。
あたかも天宙を貫くほどの大いびきでした。
そのお姿に女性の客室乗務員は、
「社長様、はとてもお疲れのようですね」と驚いていました。
私は、「そうです。二日間、
徹夜が続いていましたので」と答えました。
しばらくしてお父様は、ご自分のいびきの音に
驚かれたように「おおーっ」と言って目を覚まされました。
そして、ちょうど配られた機内食を召し上がられたのです。
私は、お父様に侍りながらソウルの旧本部教会に行きました。
小山田秀生 自叙伝
「真の父母様の御跡を慕って」より
第七章 祝福と「血統転換」
「マッチングに不眠不休で投入される 」
「真の父母様の御跡を慕って」より
第七章 祝福と「血統転換」
「マッチングに不眠不休で投入される 」
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祝福を受ける資格はないけれど、
真の父母に会ったために、祝福してあげる・・・
これは、1800双の先輩たちに向けて語られたみ言ですが、
祝福結婚を受けた、すべての人に当てはまるのだと思います。
唯一の条件が何か。
それが真の父母様に出会った、ということなのです。
飛行機の中で大いびきをかかれるお父様。
霊界を総動員して祝福を与えられますが、
やはり、お父様の生身の人間なのです。。。
文字通り、完全投入されるお父様に
感謝の言葉しかないですね。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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