朴普熙(パク・ポーヒ)先生のみ言、
『青年よ行け、そして世界を救え』より
「日本の未来はどこへ行くのか」を紹介します。
1990年代後半に青年、学生を中心とする人たちに
講演した内容です。
☆
皆様。大変楽しい時間でございました。
では私は、今日の私の話の総括をしたいと思います。
私は今日、神の実在から始めて、
救世主の再臨、霊の存在、
人類の終末に至るまで、多くのことを語りました。
では今、この日本は来る新時代に備えて、
いったいどのように対処したらよいのでしょうか?
特に若い皆様は、何をしたらよいのでしょうか?
☆
20世紀の初め、日本の有名なクリスチャンであった
内村鑑三は、名言を残しました。
彼は、東洋から新しい霊的運動が起こり、
再臨の救世主が現れるのは、西洋ではなく、
東洋であると予言した偉大な日本人でございます。
私は内村鑑三先生の故郷である群馬に行って、
先生の詩碑を訪ね、先生の名言の直筆を見てまいりました。
そして花束を置き、参拝いたしました。
☆
1946年9月27日、終戦一年後、東大の総長であった
矢内原忠雄先生は、北海道大学中央講堂での講演の中で、
内村鑑三と新渡戸稲造、この二人に対して、
次のごとく語りました。
「私の講演の結論を、最初に簡単に申せば、
内村鑑三、新渡戸稲造、この二人の先輩が建てようとしたごとく、
日本の国が建ってくれたならば、
日本は今日の悲惨なる国辱、国難を見ることなくして、
我々も、諸君も平安に学問に従事し、
仕事に従事することができたであろう。
しかるに、この両先生の志したところに、反対する
思想と勢力が、日本を指導したがために、
今日の有様となったのである。
それゆえに、我々が日本の国を再び興すというならば、
自分はもう一度、札幌農学校創立当時に帰って、
そこから出発しなければならない」と。
☆
その札幌農学校の創立精神というものは、
すなわちウイリアム・クラーク博士の精神であり、
それはキリストの精神に徹した人格教育であります。
それが、クラーク博士の精神を受け継いだ内村鑑三が、
次の名言で表現したのであります。
これは、内村鑑三の遺言でございます。
自分の墓に刻んでくれと書いておいたのです。
“I for Japan, Japan for the World, The World for Christ, and all for GOD.”
「私は日本のために、日本は世界のために、
世界はキリスト、すなわち救世主のために、
そして、すべては神のために」。
☆
矢内原先生は、こう結論づけました。
「今日、敗戦によって意識させられたすべての欠陥は、
クラーク博士による札幌農学校的教育が、
日本全体に対して行われなかった結果に
ほかならないのである」と。
私たちは、日本が経済的超大国となった今、
クラーク博士の札幌農学校の精神に帰って、
再出発する最後の機会であると、断言するものでございます。
これが、日本の未来が行くべき
唯一なる道であると思うのでございます。
☆
それを成し遂げようとする運動が、
まさしく統一運動であります。
そういう意志と決断と内容をもっているのが、
統一運動であり、J-CARP、大学原理研究会であり、
世界平和青年連合でございます。
私は内村鑑三先生に、とても感動いたしたものでございます。
日本の本当の在り方は、
日本は「為(ため)に生きる」すなわち、
日本は世界のため、救世主のため、
そして神のためにあるべきだという、
偉大な日本人の証言でございました。
私はこれが、本当に日本の未来が行くべき道を
示すものであると信ずるものでございます。
(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)
六、日本の未来はどこへ行くのか
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=13442
青年よ行け、そして世界を救え 21
日本の未来はどこへ行くのか
(blessed lifeより)
六、日本の未来はどこへ行くのか
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=13442
青年よ行け、そして世界を救え 21
日本の未来はどこへ行くのか
(blessed lifeより)
☆
朴普熙先生が日本の総会長だった頃のある講演を
まとめたものです。(希望の日青年大会)
世界平和青年連合の名が出ているので
1996年ころではないかと思います。
朴先生は日本語が堪能でした。
文面から、その語り口調をうかがうことができて、
なんだか懐かしい思いにさせられます。。。
先生の言われるように、
内村鑑三のような偉人の教え、
「ために生きる」という精神が
日本の教育に植え付けられていれば、
もっともっと世界に貢献していたでしょう。
そういう意味で、私たちの統一運動は、
真の父母様の教え、「ために生きる」
そのことをモットーに活動しております。
そのみ言の実体になるべく、
精誠をささげる私たちにならないといけない・・・
改めて思わされました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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