北谷先生の「死んだらわかるけど、それでは遅い」
今回もアメイジング・ストーリーです。
☆
天の祝福を周辺に
一九九七年夏のことです。
その頃、聖酒を持ちながら
象徴的に祝福を受けてもらう伝道をしていましたが、
一日だけ休みを取って
大阪の実家に帰ったことがありました。
そのとき、母と兄夫婦、私の家族を連れて
高野山(和歌山県)に行くことになったのです。
私の家では小さい頃から
旅行らしい旅行をしたことがありませんでした。
遠出といえば、いつもお参りに行くのです。
☆
高野山には立里荒神社(たてりこうじんじゃ)という奥社があります。
それは、標高一二六〇メートルの荒神岳(奈良県)の頂上にあります。
そこに着いて社殿で手を合わせた瞬間、
立里荒(たてりこう)神の霊が母に降りてきたのです。
立里荒神は、
「『家庭盟誓』の六番をここでやってください」
と言ってきました。
「家庭盟誓」というのは、家庭連合の会員が唱和しているもので、
その六番というのは、「天の祝福を周辺に連結する家庭を
完成することをお誓い致します」というものです。
立里荒神は、その場で参拝客たちを
祝福してくれと言ったのです。
「私が躊躇していると、「あなたたちは、
何のために毎日『家庭盟誓』を唱えているのか。
それをするためでしょう」と迫ってきたのです。
そこまで言われたら、やるしかありません。
私が「時間がないので、
二時間しかできませんよ」と言うと、
立里荒神は「二時間でいい。
私も手伝うから」と答えるのです。
私は観念して、車に置いてきた
聖酒を取りに駐車場まで下りて行きました。
二十分で駆け下りて、三十分で登って、境内に戻ったのです。
☆
そうして、さほど広くない境内で祝福式を始めました。
その時は来る人来る人、夫婦連れで、
しかも一組ずつ、五分ごとに間を置いて登ってくる
という不思議な現象が起きまし た。
まるで誰かが交通整理でもしているかのようでした。
参拝客が登ってくると、母に入った立里荒神が
私に「行きなさい」と指示します。
私は参拝客のそばに行って、このように伝えます。
「今、立里荒神さんが降りてきて、
もう一度、結婚のやり直しをするようにとおっしゃっています」
当然、相手は驚きますが、私は構わず、
「不倫しない、離婚しないと誓えますか?
そして、お互いに『ために生きる』
愛の家庭を築くことを誓いますか?」と聞くのです。
相手は「えーっ?」と言いながらも、拒否しませんでした。
そこで私は、「はい、並んで」と言って並ばせて、
奥さんのほうに「これを半分飲んでください」
と言いながら聖酒を渡します。
次に二人を向かい合わせて、ご主人に残りを飲んでもらうのです。
そして、目を閉じてもらって、私が祝祷します。
それが終わると私の子供が写真を撮り、
紙に名前と住所を書いてもらうのです。
☆
皆、呆気にとられていましたが、拒否する人はいませんでした。
その中の一組は、私の兄嫁の友人でした。
「何をしているの?」と聞かれたので、
祝福の簡単な説明をしました。
「いいことをしているのね」と喜んで受けてくれました。
その日は、二十組の夫婦と、最後に一人で参拝に来た人を加えて、
合計二十一組に聖酒を飲んでもらいました。
正に、霊界と地上界とが共に行った祝福式でした。
☆
このように、’神様‘から「家庭盟誓」の実践を
促されたことを通して、
「霊界は常に私たちの言葉を聞き、行動を見ている」
ということを思い知らされました。
善霊も悪霊も、 神様もサタンも、
私たちの言葉を聞き、私たちの行動を見ているのです。
光言社刊 北谷真雄 / 著
「死んだらわかるけど、それでは遅い」より
天の祝福を周辺に
☆
いやぁ、こんなことがあるなんて・・・
「立里荒神」というのは、
善なる霊人なのか、天使なのか、
ここには記述されていませんが、
いずれにしろ、祝福の価値を
わかっている、ということですね。
また、家庭盟誓を唱和していますが、
本当に心から内容を受け入れているとするなら、
もっともっと実践して、祝福の恩恵を
広げていかなければならないのだと思います。
そして、神様は、霊界は、
私の一挙手一投足を見ているんだと
そのことを改めて教えていただいた証しでした。
ですから、本当に精誠を尽くして、
日々を歩む者になっていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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