李相軒先生の『霊界の実相と地上生活』より
今回は、「霊界で見た地上生活」後半です。
☆
宗教人と非宗教人の差
信仰をした人と、しなかった人の差は非常に大きいです。
そこにも相当な階層があります。
信仰をしていて、かつ善なる人は、
本当に神様の霊界の恵沢を受けることができますが、
信仰をしながら良心的でない人は、
信仰をしなかった人と、ほとんど同じです。
神様を知らない立場で、人生を生きた人はみな、
神様と関係ない所にとどまるようになります。
☆
神様が特恵を施すときにも、非宗教人は、
恵沢が与えられるのが遅いのです。
天国にも特恵があるのかと思うでしょう。
神様が人間に神霊によって特恵を与えられ、
人間を愛されるように、天国にも特恵があります。
階層別に、自分の位置で自由の身となって、
願う所へ移っていくときがあります。
これは地上人の祈祷とも関係があります。
その時は、神様の命令によって移動するのです。
☆
食口(シック)たちの位置は、他の宗教人たちとどのように違うか
一言で言って、あまりにも大きな違いがあります。
すなわち、霊界圏が違うのです。
食口たちの各自の人生により、少しずつ違いはありますが、
全体としての霊界圏の位置が違うのです。
大きな違いというのは、神様に対しての位置のことです。
神様の対話を感じることも、聞くこともできない
他の宗教人たちの領域があります。
しかし、統一食口たちは、最初から大部分が
神様と呼吸することができる位置にいます。
☆
ここでもいくつかの階層があります。
グループによる差があるのです。
申し訳ないことですが、李相軒が見た霊界を明らかにすることで、
我々食口が地上の人生を整理できるだけでなく、
ここに正しく来る助けになるようなので、申し上げます。
それが真の父母様のための道だと考えるからです。
36家庭の位置は大変なものです。
家庭の階級においては最高です。
しかしながら、最高の位置において
赤裸々に自分の誤りをすべてあらわにして
生きていく苦しみは、本当に表現しがたいものです。
地上にいる時、女性問題、公金問題、そのほかの
問題に引っ掛かった家庭は、地獄にいるのではなく、
神様のそばにいながら、あらわになった姿で
生きていかなくてはなりません。
それは言葉で言えない苦しみです。
☆
例えば、他の女性と性関係を持っている場面が随時、
皆の目に見えるのです。
また、公金を自分勝手に使いながら、酒場に行って、
女と堕落しながらお金をばらまく姿が
はっきりと見えるのです。
一言で、地獄よりもっと恐ろしい所です。
そのほかの家庭が犯した罪も、
罪の質によって階層がたくさんあります。
しかし、大部分は、神様の近くにある霊界圏にいます。
罪を犯した者たちが、集まっている監獄もあります。
ここで罪人が集まって、自分の罪を蕩減(とうげん)する
方法があれば、どれほどいいでしょうか?
しかし、ここでは、自ら解決しうる罪の蕩減方法はないのです。
☆
神様の特恵
霊界人は、地上にいる後孫の祈祷、献金、奉仕などの
功績を通じて、監獄の門が開かれれば、
そこから出てくるようになります。
その後、引導者が現れて、自分の位置に合うように導くのです。
高位の家庭が、神様のそばで自分の罪を
すべて蕩減して平安に生きていくときはいつでしょうか?
自分が犯した罪を、後孫が蕩減してからのことです。
後孫が祈祷して精誠を捧げれば、それを見る霊界人は、
苦しくて逃げようとします。
ところが、逃げていってもまた
帰って来なければならない所が、自分の位置です。
地上人の祈祷と精誠があれば、蕩減期間が短くなりますが、
大部分はそれを知らないために、
苦しみを受ける期間が長いのです。
霊界で苦しみの期間が長ければ、地上の後孫は、
知らず知らずのうちに、体の調子が悪くなります。
先祖が苦しんでいるので、後孫も具合が悪くなるのです。
つまり、先祖が犯した罪のために、後孫が罰を受けるのです。
天道に逆らえば、行く道がありません。
義の道に従っていくべきです。
(1997年6月9日)
(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
四 霊界で見た地上生活
(blessed life)(7)より
霊界で見た地上生活
第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
四 霊界で見た地上生活
(blessed life)(7)より
霊界で見た地上生活
☆
私たちの人生は、必ず、蕩減法則が適用されます。
地上でどんな人生を送るか、
それが霊界の位置を決定するのです。
口ではどんなに良いことを言ったとしても、
罪を犯して、人に見つからなかったとしても、
霊界では隠すことができないのです。
そして、霊界でその罪を消すためには、
地上で後孫が清算しなければならないのです。
私たちも、いずれは霊界に行きます。
すなわち、「先祖」になるのです。
後孫に迷惑をかける「先祖」にならないよう、
正しい人生を送らなければ、と思うのです。
「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」
36家庭の李相軒先生(1914〜1997)が
霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ(blessed lifeで連載中)
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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