北谷真雄先生の
「死んだらわかるけど、それでは遅い」
とうとう最終回です。
☆
真の愛を実践する者に
これまで私の体験したことを振り返ってみると、
いつも霊界に導かれてきた、守られてきたことを実感します。
母親を通して、亡くなった父親が
「家庭連合の祝福を受けなさい」と言ってくれましたし、
先祖が私たちを証してくれました。
霊界の働き、協助をいつも感じます。
一つの家庭に信仰が根づくためには、
最初に信仰の道に入った人が重要であるということを痛感します。
その人が立てた精誠によって、家族が生かされるのです。
私の家庭の場合は、母でした。
母は、夜八時から夜中の一時、二時まで、毎日、
信者さんの悩みを解決するためにお加持をしてきました。
自分の時間など一切ありませんでした。
それをもう五十年もしているのです。
これは天が覚える精誠だったと思います。
そして、「蕩減」という面では、父です。
蕩減というのは、先祖の罪を償うために、
苦労や苦難など感謝できないことを感謝することです。
父は交通事故に遭い、奇跡的に生還したものの、
その後遺症に生涯苦しみました。
先祖の罪は地上で犯したことですから、地上で誰かが、
その何分の一かでも償わなければならないというのが原則です。
先祖の犯した罪を地上で清算するために、
父は家系を代表してすべてを受けていってくれたと思うのです。
また、父の交通事故は、母にとっても大変なことだったでしょう。
でも、母はそれに対して不平や愚痴をこぼすことなく、
むしろそれを機会に、神様への恩返しのためにと、
人々に尽くしていったのです。
この父と母のおかげで、わが家では、
まず姉が家庭連合に出合い、その七年後に私が導かれました。
そして母、兄夫婦というように導かれ、
家族みんなが祝福を受けることができたのです。
さらには、家族だけでなく、霊界の先祖も祝福を受け、
高い所に引き上げられているのです。
本当に感謝します。
☆
私たちの周りの環境圏には様々なことがあります。
時には、どうしてこんなことが起きるのか、
などと思わざるを得ないことがあるかもしれません。
しかし、そういうときにこそ、
むしろ感謝していくべきなのです。
家庭連合では、怨讐をも愛する
「真の愛」を実践することを教えています。
愛せない者を愛する、許しがたい者を許す、
自らを捧げて愛していく――。
神様がそのような方であり、真の父母様がそのような方なのです。
私たちが真の愛を実践するとき、神様の守りと導きがあり、
霊界も惜しみなく協助してくれます。
神様が共にあり、先祖が共にあることを
忘れないでいただきたいと思います。
光言社刊 北谷真雄 / 著
「死んだらわかるけど、それでは遅い」より
☆
お父さんの事故をきっかけに、
お母さんの霊眼が開かれ、
北谷先生も幼少時より、
霊界からの訓練を受けてきたという
本当に稀有な家庭だと思います。
霊界が見えないからわからないだけで、
私たちも、日々霊的に守られています。
また、大なり小なり、
困難なことが起こったりします。
それを家系的な蕩減だと思って、
感謝していくことを通じて、
先祖の罪が精算されていくといいます。
また、気づきなどの「悟り」にも
霊的な協助が大きいと思います。
私たちが普段当たり前に過ごしていたことにも、
さまざまに、霊界の働きがあったことを
北谷先生の証しを通して知ることができました。
心から感謝いたします。
ありがとうございました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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