奈田先生の「父母と共なる生活」
今回は、『夫婦観(夫と妻の在り方)』です。
☆
具体的な夫と妻の在り方に関する
文先生のみ言を取りあげてみます。
文先生はまず基本的に、男性にとって
女性は母親であり、妻であり、姉であり、妹であり、娘である。
女性にとって男性は
父親であり、夫であり、兄であり、弟であり、息子であって、
お互いにそれらのすべての立場に立てるのが
理想的な夫婦だと言っておられます。
☆
理解・協力・研究が必要「夫婦はお互いに理解し、協力し、研究せよ」
と、文先生は言われています。
顔が皆違うように、人の運勢もみな違います。
それぞれの運勢によって組み合わせを
決められるというのです。
男性の運勢が悪ければ、女性の運勢が良いのです。
逆に女性の運勢が悪ければ、男性の運勢で埋めていくのです。
文先生はそのことを、
「夫婦とは山と谷を崩して平地をつくるようなもの」
と表現しておられます。
以前、「富士山を崩して琵琶湖を埋めてみようか」
などとおっしゃったこともありました。
☆
「……理解できるような夫婦になるということは、
人格的に立派な女性、
立派な男性になることである。
「……最初の三年間は非常にぶつかるところが多いが、
三年たてばいろいろな方面で、
美しいところを発見し始め、
深いところの情で結ばれる」
(一九七七・二・八)
「夫婦は絶対的統一の代表であり、
それからずれるようなことがあってはなりません。
車の両輪のごとく、
また二本の足のごとくになって、
調和をもって一つの目的に向かって
進まなければなりません」
(一九七九・五・一九)
☆
ですから、場合によっては、
一方が足踏みして待つような時もあるというのです。
「問題は、私たちは世界救済を完成した上で
結婚しているのではないということです。
私たちの前には救済されなければならない
世界があります。
ですから私たちの前には
私たちの任務があり使命があるのです。
男性と女性はこれから
右足と左足のようになって歩くのです。
そこには平等な立場での二者の
共同、協力があって初めて
前に進むことができます。
夫は右足、妻は左足の立場です。
そして早く確実に歩くためには
両足が同じように動かなければなりません」
(一九八二・七・一)
これはアメリカの教会員に対して語られたみ言ですが、
大変細かいところにまで心が配られていると思います。
☆
さらに、“愛の注射器”とか、
“愛の発電機”になれ、というみ言もあります。
「皆さん一人ひとりが
強力な愛の注射器になろう〃
と決意しなければなりません。
“私は夫の重荷にはなりません”
“私は妻の重荷にはなりません”
“私は発電機になります”。
与える要素、愛の注射器こそは
すべての問題の解決策であり、
万能薬なのです。
愛は最高の力なのです」
(一九八二・七・一)
☆
さらに、お互いによく研究し合わなければならない
とも言われています。
「結婚は現実には研究課題なのであり、
男性は女性を研究し、
また女性は男性を研究するところです。
お互いを研究する過程において
愛を発見していくのです。
これが結婚の意味であり、あなたの発見は、
ちょうど実験室での試験管の中の発見と
同じようなものです。
私がこう言ったら、彼がこう反応したとか、
怒ったとか、すべてのことについて
統計をとり、グラフに描くのです。
何でもないようなふりをしていて、
急に強くあなたの夫をつねって
その反応を見てみなさい。
すべてのことについて、
その反応を観察することができるのです」
(一九七九・五・一二)
「自分の相対者がとても厳格そうに見えて、
何も表現しないように見えたとしても、
失望してはいけません。
研究する余地がかなりあると思って、
かえって喜ばなければなりません」
「いつも話してばかりいる人は
すべてにおいて失敗者です。
とても味のある人は、話す代わりに聞く人です」
「あなた方が互いに相会う時は、
すばらしい思いを表現する代わりに、
感情、喜び、幸福感を抑えて、
ゆっくり研究し始めなさい」
上げたり、下げたりで、何とかして
一つにしようとされる先生のお気持ちが伝わってきます。
父母と共なる生活
第五章 夫婦観(夫と妻の在り方)
一 理解・協力・研究が必要
第五章 夫婦観(夫と妻の在り方)
一 理解・協力・研究が必要
☆
夫婦の愛がどれだけ貴く素晴らしいものであるか。。
夫婦愛に関しての、
真のお父様のみ言はふんだんにあります。
しかし、昨今においては、夫婦は男性、女性ではなく、
同性でも同意義である、というパートナーシップ制度を、
日本においても導入しているところが増えております。
テレビなどマスメディアを通しても、
同性愛を助長するような、
そんな状況の中にあります。
夫婦の愛は、神様が創造された貴いものであり、
それを私たちが表していけるように、
実体で示していかなければ、と切に思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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