金元弼(ウォンピル)先生のみ言、
「私の苦しみの前に神の苦しみがある」です。
☆
先生の心を理解したならば、
もう一つ考えなければならないことがあります。
例えば、私が問題のあるチームに、
六か月あるいは一年、一緒にいたとします。
その時、彼らを導くのに、「あっ、これは私の間違いだ」
「こんなふうにしよう」
「こうして私は導いた」といって
自分だけが苦労したと思ってはいけません。
私を通じて、いろいろと教育するために、
苦しまれた神がいるということを忘れてはなりません。
☆
そしてまた、完全なリーダーではないのですから、
メンバーたちを傷つけたこともあるし、
メンバーが話を聞かないので、
自分も傷つけられたこともたくさんあるのです。
チーム・リーダーがよく導けなかったがゆえに、
あるいは牧会できなかったがゆえに、傷ついて、
教会から去ったメンバーもいます。
それによって、リーダーもたくさん学んだのです。
今まで問題のあるチームを引きずってきたのは、
自分ばかりでなく、背後で
神も苦しんでこられたということを考えるのです。
新しいリーダーが来た時に、彼らの中には
メンバーを傷つけたり、
苦しむ人も出てくるだろうと思います。
けれども、私が神の心でその人をよく指導できれば、
そのチームを通じての摂理が延長されるのではなく、
短縮されるだろうと考えるのです。
☆
アダムが失敗したときに、アダムの代わりの者を、
すぐ立てることはできなかったのです。
アダムの身代わりを立てるのに、何年かかりましたか。
ノアを立てるために、一六〇〇年かかったのです。
ノアが失敗したときに、何年かかりましたか。
それと同じように、Aというリーダーを出したけれども、
チームをよくリードできなかったとすると、
代わりの人を立てるには、それくらい必要だということです。
皆さんは、最初の人ができないと、すぐ次の人に代えてしまいます。
そうしたらメンバーも変わったと思います。
形状的には変わっても、内的にはまだまだ変わっていません。
最初の人よりも、後に来た人がもっと上の立場に
立たない限りは、引き継ぎが
まだ終わっていないものと考えなければなりません。
☆
ですから、リーダーの立場を受け継ぐためには、
新しい人はチームを率いることのできる基台を造らないといけません。
そこには最初のリーダーとメンバーとの
心情のかかわりがあります。
その次の人もよくできなくて、
代わりに新しい者が引き継いだとします。
そうしたら最初のリーダーが
どのように導いたかを知らなければなりません。
また、最初の人がテイク・ケアした以上の熱心さ、
心情をもたなければなりません。
それによって初めて引き継ぎが始まるのです。
最初によくできなかった者がいれば、
新しく来た者が蕩減をしなければいけません。
神が中心者を通じて何かを願うときに、神の目的を中心として見れば、
最初の人と次の人は同一の人なのです。
だから最初の人がよくできたもの、できなかったもの、
それらが全部次の人に引き継がれるのです。
☆
アブラハムが失敗したゆえに、
イサクがいけにえに立たなければいけなかったのです。
み旨を中心として見れば、
アブラハム、イサク、ヤコブは同じ人です。
最初のアダムが堕落したがゆえに、
第二のアダムとして来られたイエス様は、
アダムが間違ったすべての蕩減条件を負わなければいけません。
第三のアダムとして来られる再臨主は、
第一のアダム、第二のアダムの
すべての蕩減を払わなければいけないということになります。
前の人の責任は前の人の責任で、
私には責任はないということはありません。
皆さんはそれをはっきりと分からないといけません。
平壌開拓から興南解放
第三章 興南監獄での伝道
「私の苦しみの前に神の苦しみがある」
信仰生活シリーズ 6
「伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題
第三章 興南監獄での伝道
「私の苦しみの前に神の苦しみがある」
信仰生活シリーズ 6
「伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題
☆
再臨主として来られた
真の父母様の立場は、どれほど大変だったのか、
窺い知ることができるみ言だと思います。
神様ご自身も6000年間、
待ちに待った真の父母様でした。
今回のみ言は、リーダーとして立つ立場の人の
観点で語られている内容ではありますが、
私たちが中心者を見つめるとき、
また、一人ひとりが神氏族メシヤでありますから、
私たちにとっても必要なみ言であると思います。
やはり、題目にあるように、常に
「私の苦しみの前に神の苦しみがある」
このことを念頭に置いていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関して
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