浅川先生の講話より、
「言葉で愛する」です。
☆
言葉で愛する
神様は人間に言葉を与えてくださいました。
では、何のために言葉を語るのでしょうか。
それは、隣人と家族を幸福にするためです。
神様は、愛するために言葉を与えてくださったのです。
食べるためだけなら、口があればよく、言葉は必要ありません。
犬や猫は言葉が語れなくても食べて生きています。
☆
それゆえ、愛ある言葉、美しい言葉のみを語るべきなのです。
人が聞いて幸福な気分になる言葉のみを語るべきなのです。
文鮮明先生は、
「愛の心、真実をもって接しなければなりません。
話をするにしても、一日に良い言葉を
三回ずつ継続して言ってみてください」
(『愛天愛人愛国』59ページ)
と言われています。☆
ところで、良い言葉を三回どころか、
何千回も唱えて幸福になったおばあさんがいました。
そのおばあさんは毎日、「自分ほど不幸な人はいない」
と愚痴をこぼしていました。
「同じ町内に嫁と孫が住んでいながら、一度も
自分の家に訪ねてきてくれたことがない」と嘆いていたのです。
そのため、毎日、嫁の悪口を言い続けていたのです。
ところが、ある時、
「こんなことをしていてもどうしょうもない。
むしろありがとう、と言い続けてみよう」
と思ったそうです。
それで、朝起きてから
「ありがとう、ありがとう」と言い続けたそうです。
すると、奇跡が起こったというのです。
一日千回言ったとき、一人の孫が訪ねて来たのです。
おばあさんは感動して、こう思ったそうです。
「ありがとう千回で孫一人。
そんならもっと回数を増やしたら、ひょっとして……」。
それから一日三千回以上唱えたそうです。
驚いたことに、孫三人と嫁まで訪ねてきて、しかも、
おばあさんへのお小遣いがベースアップしたそうです。
それで孫にプレゼントができるようになったそうです。
今では、何万回も唱えているそうです。
☆
「ありがとう」という言葉は
不幸な時ほど効き目(?)がありそうです。
不幸な時に感謝できる人は天国人というべきです。
しかし、なかには、言葉を使って不幸になる人もいます。
ひょっとすると、大半の人がそうかもしれません。
文鮮明先生は言葉の恐ろしさについて語られています。
☆
「もし言葉を一言間違えれば、
その言葉を言った人も苦痛を受け、
その言葉を聞く人も苦痛を受けるのです」
(『愛天愛人愛国』61ページ)
☆
ひとたび口から出た悪い言葉は、もはやその人の所有物ではなく、
悪魔の所有物となり、不幸のために活用されるのです。
そのため、悪い言葉や陰口を語った人が
まず不幸になるというのです。
ゴミは市が回収してくれますが、
悪口という見えないゴミは回収してくれません。
悪口の回収日などないのです。
生ゴミが悪臭を放つように、
悪口は悪霊を解き放つのです。
悪口は不幸の種まきになるのです。
しかも、直ちに不幸な出来事を実らせます。
神様が幸福のために与えてくださった言葉で
不幸になるほど愚かなことはありません。
浅川 勇男・著
(光言社・刊『心の書写〜文鮮明師自叙伝に学ぶ〜』より)
【第四章】愛天愛人愛国愛人─人を愛する生活
言葉で愛する
(光言社・刊『心の書写〜文鮮明師自叙伝に学ぶ〜』より)
【第四章】愛天愛人愛国愛人─人を愛する生活
言葉で愛する
☆
「ありがとう千回で孫一人」
興味深い証しですね。
反対に、「口は禍の元」、という言葉もあります。
政治家など、ちょっとした言葉の表現で、
言質を取られ、やり玉にあげられています。
批判する人たちほど、
そういう言葉に敏感なのかもしれません。
他の動機で言っているのに、
言葉のみで判断されてしまうこともあるでしょう。
言葉の背後には、「思い」があります。
だから、言葉を受け取ることは、
思いを受け取ることと同じだと思うのです。
良い言葉の背後には良い思いがありますが、
悪い言葉の背後には、
悪なる思いがあるということになります。
悪い言葉は、言われた方だけでなく、
言った側にもダメージがあるとのこと。
「悪口のゴミは、回収不可能」
肝に銘じていかないといけないですね。
言ってしまったものは取り消せないのです。
今はあらゆるメディア、ネットでも
拡散できますから、社会にもゴミがあふれる
ことになってしまいますね。
悪口の習慣がついている人は、
ずっとごみの中にいるということでしょうか。
「いつも笑顔でいなさい。
感謝していなさい」と言われるように、
それを習慣づけることで
「ありがとう」という言葉が
自然に口から出てくるのかもしれません。
さらに意識して賛辞や
「ありがとう」などの
素晴らしい言葉を発していきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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