2022年07月23日

大地を踏んで、お母様を感じたことがありますか?! 雪山での体験 《金元弼先生》




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金元弼のみ言。
「先生のような生活をするために」です。

先生のような生活をするために

私が巡回していたときのことでした。

「どうしたら、先生のような生活ができるのだろうか」
という考えで、胸がいっぱいでした。

韓国で、非常に奥深く高い山を
冬に越えなければならなかったことがありました。
誰も人がいないのに、雪が真っ白く降る中を一人で歩いていました。

その時、天は父を象徴し、地は母を象徴するという
原理のみ言を、ふと思い出しました。

私は今この地を踏んでいるから、
お母様の体を踏んでいるのだと考えました。
そう思うと“痛い”のです。

それで、そおっと歩いたのです。
そしたら本当に体を踏んでいるような気持ちがしてくるのです。

一歩を踏む時に、
「私は親のために孝行します、
 忠節を尽くします、
 貞節を守ります」という心持ちです。

白い雪の上に誓いながら行くのです。
雪の上に字を一つ書いて、また書いて、
忠なら忠を、孝なら孝を足で書きながら歩みます。

このことが、私には非常に強く心に残りました。

 
韓国には、本当に親孝行な子供がいました。

親がなくなって三年間、毎日のごとく
親の霊魂を慰めるために、墓の所まで行ってお祈りをしたのです。
それで墓まで通った道と祈った場所には、
芝生が生えませんでした。

私たちが神に、真の父母にそのように
心を尽くして侍らないならば、
「私は親にさえもこんなにしたのに、
あなたたちは真の父母と神が分かっていながら、
なぜできなかったのですか」と問われることになるでしょう。


先生は神に侍るに当たり、どのようにされたのでしょうか。

世の中には、国のために忠義を尽くした人たちがたくさんいます。
その人たちが「あなたには及びもしません」
という先生になるために、
どういう道を歩まなければならなかったのでしょうか。

神の国を建設するに当たっても、国のために、
世界のために尽くした以上に、神の国のために、
神の世界をつくるために心を尽くさなければならないのが、
先生の基準なのです。

もしそうしなければ、イエス様、お釈迦様、マホメット、
いろんな聖人あるいは神のために尽くした王様、
忠節を尽くした親孝行者たちに先生は訴えられるのです。

ですから、国のために尽くした最高の人は誰だろうと
いつも考えながら、この国をそれ以上に愛する
という条件をお立てになるのです。

 
そこで先生が三六〇軒を訪問するに当たって
私に教えてくださったことは、その三六〇軒のために
尽くした人々がおり、先祖たちがいたのだから、
その人たち以上の心で、その区域を愛し
真心を尽くしていかなければならないということでした。

例えば、熱心なイスラム教徒がいるとしましょう。
その人以上に神を愛したとするならば、
イスラム教の先祖の霊たちが
私を助けてくれるということなのです。

平壌開拓から興南解放
第四章 天情と人情
「先生のような生活をするために」

信仰生活シリーズ 6
伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」 
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題


日常生活の中で、侍る生活の重要性を教えていただきました。
私の一挙手一投足は、何のためにあるのか、
そのことを深く考えさせられます。

自分のために生きる人生より、
ほかのために生きる人生の方が価値があり、
喜びの度合いも変わっていきます。

その究極が神様、真の父母様のためであり、
国と世界のためであるのでしょう。

小さな歩みであったとしても、
どんな心情、どんな思いで歩むのかが、
とても重要であると思うのです。




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posted by ten1ko2 at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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