2022年09月16日

人に会うことは、神様に会うこと! 文先生作詞「統一勇士の歌」、誕生秘話



securedownloada.jpg


♪心情のゆかりで 世界は生き
一つに結ばる 本然(もと)の縁



聖歌7番、「統一勇士の歌」
この曲は、私の好きな聖歌の一つです。

ふとこの曲のことを思い出しました。
以前、紹介したものではありますが、
歌のエピソードを記したいと思います。


「統一勇士の歌」は、一九六二年、文鮮明先生が作詞されました。

曲は韓国の大邱(テグ)という町の市民歌曲からとったそうです。
この歌のいきさつを、朴正敏(パクチョンミン)さんという
婦人伝道師は次のように語っています。

「伝道報告会で集まったとき、文先生が
『釜山(プサン)のうぐいす!』とお呼びになり、
何かうたうように言われました。
私は、昔開拓した大邱の市民歌曲が大好きだったので、
それをうたいました。

大邱は教育が盛んで、熱心なクリスチャンが多い町です。
その歌は市街を囲む自然の美しさと、
心の誇りをうたった愛郷歌で、苦しいとき、
いつもそれをうたっては勇気を出して開拓伝道をしたものです。

先生は大層気に入られ、幾度も私にうたわせられました。

数か月後、そのメロディーに、
先生は希望と激励に満ちた詩をつけられ、
皆に教えてくださったのです」


朴正敏さんを訪ねた時
「おお、何と大切な人でしょう!」
とまるで母が幼子に会ったように、
温かい力で私を抱きしめてくださいました。

「日本の兄弟姉妹は天の宝です。
神様がどんなにか、胸あふれるほど
愛していらっしゃることでしょう。
そのことを思うといつも泣かずにはいられません」
と、それは心の深いところから
溢れてくるような声でした。

たった一人に会ったときでも、
日本の兄弟すべてに会ったような、
神様の親の心情を持って迎えてくださる・・・
その姿に私は神様に会ったような
感覚を覚えました。

同行してくださった李ヨハネ先生が、
「人に会うのは神に会うのですね」
としみじみおっしゃった言葉も忘れられません。

信仰が実らせる見事な情感。
人と人との間に常に神様がおられる。
その霊的雰囲気がさりげなく、
呼吸する大気のように満ちていた清冽(せいれつ)な印象を、
この歌を歌うたびに思い起こします。

天野照枝先生著「聖歌のゆかり」


真のお父様は1962年、42歳(数え)のときに
聖歌7番「統一勇士の歌」を作られました。

私が学生部にいた頃、
当時のリーダーは、この歌が大好きで、
伝道出発式のとき、歌詞の意味を解説されながら、
何度も何度も歌ったことが思い起こされます。

「人に会うのは神に会うのですね」
と語られたヨハネ先生のみ言も印象的です。

真のお父様が1965年ご来日のときに、
本部教会で、解説されたみ言がありました。



『統一勇士の歌』の一節は心情と、二節は人格と、
三節は真理と、四節はその理想となっておりますね。
心情、それから人格、それから真理、
それから我々の理想。

だからその理想世界に入るには
心情を持たなければならない。
そして人格を完成しなきゃならない。
そうして真理ですよ。
そういうことになる。

この統一勇士の歌は
先生が三年前(1962年)に作った歌ですね。


1965年1月30日 本部教会(東京都渋谷区南平台)でのみ言より



この歌をもう一度、伝道を出発するときに、
歌っていきたい、そう思いつつ、
真のお父様が作詞された歌詞の、日本語訳を紹介して終わります。
(日本語の聖歌の歌詞とは違います)

一、心情の因縁で世界は生き
  一つに結んでくださった本性の因縁
  永遠に与え受ける私たちの本郷
  幸福の礎の上にとこしえに生きよう
  私たちは誇らしい統一の勇士
  力強く情を合わせて勇進しよう

二、無限の人格で光を放つ
  造られた万物の栄光の燈台
  生命がほとばしる本然の姿
  所望の価値として花咲かそう
  私たちは誇らしい統一の勇士
  力強くみ旨を立てて勇進しよう

三、秩序の基の上に真を立て
  永遠を約束する不変の価値
  高らかに立てられる真理の標柱
  希望に満ちた善なる日を飾ろう
  私たちは誇らしい統一の勇士
  力強く叫びながら勇進しよう

四、東方に明けて来る輝かしい文化
  全世界がその光の中で兄弟となり
  願われた善の父母をとこしえに慕い求め
  必ずや成し遂げよう一つの世界
  私たちは誇らしい統一の勇士
  力強くその世界に勇進しよう


にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(なお、記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)



※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。

さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)

posted by ten1ko2 at 08:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 聖歌・UCソング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック