2022年10月14日

神様との約束を守りましたか? 人間が守らなくても、守り続ける神 《金元弼先生》




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金元弼先生のみ言「天情と人情」の続き、
今回は、「神は約束を守る」です。


先生は必ず約束を守られる
ということについてお話ししたいと思います。

何回も皆様にお話ししましたが、
約束というのは必ず相対性をもっています。

一人で約束するのではなく、必ず二人の間でなされます。
あるいはたくさんの人の前で約束します。

そこで、私たちは二人でする約束について
知らなければならないことがあります。

約束は、両方がプラスになるという目的を中心にしています。


二人の人が結婚するのもそうですし、
また社長と雇用されている人との間もそうです。
国を治める責任者と国民の間もそうです。

神と人間の間にも一つの約束がありました。
それは神の幸せのためだけの約束ではなく、
人間の幸せのためだけの目的でもなく、
神と人間の幸せを目的にしたものでした。

心と肉身の関係も同じです。

すべてがお互いの喜び、
お互いの幸福を目的にしたものである
ということを忘れてはなりません。

それぞれの個人のための目的ではなく、
お互いのための目的ですから、
全体目的とか全体のためにと表現されるのです。

主体と対象という二者にとってプラスになる、
全体の目的というものが考えられます。

 
さらに、時同性を考えなければなりません。

約束は、ある時期までに果たすという
時間性をもっているので、
ある時期になって全部終わるのです。

ですから最初に主体と対象の関係、
次にその目的、三番目に時間性、
この三つのことをいつも考えなければなりません。


では、二者の約束がいかに守られ、
またいかに破られるかについて話してみましょう。

まず、神と人間との約束から見てまいりましょう。
この約束は、神と人間は主体と対象の関係ですから、
このように当てはまります。

二番目には、約束というものは、人間だけが幸せになる、
神だけが幸せになるというのではなく、
神も人間も幸せになるという創造目的があり、
それは創造理想の実現ということでした。

三番目の時同性についていえば、
その約束は永遠性をもつものです。

 
その次に皆さんが考えなければいけないことは、
神と人間の約束を立証する天使がいたごとく、
二人の約束を認める立場のものがなければなりません。
それが天使です。

夫婦が約束するとしましょう。
そこには必ず二人の約束を立証する人が
いなければいけません。

国と国との条約も同じです。


人間は神の約束を守れませんでした。
ところが神には永遠性があるゆえに、
人間は約束を守らなかったけれども、
神は約束を守りました。

そうしたらどうなるでしょうか。
お互いが破ったときに
完全に約束が破られたということが決定されます。

一方は守り、他方は守らないのでは、
破られたという決定はできません。

世の中でも、片方だけが破り
一人は守るとするならば離婚はありえません。

二人とも、よろしいという形になって、
初めて相対性をもつのです。

 
神と人間との約束で、
人間は破っても神が守るとするならば、
神の約束はどうなるのでしょうか。

創造理想の実現はどうなるのでしょうか。
創造理想の実現という神の目的はそのまま残っています。

人間復帰の摂理がなされうるのは、
神も人間も約束を守った時です。
神も同時に約束を守らないという立場に立つならば、
永遠に理想の実現はありえないでしょう。

人間が守らなくても、神が守っていくとするならば、
どういうことになるでしょうか。

目的というものは、永遠に立てられたものです。
その永遠の目的に対して、神が永遠に守るならば、
対象としての人間は
代わりの人を立てることができるというのです。

夫婦の中でも、人間同士でも、
一方が約束の目的を中心として変わらずに守るならば、
ほかの人を代わりに立ててでも、
最初の目的を実現するというのです。

 
ですから、アダムだけでも神の約束を守ったとするならば、
エバを再創造できたでしょう。
何の意味か分かりますか。

ところがアダムは約束を破ったがゆえに、
二人とも再創造することができませんでした。
そこで神は蕩減復帰の摂理をなさいました。

その当時、アダムだけでも残れば、
エバを全部なくして、
新しく再創造することができたというのです。

それは私たちがよく分かっているように、
完全なプラス極が出てくると、
自動的にマイナス極が生まれてくるからです。

 
人間が約束を守らなくても、神は永遠に守りますから、
人は代わっても神の理想の実現は可能だということが分かります。

ですから、ある面から見れば、神の六〇〇〇年の人類復帰摂理は、
神が人間との最初の約束を
守り通しているという歴史にもなるわけです。

そういう神の道を先生も歩まれるのです。


堕落したゆえに、私たちが約束する時は、
私と相手のほかに、神とサタンが
一緒にいることを忘れないでほしいのです。

メンバーたちがこの道に入って、
先生の前に約束するとしましょう。
そこには必ず神もいれば、サタンもいるわけです。

ところが、先生と私たちの約束は永遠の約束です。
ただこの世にいる時だけ一緒になりましょう
という約束ではありません。

時々私たちは、先生の約束を破ることがあります。
先生の前で神に誓った霊能者たちは、その約束を忘れました。
ところが、先生はそういった方に対しても、
約束を破棄しませんでした。

先生との約束を破ったのをよく御存じでありながら、
先生は相変わらずその人のためにお祈りし、
約束を守られました。

さらに約束を守らないばかりでなく、
かえって反対したとしても、
先生はその人との約束を守りました。

そうなった場合、その人を代えても、
ほかの人を立てて、先生との約束を守らせていくのです。


私たちは、相手が約束を守らないと
「あなたとは絶交します」と宣言して別れます。
国際関係もそうなって戦争が起こるのです。

神と人間との間、あるいは先生と私たちの間において、
もし神がそして先生がそうなさるならば、
私たちはどうなるのでしょうか。
そこでは永遠も理想も考えることができないでしょう。

リーダーと教会員との間において、
リーダーが約束を守らないことがたびたびあった時に、
教会員はどうしたらいいのですか。

一つ私たちが忘れてはいけないことは、
相手が約束を守らなくても、こちらが守ったならば、
前よりもっといい相手が必ず出てくるということです。
そのことに対して、確信をもってほしいのです。

教会員とリーダーとの間で約束したにもかかわらず、
教会員は守り、リーダーが守ってくれなかったという時に、
その後もその教会員が約束を守っていくならば、
もっと高い次元でそれを補ってくれる主体者が、
必ず出てくるということです。

もっといいリーダーが出てくるということです。
メンバーが約束を守らない時には、
前よりもっといい教会員が現れるということです。
それはなぜでしょうか。

相手が約束を守らない時には、こちらも守りたくないのです。
しかし、死んでも守りたくないのを
守ることによって、自己の限界を超えるからなのです。

金元弼(ウォンピル)先生
平壌開拓から興南解放
第四章 天情と人情
「神は約束を守る」

信仰生活シリーズ 6
伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道」 
金元弼(1998年7月1日発行)
*『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題


約束を守る。。。
これは本当に重要なことです。

人類は神様との約束を破ったにも拘わらず、
神様は、約束を守り続けておられることが感謝でなりません。

また、神氏族メシヤの使命を与えられているのに、
私たちはその約束を果たすことができませんでした。

さらには、統一教会から家庭連合になり、
個人の救いから、家族救援時代に入ったにも関わらず、
家庭全体が神様の元に帰ることができていない現実もあります。

また、神様との約束も重要ですが、
人との約束を守ることもとても重要です。

神様との約束と人との約束、どちらが大切ですか?
そのように尋ねられたら、
どちらも重要です。
と答えなければならないと思います。

教会の組織改革もその点も含まれているのではないか、と思います。
摂理を優先してきた部分もあったかも知れません。

しかし、世間に認められることを考えると、
それだけではいけないのだと思います。

神様は、今の状況であっても、
世界平和、そして天国実現という約束を
必ず私たちに与えてくださるはずです。

その神様の願いに応えるためにも、
私たちも、約束を受けるにふさわしい、
内外の器を備えていく、今この時であることを思うのです。



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posted by ten1ko2 at 09:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 金元弼先生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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